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2006年11月30日のブックマーク (5件)

  • マルチチュード論はアナーキズムか? - 猫も歩けば...

    柄谷行人さんは『世界共和国へ』(岩波新書、isbn:4004310016)でネグリとハートの「マルチチュード」論を批判していた。 今回、読み直してみると、柄谷さんの批判は、ネグリとハートの「マルチチュード」論は、プロレタリア革命論のプロレタリアートを「マルチチュード」に置き換えたに過ぎないもので、その国家廃棄論はプルードンのアナーキズム(柄谷さんは「アナキズム」と書く)の過ちを繰り返すものに過ぎない、ということだ。 しかし、ネグリとハートは、『マルチチュード』で、自分たちの「マルチチュード」観はアナーキズムではないと書いている。 私は柄谷行人やネグリやハートほどものを読んでいるわけでも知っているわけでもないけれど、両方のを読んでみると、どちらの言い分にも半分賛成で半分反対というところだ。でも、少なくとも柄谷さんのについては、ネグリとハートをまじめに相手にするのであれば、もっとちゃんとそ

    マルチチュード論はアナーキズムか? - 猫も歩けば...
    sarutora
    sarutora 2006/11/30
    柄谷の批判に対する批判
  • 九州帝國ブログ板:筋金入りの<市民>は逆風に吹かれながら廃墟を見ている - livedoor Blog(ブログ)

    教育法改正のための審議が国会で再開され、国会周辺のみならず全国で良識派たちが青ざめている。そんな状況を横目に、これまで当に教育法を武器にしてたたかってきた人こそが、ある種冷めた目で事態を見ている…。 いま騒いでいる人たちは一体これまで何をしてきたのか、教育法や憲法を使ってたたかってきたのか…? 教育法が変えられ、あるいは憲法が廃棄されたら、たたかうことは不可能なのか? これは政治情勢に即して何らかの「反対」・抵抗の声を上げようとする人につきつけられる強烈な問いである。「それでもたたかうしかない」という、継続的でしたたかな覚悟を決めている人は、メディアの恣意的な報道を通じて伝わる事態を前に、イチイチ慌てふためいてなどいられない、ということなのだろう。例えばいま、圧倒的に軽視されている労働関連法が、経団連の差し金一つで根こそぎにされたら、またぞろいままでどこで何をやって

    sarutora
    sarutora 2006/11/30
    >ある政治状況の変化に反応して、事態に関心のある人が集まり声を上げる…それも大事かもしれない。しかし反対の声を上げてアリバイを作るかのように集まるまで、その人たちが何をしていたかも問われるだろう。
  • 九州帝國ブログ板:デモを管理したい英国警察 - livedoor Blog(ブログ)

    Police want power to crack down on offensive demo chants and slogans デモで「攻撃的」なメッセージを発する掛け声、プラカード、鉢巻…などを取締りの対象にしようとする英国警察に関する記事。常に「過激派(この記事の場合イスラム系)」と「良識派市民」の線引きが行われながら、根こそぎ国家権力の言い分が通っていくのが現実だ。 少なくともデモの表現をどうするか、などというのは市民の領域の問題であって、警察/国家権力などが介入すべきものではない。権力の側から「良識派市民」であると規定されることなど恥ずべきものでしかない。 僕らも放っていたら警察(特に公安)が調子に乗るので、近々そういう抗議の申し入れを警察相手にやります。警察は自分らが「適切に職務を遂行している」と当に思い込んでいるし、普通のヒトタチもそう思い込んでいる。そういう

  • 自民党に投票させないプロジェクト開始 - そぞろ日記

    「私の住民税が3倍になっているんです。計算間違いじゃありませんの?」 彼女は常日頃、小泉純一郎はいろいろと言われているけれど(以下、()内心の叫び。そうか?あれだけ売国的な酷い政策を目白押しにした割には高支持率だったよなぁ)、何十年も経ったらもっと評価されると思うの。と、年甲斐も無く目をハートにしながら力説している高齢の女性だ。 しかも、石原チンと面識があるらしく、これまた目をハートにしながら、彼の暴言について「弱者に対して暴言を吐くのはどういう理由があっても許せない」と言う私に対して、「お父さんを早くに亡くして(?)、弟さんが(裕次郎のことか?)ぐれてたいへんだったのにいいお兄さんだったのよ」と、弱いものいじめの暴言を吐き散らすこととは全く関係の無いわけわからん擁護をする方だ(あ、事実を書いているだけで私は彼女に悪意を全く持っていないので悪しからず)。 石原慎太郎の言うとおりなのだろうか

    自民党に投票させないプロジェクト開始 - そぞろ日記
    sarutora
    sarutora 2006/11/30
    同僚の石原・小泉好きのB層老女に次回の都知事選挙で、慎太郎に投票させないネタ
  • ウチノバカムスコ - 天のさだめを誰が知る!?

    アンデルセンの『絵のない絵』を読み終える。ひとつひとつの話がこちらに要求してくる解像度の密度が濃いので、きのう一日で読み終えるつもりが、意外に時間が掛かった。 まず、描写が巧い。そして、幼い子供と動物へ向けられる目は常に変わらず温かいが、大人やその社会には、なんと冷めた目を注いでいることか。アンデルセンもまた、怖ろしい作家のひとりであったのだ。 会社の近くの某大型古書店の百円棚を漁った以外は、のらのらと仕事。 ジュンク堂をぶらついていると、永久放置かと思っていたサルトルの長大なフローベール論『家の馬鹿息子』の翻訳第3巻が、第1巻と第2巻の新装版と共に出ていて、先日のドゥルーズの『シネマ』のとき以上に吃驚する。 巻末の海老坂武のあとがきによると、平井啓之、海老坂武、鈴木道彦、蓮實重彦の四人の訳者のうち、三人は15年前には翻訳を終えていて、一人の遅れの所為でこんなにも第3巻の刊行が遅れたと云

    ウチノバカムスコ - 天のさだめを誰が知る!?
    sarutora
    sarutora 2006/11/30
    海老坂さん、後書で、三人は15年前には翻訳を終えていて、遅れた一名と、督促を積極的に行わなかった人文書院にも怒りを爆発させているそう。犯人は後者に1000ハスミン