電気自動車のゼロスポーツが破産申請へ 郵便向け大口解約 2011年03月01日16:27 各務原市の電気自動車(EV)メーカーの「ゼロスポーツ」(中島徳至社長)が、岐阜地裁に自己破産を申し立てる準備に入ったことが1日、分かった。 同社は昨年、日本郵政グループの郵便事業会社と結んだEV1000台の納入契約について、郵便事業会社から納期の遅れなどを理由に解約され、約7億円の違約金を請求されていた。 ゼロスポーツは1994年設立のベンチャー企業。早くからEVに目を付け、98年から開発を始めた。2003年には国内17番目の自動車メーカーとして認証を取得。10年には大手自動車メーカーを押しのけ、郵便事業会社と郵便集配用EVを1000台納入する契約を結ぶなどEV技術が高く評価されていた。