インド北東部には、約2700年前にイスラエルを離れたユダヤ人の末裔(まつえい)だと信じる人々がいる。「ブネイ・メナシェ」と呼ばれ、ユダヤ教の教えを守って暮らす。その容姿は日本人のようだ。悲願であるイスラエルへの「帰還」が進むが、その背景にはイスラエル側の政治的な思惑も透ける。【インド北東部マニプール州で松井聡】 インド北東部マニプール州チュラチャンドプール。ミャンマー国境に近く、約27万人が住む同州第2の都市だ。モンゴロイド系で日本人に似た顔つきの少数民族が多く暮らす。ブネイ・メナシェは、ここを中心に約6000人が住む。その大半が、イスラエルへの「帰還」を求めている。
![「消えたユダヤ」の末裔? 少数民族「ブネイ・メナシェ」 数世紀かけインド移住説 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b4ec65a7c4c0814af8983f941e90ff27e16320e1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2021%2F05%2F17%2F20210517ddm007030156000p%2F0c10.jpg%3F1)