ただ、メタにせよグーグルにせよ、本来それらのデータの著作権はユーザーに帰属しているため、たとえ利用規約に明記したとしても、それをAIの機械学習に使えるかどうかは法的にはグレーゾーンにあるとされる。 これと関連してくるが、昨年辺りから米国ではOpenAIやマイクロソフト、メタなどを相手に著作権侵害を理由に提訴する動きが始まっている。(近い将来始まるであろう)これらの裁判では、画像やテキストなど各種コンテンツを無断で生成AIの機械学習に利用する行為が米国の著作権法における「フェア・ユース(公正利用)」に該当するかどうかが争われることになる。 このフェア・ユースと同様の例外規定は、呼称こそ違え日本をはじめ各国の著作権法にも記されている。今後米国の裁判の行方次第では、現在の生成AIのビジネス・モデルが成立しなくなるとの厳しい見方も一部専門家の間では囁かれている。
![Metaがフェイスブックとインスタグラムの「投稿データ」を生成AIの開発に活用…「機械学習用データ」の枯渇が背景に(小林 雅一) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9eb3d7a46633f24270cb010ea61277d9b4292ff4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2Fe%2F1200m%2Fimg_4ed06affa7d6c080191ef93a739685a682417.jpg)