プロ野球巨人の清武英利球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM)は11日、文部科学省で記者会見し、内定していた巨人のコーチ人事を読売新聞主筆で巨人会長の渡邉恒雄氏が覆そうとしているとして、渡邉氏の言動を強く批判する声明を発表した。今後の渡邉氏の対応次第では、法的措置を講じることも検討していると明らかにした。 清武代表は渡邉氏が今月7日に桃井恒和オーナー兼社長をオーナーから外す内示を出したことを明らかにし、会見では「代表でもない渡邉氏が、その一存で社長である桃井氏からオーナー職を剥奪することは、伝統球団の名誉をおとしめる」と語気を強めた。 清武代表によると、桃井オーナーと原辰徳監督で協議し、ヘッドコーチは岡崎郁氏と内定し、11日に契約書を交わす予定だったという。10月20日に清武代表と桃井オーナーは読売新聞本社で渡邉氏に、岡崎氏がヘッドコーチに留任することを含むコーチ人事の内容や今後の補強策につい