2011年8月 3日 from 東日本大震災 岩手県は一つの県で四国と同じくらいの面積を有する巨大な県であり、南北に長い。北部と南部では文化が全く違い、伊達藩の文化圏である南は米作中心の文化であり、南部藩だった北部では長いこと米ができにくく雑穀文化であった。全く違う文化圏であり距離も長い。 このたび岩手県の全域で肉牛の出荷停止指示が出たが、短角和牛のメイン産地である北部では、ほとんど影響がないことが推測される。先日、京都の焼肉店・きたやま南山が独自に検査機関に調査依頼をして、岩泉・二戸・久慈のメイン産地の牛の個体の放射性物質検査をしたところ、セシウムについて「検出せず」という結果が出て、大いに食べようということになったばかりだ。 稲わらの問題が非常に不安視されているが、短角和牛の生産農家は稲わらに頼らず、デントコーンサイレージなどを食べさせる。その方が経済性が高いからだ。けれどもおそらくそ