東京五輪、ボランティア参加で単位認定する大学続々 「大学は何をする場なのか」「災害ボランティアも単位認定しては」と疑問相次ぐ 「国家総動員」とも揶揄される東京五輪・パラリンピック。大会運営には膨大な数のボランティアスタッフが必要になるが、学生が参加しやすいよう、ボランティアを単位認定する大学が出てきている。 多数の金メダリストを輩出している日本体育大学もそのうちの1つ。大会期間中は授業を実施しないこともすでに決めており、同校担当者は、「一大スポーツイベントを肌で感じてほしい」と話している。具体的に何単位認定するかは検討中だという。 「大学はいろんなかたちで食い物にされつつある」と大学関係者 NHKが都内の国公私立大学119校を対象に調査したところ、79校は、ボランティアに参加しやすいよう、大会期間中は授業や試験を実施しない予定だという。また、ボランティアへの参加を単位として認める大学は4校