「あえてカルデロンの地元でデモをしたのは、市民にも地元行政にも、もっと危機感を持ってもらいたかったからですよ。国外追放はかわいそうだというお涙頂戴報道が溢れるなか、地元では問題の本質が少しも理解されていない。国外追放反対の署名活動までおこなわれていますからね。 密入国した犯罪外国人を放置しても、本当にかまわないのか。我々はそのことを訴えたかったんです。そもそもカルデロンがかわいそうだという主張は、正規の手続きを経て日本に来ている外国人に対しても失礼な話じゃないですか」 「不法入国を許すな」という訴えが、ある一定の層に対して相当に強力な説得力を持つのは事実だろう。福岡支部の彼女も、そこに在特会の"正義"を見たのである。 「法律違反を許さない、犯罪を許さないというのは、当たり前の主張じゃないですか。でも、その当たり前のことを堂々と口にできないのが今の日本なんです。在特会は、そんな状況に対して正
![ごく普通の若者がなぜ「レイシスト」に豹変するのか?(安田 浩一)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3ec2a3b4a685839e5da2692ff133e89e902692bc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2F5%2F1200m%2Fimg_5551c1f48f7e5a3edfe69a12be5d221a43111.jpg)