新宿区は、区内のひとり親家庭を対象にした初の実態調査をし、結果をまとめた。「子どもの貧困」が社会問題としてクローズアップされるなか、支援策の参考にする。 調査は昨年8~9月に実施。離婚や、父親か母親が死別した家庭などが対象となる児童扶養手当の認定者にアンケートを送り、半分の958人が回答した。母子世帯が92%、父子世帯が4%だった。ひとり親になった理由は離婚が最多で72%、未婚が18%だった。 「働いている」割合は86%に上ったが、そのうち3割近くが転職を希望していた。理由は「収入がよくない」が半数を超えた。 生計を維持する手段(上位三つ…