ほんとの雑談です。 きのう、こちらの記事を読んでいて思い出したのだが、ぼくが子どもの頃、つまり70年代の中頃かと思うが、父親の本棚に何冊か実存主義関係の本があった。 その頃は、たぶん戦後何度目かの(二度目、三度目?)「実存主義ブーム」も終わってたはずで、哲学書など読みそうもない父の本棚になぜそういう本があったのかは不明。 ぼくが読んだのは、ジャン・ヴァールの『実存主義的人間』という本、それからカール・レーヴィットのたしかハイデガー関係の本。 前者は、そんなに専門的でなくて、「実存主義の源流と歴史」みたいなことが書いてあったと思う。 それから、ハイデガーと並ぶサルトル以前の実存主義の大御所と言われていた(といっても、どちらも自分は実存主義者じゃない、と言ってたのかな?)ヤスパースの『理性と実存』という薄い本があった。 実存主義関係で、日本で最も扱いの悪い思想家は、サルトルよりヤスパースの方で