■役人天国になりがちな増税国家 ◆退院直後にハードワーク 先月30日ようやく景気対策のメニューがでてきた。と思ったら、麻生首相の記者会見では3年後に増税するともいう。もちろん、景気回復などが前提条件というが、これでは景気対策効果を自ら否定しているかのようだ。麻生首相は経済通がウリだが、その看板にかげりがみえる。全治3年といいながら、退院したらすぐに猛烈な残業・トレーニングを開始するという。普通であればリハビリをして体調の完全回復を待つのが筋である。今回の不況が100年に1回のものであるかどうかはおくとしても、退院したらただちに毎日8時間働いた後、4時間の残業をし、さらに4時間のトレーニングをしたら、また病気になってしまう。 財政再建の必要性を政府は主張する。その説明の中で、日本には現時点で981兆円も借金があり、赤ん坊も含めた国民1人当たりの金額は800万円にものぼるという。ま