元中日の今中慎二氏は右利き…左用グラブを貰って左投げに転じた 「今後、こういうピッチャーは出てこないんじゃないか」。彼が2001年に引退した時、闘将・星野仙一氏はそう話した。細身の体ながらしなやかな腕の振り、同じフォームから繰り出される150キロ近いストレートに100キロ前後のカーブ、さらには80キロ台の超スローカーブ……。驚異の60キロ差の緩急自在の投球で打者を翻弄し、中日のエースとして活躍した今中慎二氏(野球評論家)。“不世出”の左腕の野球人生は左用のグラブとの“出会い”から始まった。 大阪府門真市出身の今中氏は小学3年の時に地元の少年野球チームに入った。その時は既に左投げだったが、それまでの遊びの時代はずっと右投げだった。グラブも右用を持っていて、それを使っていた。「だって右利きですからね。字を書くのも、箸を持つのも右。もちろん、それは今もですよ。野球以外は全部右です」。野球だけ左投
![「嫌いだったんですよ、巨人が」中学生で乱闘騒動…無気力で受けた“入団テスト”](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d6191497785a2698d65c5ed052fac9fb94d5b1cc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffull-count.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F11%2F17010957%2F20231117_imanaka_ys-560x373.jpg)