札幌市立大学は、音楽に合わせてゲーム感覚で手話を学習できるシステムを開発した。歌詞を表現する手の動きを赤外線センサーで検知し、手話の正確さを点数で表す。子供から大人まで幅広い層が楽しめる装置として早期に実用化したい考えだ。松永康佑講師らが開発したシステムは、画面にCG(コンピューターグラフィックス)で作ったキャラクターが登場し、音楽の歌詞に対応した手話の動作を映す。プレーヤーは映像をまねして手
最近作成したWebサイトをデザインしたとき、特別なニーズや障害のある人にとってサイトがアクセシブルになるためにどのくらいの時間と労力を使いましたか。たぶん、多くの答えは「なにもしていない」だと思います。しかし、インターネットユーザーの中には、色を区別したり、テキストを読んだり、マウスを使ったり、あるいは、単にWebサイト構造が複雑でナビゲートするのに問題があるために、サイトのアクセスに苦労する人がたくさんいることを否定する人はいないと思います。 アクセシビリティへの配慮は、チェックしたり、解決策を実装したりするのに労力がかかるので、無視されがちです。Web開発者は根本となる基準を知っておくだけでなく、その基準が満たされているか常にチェックしなければなりません。自動的に基準をチェックして、もっと簡単にアクセシブルなWebサイトをつくれないでしょうか。 この記事では、作成するサイトやアプリケー
LITALICOは、発達障がいの子どもの学びや生活を支援するアプリとして、音声で意思を伝えることが難しい子どもをサポートする絵カード・コミュニケーションツールと、言葉の理解を楽しくトレーニングできるパズルゲームの2つのアプリを開発、4月から配信を開始したことを明らかにした。 LITALICOは「社会課題を技術で解決する」をテーマに、教育・福祉分野のデジタルコンテンツ開発に着手、同社が教育事業で行っている指導をベースにして、発達障がいの子どもの課題に特化して学びをサポートするアプリを開発し世界へ向けてリリースした。 「えこみゅ (海外タイトル : Card Talk)」は、発達上の困難のために、音声を発して意思を伝えるコミュニケーションが苦手な子どもが使用するコミュニケーションアプリ。イラスト (絵) カードを使って音声でのコミュニケーションを代替することで、子どもの特性に合わせたコミュニケ
音の振動を利用して音楽を楽しめるスピーカーを九州大の大学院生3人がデザインした。「聴覚障害者も体全体で音楽を感じてもらえれば」というアイデアの独自性が評価され、工業製品のデザインを競うアジア大会で最優秀賞に輝いた。 受賞したのは九州大学大学院芸術工学府修士2年の水野諒大さん(24)、小川慧さん(24)、河野圭紀さん(24)。3月に台湾で開かれた大会で7カ国・地域の学生代表11チームの頂点に立った。主催した設計ソフトウェアの開発・販売大手「オートデスク」(本社・米国)によると、大会は人材育成のため毎年開催しており、日本人の最優秀賞は8回目の今回で初めて。 昨年の国内大会で、水野さんは「マドラーなしで粉末を溶かすコップ」でものづくり部門の最優秀賞を獲得した。側面や底に突起を付けたコップを3Dプリンターでつくり、水と粉末を入れて手で回すだけで簡単に溶かせる仕組みだ。 これでアジア大会の出場権を得
香港に拠点を置くスタートアップ企業の中国MoNi Studio Interactive Interior Design社は、室内用のスマート車椅子「Easiseat」を「香港エレクトロニクス・フェア」(会期:2017年4月13~16日)に出展した。高齢者や身体障害者に向ける。
国土交通省は、障害者差別解消法に基づく航空旅客ターミナル事業者向けの対応指針を策定した。 2016年4月1日に施行された「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)では、障害を理由とする差別を解消するための措置として、民間事業者に「差別的取扱いの禁止」「合理的配慮の提供」を求めている。 国土交通省では2015年11月、所管する事業向け対応指針を策定し、特に不動産業関係、鉄道事業関係など、9事業については個別具体的に対応のあり方をまとめている。 今回新たに追加する「航空旅客ターミナル施設事業」は、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」「観光立国実現に向けたアクションプログラム2016」に指針を追加するとされていたもの。 これを受け、国土交通省では、障害者団体や事業者団体からの意見も踏まえ、「航空旅客ターミナル施設事業」についての対応指針を策定し、国土交通省の対応指針
コミュニケーションロボット市場は2020年に87億円へ、介護需要と東京五輪で拡大:ロボット開発ニュース 矢野経済研究所が、国内コミュニケーションロボット市場の調査結果を発表。介護用途や、東京オリンピック・パラリンピックに向けた観光案内、多言語対応用途などでロボットの導入が進み、2020年度の国内市場規模を87億4000万円になると予測する。 矢野経済研究所は2017年3月28日、国内のコミュニケーションロボット市場に関する調査結果を発表した。同調査は、コミュニケーションロボットメーカーや研究開発企業、関連団体、関係省庁などを対象としたもので、同年1~3月にかけて、面談や電話、電子メールによるヒアリングと文献調査を併せて実施した。 調査結果によると、2015年度の国内コミュニケーションロボット市場規模は23億8500万円(メーカー出荷金額ベース:以下同)で、前年度比279.9%と大きく伸長し
点字読者にも快適タブレットを。ウィーン発の点字「BLITAB」は点字の表示数が違う2017.01.21 18:0511,032 塚本 紺 ただのタブレットではなく、点字読者のためのプラットフォーム。 デジタルデバイスは軒並みタッチスクリーンが標準となりました。しかしウィーン発のタブレット「BLITAB」は通常のタブレットとは違っています。iPadと同じ大きさでありながら、画面の大部分に広がるのは多数の穴になっています。「BLITAB」はこの穴から点字の突起を出すことで、点字読者が利用できるタブレットとなっているんです。 公式ウェブサイトでは、詳しい使い方について次のように説明しています。 BLITABはタッチナビゲーション、テキスト読み上げアウトプット、そしてパーキンス式点字キーボードを通じて点字読者・非点字読者に全く新しいユーザー体験を提供します。 またUSBメモリ、インターネット、NF
株式会社オリィ研究所(本社 東京都三鷹市、代表取締役 吉藤健太朗)は、デジタル透明文字盤 OriHime eyeの無償モニターを10名限定で募集開始した。 対象者は現在他の意思伝達装置をお使いでない方など幾つか条件があり、期間は基本30日間、条件を満たすと最大半年間無償で使うことができる。 株式会社オリィ研究所(本社 東京都三鷹市、代表取締役 吉藤健太朗)はデジタル透明文字盤 OriHime eyeの無償モニターを10名限定で募集開始した。 OriHime eyeとは、難病患者と周囲の人との意思伝達に使われている”透明文字盤”をデジタル化し、手足が動かせない状態まで症状が進行した人でも簡単に文字入力、発話ができる意思伝達装置である。すでに日本全国のALSをはじめとする難病患者の方々に導入され、高い評価を受けている。 OriHime eyeは慣れれば1分間に30文字前後の入力が可能で(*1)
ホーム ニュース 視覚障害者によるゲームの楽しみ方を伝えるイベント「目が見えなくてもスト2はできる。全盲ゲーマーと対戦!」が3月25日開催へ アクセシビリティキャンプ東京実行委員会は、視覚障害当事者たちが普段どのようにゲームをプレイしているかを伝えるイベント「目が見えなくてもスト2はできる。全盲ゲーマーと対戦!」を3月25日に開催する。入場料は無料で、現在「connpass」を通じて参加者を募集中だ。 アクセシビリティキャンプ東京とは、「アクセシビリティ」をテーマとしてさまざまな立場の人たちが交流するイベントである。今回は「ビデオゲーム」を題材に、全盲や弱視の方々がいかにゲームを普段楽しんでいるかが、4人の登壇者のトークセッションと実演を交えて伝えられていく。アクセシビリティの情報サイト「AccSell」主宰であり、『ロードランナー』『NetHack』などにハマった過去を持つ中根雅文氏。W
近年、「人工知能(AI)の台頭により人間の職が奪われる」という考えが散見される。ところが、米トランプ政権が誕生する数日前、ルーダーマン家族協会(Ruderman Family Association)および米国の未来エネルギーを確保する団体(Securing America’s Future Energy = SAFE)を経て米政府に提出されたルーダーマン(Ruderman)白書は、自動運転車両が障害者にもたらす影響について述べるなかで、AIが障害者雇用の門戸を開くという意外な見解を提示した。 障害者の能力に見合った職種が、将来AIによって代替される可能性の高い職種とほぼ重複する点を踏まえれば、にわかに信じ難い事実であろう。自動運転車両が普及すれば、障害者にとって交通機関の利用が容易くなる。 そして、米国の障害者200万人の雇用機会の門戸が開かれ、最終的に年間190億米ドル(約2兆1470
AR・VR防災アプリ無料体験会を防災訓練者・メディア関係者向けに定期開催! アプリ一般社団法人AR防災Disaster ScopeARイベント防災 2024/06/10 18:00 視界がよりクリアに!Meta Questの最新ソフトウェアアップデート MRVRアップデートMeta Quest 2024/06/08 18:00 DNP「メタバース役所」を江戸川区に提供!来庁不要の区役所を実現 ビジネスVR大日本印刷株式会社DNPメタバース役所江戸川区東京情報デザイン専門職大学 2024/06/07 18:00 建設業向け「快測AR」リリース!3Dモデルで施工物の形状をイメージ スマホARアプリ製造業・建設業向けソリューションKENTEM株式会社建設システムAR 2024/06/06 18:00 clusterの「光と星のメタバース六本木」バーチャル文化祭7月20日から開催! スマホVRイベ
■要旨 2017年1月19日に大阪、2月3日に東京で厚生労働省の「障害者自立支援機器等開発促進事業」による「シーズ・ニーズマッチング交流会2016 ~作る人と使う人の交流会~」が開催された。主催は公益財団法人テクノエイド協会である。「障害者自立支援機器等開発促進事業」には二つの事業があり、一つは「(1)障害者の自立支援機器の開発(実用的製品化)に対する助成」であり、二つ目が前述の「(2)シーズ・ニーズマッチング強化事業」である。 「シーズ・ニーズマッチング交流会」の東京会場では、障がい者の自立支援機器開発のために公募により2016(平成28)年度の開発助成を受けた16の機器や過去の事業における様々な自立支援機器が開発企業により展示され、説明やデモンストレーションが行なわれた。多数のユーザーや福祉施設の関係者などの来場者と開発者との間で熱心な意見交換が繰り広げられた。また、開発機器も様々な技
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