――東洋経済オンラインで展開したキャンペーン「硬派なニュース、もっと読もう」について、もう少し深くお聞きしたいと思います。 個人的には今回のキャンペーンの趣旨に100%共感しています。内部へのアピールという狙いについても「なるほど」と納得しました。しかし、読者に対してどのくらいキャンペーンの実効性があるかというと、そう簡単には読者やユーザーは変わらないのではないかと思います。これを変えようとすると、パブリッシャーのビジネスのあり方自体を考えないといけないのではないでしょうか。 要するに、編集権をプラットホーム、キュレーションサイトに渡すということについて、そろそろ真面目にその是非を考えるべきではないのか、ということです。 今はページビュー(PV)にしても、どういう風にして記事が読まれたかは簡単に計算できるようになりました。どこのサイトから読みに来ている人が多いのか、検索して読んでもらってい