道南の福島町の元町長が企業誘致に絡んで賄賂を受け取った罪に問われている事件で、贈賄の罪に問われているIT関連会社の元役員の初公判が函館地方裁判所で開かれ、元役員は起訴された内容を認めました。 福島町の元町長、佐藤卓也被告が初当選した3年前の町長選挙の直前、企業誘致に絡んで賄賂を受け取った罪に問われている事件では、東京のIT関連会社の元役員、小鹿昭義被告(63歳)が現金100万円を渡した贈賄の罪に問われています。 21日、函館地方裁判所で開かれた初公判で、小鹿被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。 検察はその後の冒頭陳述で、「被告は元町長が『会社が福島町に進出する際は条例を改正して助成する』と申し出たのに対して選挙資金を名目に賄賂を渡した」と指摘しました。 一方、この事件で佐藤元町長は一貫して無罪を主張していて、担当する弁護士は今後の裁判で真実を明らかにして無罪判決を