高齢者の社会参加を促進するために静岡県が2016年度から始めた「壮年熟期(66~76歳)活躍プロジェクト」が成果を見せ始めている。9、10月に開催したシニア向けの地域活動や求人を紹介するフェアには約900人が来場。社会参加のノウハウを学ぶ講座や就労体験も好調で、活躍の場を求める高齢者の広がりがうかがえる。 県は10月から12月にかけて、NPOの仕組みなど社会参加の知識を学ぶ複数回の講座を県内3カ所で実施中。フェアに参加した高齢者を中心に募集し、100人以上が受講している。袋井市では女性受講者が11月、ノウハウを生かして地域住民らに集いの場を提供する「居場所づくり」の実践例も生まれている。 今月10日には高齢者約20人が浜松市北区のミカン農家で就農体験を行った。「体を動かしたい」「ボランティアで農家を助けたい」という高齢者と、収穫期の人手不足に悩む農家の思惑が一致し、地元JAもシニア世代
![高齢者の社会参加促進 静岡県「プロジェクト」が好調|静岡新聞アットエス](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06dca2b8d559417d9413a8f82c6bfe857aba4948/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.at-s.com%2Fnews%2Fimages%2Fn31%2F305885%2FIP161128TAN000101000_O%255B1%255D.jpg)