前回お話した古代ローマのレシピを残した偉人アピーチョ(=アピシウス)の続きです。 お付き合いのほどよろしくお願いいたします。 食通で浪費家としても当時名の通っていたApicio(アピーチョ=Apiciusアピシウス)を、この浪費家を、セネカやタキトウスからは「彼には内面的な弱さがあった」と酷評。 セネカとは、ルキウス・アンナエウス・セネカ(紀元前1年—68年)政治家でストア派哲学者で詩人。第5代ローマ皇帝ネロの家庭教師とも知られる。 タキトウスはコルネリウス・タキトウス(55-120年ごろ)政治家で歴史家。共和制時代からの伝統的な元老院主導の政治を懐かしむ傾向が強く、元老院を重んじた皇帝(トライアヌス)達の評価は高いものの、対決姿勢の皇帝(テイベリウス・ドミテイアヌス)からの評価は低かった。 倫理観の高いアウグストウス時代に対し、この時代は多くのローマ人に好評だった乱痴気騒ぎのキュベレー崇
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