薬物依存症からの回復支援施設「ダルク」の退所者のうち15.1%が就職し、経済的に自立した生活をしていることが6日までの厚生労働省研究班の全国調査で分かった。実家からの支援や生活保護の受給なども含めれば37.8%が施設を出て地域で生活していたという。研究班は2016年度に調査を実施、全国の52施設から回答を得た。16年9月30日時点でダルクの定員の合計は1518人で、利用者数は972人。15年度
薬物依存症からの回復支援施設「ダルク」の退所者のうち15.1%が就職し、経済的に自立した生活をしていることが6日までの厚生労働省研究班の全国調査で分かった。実家からの支援や生活保護の受給なども含めれば37.8%が施設を出て地域で生活していたという。研究班は2016年度に調査を実施、全国の52施設から回答を得た。16年9月30日時点でダルクの定員の合計は1518人で、利用者数は972人。15年度
誘導されてがれきの中を移動する松末小の避難者=福岡県朝倉市松末周辺で2017年7月6日午前10時15分、森園道子撮影 福岡・大分で続く大雨災害では、孤立した住民本人や、連絡がつかない関係者を気遣う人たちからの救助を求める投稿が、ツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上で相次いだ。投稿を読んだ人が被災者に代わり救助要請するケースにもつながっている。 福岡県東峰村の北里弘亨さん(35)は、車で避難移動中の5日夕方に林道の土砂崩れに見舞われ、フェイスブック(FB)で「消防も救助に来られない」などと孤立した状況を伝える写真を投稿。知人が行政にヘリコプターでの…
2025年には5人に1人、全国で700万人にも達すると言われる認知症。そんな中、4月26日から4日間にわたり、世界各国から認知症の人や家族、専門家ら4000人が集まる「第32回・国際アルツハイマー病協会・国際会議」が京都市で開かれた。会議では、各国の認知症対策、最新の治療や予防、まちづくり、認知症と災害などについて意見が交わされた。今回はその中から「認知症にやさしいまちづくり」を取り上げ、専門家を交えて語り合った。2017年5月1日放送TBSラジオ荻上チキ・Session22「京都で開かれた国際会議でも主要なテーマに!認知症700万人時代に向けた街づくりとは?」より抄録。(構成/大谷佳名) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマ
<大阪の西成で調査や支援活動に携わってきた社会学者による『貧困と地域』で知る、スラムとドヤの違い、知られざる釜ヶ崎(あいりん地区)の姿> 『貧困と地域――あいりん地区から見る高齢化と孤立死』(白波瀬達也著、中公新書)の著者は、長年にわたり大阪の西成で調査や支援活動に携わってきたという社会学者。自身が就職氷河期を通過してきた「ロスト・ジェネレーション」であるため、貧困問題には当事者感覚があったのだという。 そこで"漠然とした問題意識"を背景としてホームレス問題を研究対象に定め、あいりん地区でフィールドワークを実施するようになった。そうした経験を軸としたうえで、同地の貧困問題を検証したのが本書だ。 本書は、あいりん地区を通じて、「貧困の地域集中」とそれによって生じた問題を論じるものだ。あいりん地区の歴史的背景を踏まえ、この地域が被ってきた不利を明らかにし、それに対してどのようなセーフティネット
市住入居者の高齢化進む 自治会活動に支障も-苫小牧市 苫小牧市が市営住宅の入居者の年齢構成を調べたところ、65歳以上の人がいる世帯割合は、全入居世帯の50%を超える実態が明らかになった。入居者の高齢化に加え、低…
公益財団法人「日本対がん協会(会長・垣添忠生)」は、6月1日、「がんサバイバー・クラブ」(https://www.gsclub.jp/)を立ち上げました。がんサバイバー・クラブは、『がんサバイバー本人の「治りたい」「普通の生活がしたい」という思いや、家族や大切な人を「支えたい」という気持ちに寄り添う』場です。 「がんサバイバー・クラブ」ホームページ 「がんサバイバー・クラブウェブ」サイト URL : https://www.gsclub.jp 「がんサバイバー・クラブ」Youtube チャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCXcnxBNbG4uHSQvlvSc0MQg がんサバイバー・クラブのウェブサイトは、独自情報のほかにリンク先を充実させ、がんサバイバー・クラブのサイトに来れば、治療から就労などまで、がんに関する「知りたいこと」の正確な情報を提供
国立京都国際会館(京都市左京区)で4月に開かれた「第32回国際アルツハイマー病協会国際会議」で、認知症に関わる国内の当事者組織5団体が、各都道府県にある拠点を記した日本地図を発表した。各団体は「同じ立場の人とつながることで、希望がみえることもある。困っている人は、どこかの団体に連絡してほしい」と呼びかけている。(加納裕子 スタートラインに 5団体は、認知症の人と家族の会▽レビー小体型認知症サポートネットワーク▽男性介護者と支援者の全国ネットワーク▽全国若年認知症家族会・支援者連絡協議会▽日本認知症ワーキンググループ。地図を見れば、すべての都道府県にいずれかの団体の拠点があることが一目で分かる。 国際会議では4月27日、5団体の代表がセッションを開き、それぞれの活動を紹介した。会場の男性から「5団体が連携し、国家的な政策をまとめられないか」との声が上がると、「全国若年認知症-」の代表者が「5
大さんのシニアリポート第54回 先日、久しぶりに常連の鎌本(仮名)さんが入亭された。開口一番、「元気になったので、預けておいた鍵を返して欲しい」という。鎌本さんは、今年1月から2月にかけ、救急搬送された2件の事例の1人。合い鍵がないばかりに救出に手間取り、容態を悪化させた。「ハッピー安心ネット」の話をしたものの興味を示さなかった。1本の鍵の有無で救出に手間取ったのだ。そのとき関わったスタッフや常連客の、「仲間を救出したい」という“熱い思い”を私は忘れない。にもかかわらず回復し、健康を取り戻せば鍵の返却を求める。鎌本さんは、数カ月前の“悲劇”を忘れたとは思えない。いいにくいのだが、それほど遠くない時期に、再び救急搬送されることになるだろう。そのとき、(自分の意思で)「ハッピー安心ネット」に加わらなかった人に、前回のように“熱い思い”で救出にあたる仲間はいないような気がする。 それにしても「公
大さんのシニアリポート第54回 いつもの「サロン幸福亭ぐるり」(以下「ぐるり」)の常連客の話。今年の1月から2月にかけ、高齢夫婦と独居高齢者の緊急搬送に関わった。高齢夫婦は施設への入居まで、一命を取り留めた独居高齢者はアフターケアまで行った。2組とも子どもとの縁が薄く、ほぼ見捨てられた状態だったことも報告した。認知症や寝たきりになる確率が非常に高い常連の高齢者自身、「自分の身は自分で守る」という意識に欠け、興味も示さない。何故? 「ぐるり」(前身は「幸福亭」)を運営して今年で10年になる。5月27日(土)に、ささやかな記念パーティを開く。10年で2万人以上の来亭者があり、30人ほどの利用者が施設などに入居され、鬼籍に入られた。「ぐるり」のコンセプトは、「現場主義」である。「現場で起きている問題を直視」し、「解決法を模索」。方針が確認されたら、「解決に向けて努力する」ということだ。そのひとつ
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