KDDI研究所は、腕を振る動作を加速度センサーで検知し、登録したパターンと比較する動作認識技術を開発し、加速度センサー搭載型の携帯電話を使って本人認証する「腕振り認証システム」を実現した。 今回発表された動作認識技術は、同研究所と東京工業大学の羽鳥好律研究室が開発したもの。発表によれば、腕を振る際には、腕の長さや筋肉の付き方による特徴のほか、握り方や癖など、本人だけの特徴が反映される。検証の結果、腕を振る動作は、本人であれば再現しやすい一方、パターンを他人に見られたとしても再現されにくい特徴という。 「腕振り認証システム」は、腕を振るというシンプルな動作で認証を行うもの。指紋や顔写真はコピーされると再利用できないが、腕振り動作が他人にコピーされたとしても、新たなパターンを再登録すれば良いという点もメリットの1つとなっている。時間とともに変化するという点については、最新の動作パターンを反映さ