同級生から無料通信アプリ「LINE(ライン)」の書き込みなどでいじめを受けた熊本市の県立高1年の女子生徒(当時15歳)が2013年8月に自殺した問題で、熊本県の第三者委員会は14日、女子生徒へのいじめを認めた上で「自殺の直接の原因は特定できない」としていじめと自殺の因果関係は不明とする調査結果を蒲島郁夫知事に答申した。 県教委が設置した学校調査委員会は昨年2月、女子生徒が同級生からラインに「レスキュー隊を呼んでおけ」と脅迫めいた書き込みをされるなど5件のいじめを受けたとした上で、自殺の直接的な原因とは言えないとする報告書を発表。これを不服とする遺族が県の第三者委に再調査を求め、第三者委は昨年5月から調査していた。