MonotaRO(モノタロウ)は2022年4月から稼働を開始した物流拠点「猪名川ディストリビューションセンター」(猪名川DC、兵庫県猪名川町)を2022年5月24日に公開した(図1)。800台もの無人搬送車(AGV)を導入し、作業者の歩行を徹底的に削減して生産性を向上させる。機械製品や電気製品の組み立て・加工工場ではなかなか見られない、物流倉庫ならではの方法でAGVを運用している。
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近年、工場などで用いられるAGV(Automatic Guided Vehicle:無人搬送車)について、より高度な走行制御を行うための取り組みが進んでいます。そこで、AGVの制御に小型ボードコンピュータの「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、略してラズパイ)」を活用する目的や方法について2回に分けて解説しています。 ⇒連載「ラズパイで製造業のお手軽IoT活用」バックナンバー 今回は前回の続きとして、具体的なサンプルを使って、ラズパイで制御するAGVの構造や制御プログラムについて解説していきます。 システム構成 まず、車輪にモーターを付けた2階建てのAGV模型に、モータードライバ経由で4つの車輪からの正転/逆転の信号を8箇所、ラズパイのGPIOピンに接続しています。図1に、カメラやモータードライバ基板、車輪駆動用の9V電池を搭載する1階部分と、ラズパイと超音波センサー、ラズパイの電源
ヤマハ発動機は農作業の自動化と省力化を目指して汎用性の高い無人走行車両の開発に取り組んでいる。2020年12月17日には株式会社リュードヴァン(長野県東御市祢津)のブドウ畑において、開発中のUGV(無人走行車両)を使った収穫および運搬作業の自動化を想定した試験を実施し、その様子をYouTube公式チャンネルにて公開した。 今年はブドウ収穫UGVのプロトモデルをアメリカに送って、現地で開発を進める計画。また、同時にさまざまな専門性を持ったパートナーと出会うことで、開発を加速させたいとしている。 高度な技術を獲得して幅広い活用へ 農業の担い手の労働人口不足は先進国全体の課題となっており、省力化・自動化が切望される分野。ヤマハ発動機が汎用性の高い農業用UGVの開発に取り組む中、現在、ブドウの収穫と運搬に注力しているのは、他の農作物より難易度の高い技術が求められるからにほかならない。ブドウの位置や
東芝インフラシステムズは、東芝デジタルソリューションズ(TDSL)のプライベートイベント「TOSHIBA OPEN INNOVATION FAIR 2019」(2019年11月7~8日)に出展し、リチウムイオン電池「SCiB」の産業機器向けモデル「SCiB SIPシリーズ」のAGV(無人搬送車)への採用事例について紹介した。マツダが製造ラインで活用している他、ダイヘンのAGV向けワイヤレス給電システムにも採用されているという。 SCiBは、負極材料にチタン酸リチウムを採用することで急速充電や長寿命を実現したリチウムイオン電池である。自動車向けではスズキのマイルドハイブリッドシステムなどに採用されており、2019年5月にはマツダが新型「Mazda3」のマイルドハイブリッドシステム「M Hybrid」への採用が発表された。 鉛電池の充電時間は約8時間、寿命も1~3年が一般的だが、SCiBは充電
フランス・アルストム社製の高速列車「AGV」は、大きな期待を担った車両だったが、本国フランスでは採用されなかった。その理由を解説する。 旧国鉄系イタリア鉄道のライバルとして、2012年に同国の高速列車市場に参入を果たしたのが、イタリアntv社の高速列車「イタロ(italo)」だ。オープンアクセス(列車の運行とインフラを分け、インフラ部分を別会社が持つことで、誰でも自由に鉄道市場へ参入できる制度)による参入自由化後、高速列車市場へ他社が参入したことはもちろん、民間資本の会社が高速列車を運行するということも前例がなく、全てが初物尽くしで大きな話題を呼んだ。 そのイタロに採用されたのが、フランスの重電および鉄道総合メーカーであるアルストム社が設計・製造した高速列車「AGV」だ。ヨーロッパ初の高速列車として有名なTGVの後継車と目されていた車両で、最大の特徴はそれまで動力集中方式を採用していたTG
スイッチサイエンスは、Elephant RoboticsのAGV(無人搬送車)「myAGV 2023」を同社ウェブショップにて2024年1月26日に発売した。 myAGV 2023は、2022年に登場した「myAGV」のアップグレードバージョン。新たに高性能遊星ブラシレスDCモーターを採用し、専用ディスプレイの搭載が可能になり、ソフトウェアサポートを強化した。 2D SLAMをサポートし、メカナムホイール/金属製フレームを採用して、LiDAR/カメラ/各種インターフェースを搭載、ROSによる開発が可能だ。同社のロボットアームmyCobot 280やmyArmなどと構造的な互換性があり、連携により多くのアプリケーションを実現できる。 制御部にRaspberry Pi 4Bを搭載した「myAGV 2023 Pi」と、Jetson Nanoを搭載し3D SLAMをサポートして深度カメラや3Dカメ
オカムラは、「国際物流総合展2020 -INNOVATION EXPO-」(2020年2月19~21日、東京ビッグサイト)において、物流向けのロボット製品を展示した。 同社はノルウェーAutoStoreが開発したロボットストレージシステム「オートストア」を国内向けに展開している。既にグローバルで400件以上の導入実績があり、国内もニトリの物流センターへの採用をきっかけに数十件以上が導入されている。 オートストアの高さ数m以上にもなる物流倉庫の中は、格子状に組まれた「グリッド(Grid)」が張り巡らされており、各グリッドには専用コンテナである「ビン(Bin)」が高密度に格納されている。このグリッドの上面を何台ものロボットが走行しており、出庫するビンを吊り上げて、物流倉庫の外面に設置されている「ポート(Port)」に搬送する。作業者はポートから出庫したいビンを指定するだけでよく、その場で待って
産業用ロボット向け知能ロボットコントローラー・ソフトウェアの開発・販売を行う株式会社MUJINは、「2019国際ロボット展(iREX2019)」に出展、同社ブースにて世界初「物流ロボット化トータルソリューション展示」を実施する。大幅に機能をアップグレードした最新の知能ロボットのみならず、知能ロボット周辺の自動搬送ソリューションとの連携が大きな見どころ。大迫力の展示となる。 また、同展ではMUJINの知能ロボットの原点とも言える、製造工程向けバラ積みピッキングロボットを、より導入しやすくパッケージ化した新製品も披露する。 【MUJINの見どころ】 • MUJINデパレロボット + 新AGV • MUJINピースピッキングロボット + 新自動倉庫ロボット • MUJIN単載デパレロボット 最新モデル • 完全マスターレス MUJIN混載デパレロボット • MUJIN混載パレタイズロボット •
神奈川県横須賀市にある「横須賀リサーチパーク(YRP)」で「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ2020」が2月7日と8日で開催されている。 自動運転バスの試乗や自動搬送車(AGV/UGV)、遠隔操作できる重機、小型のモビリティなど最新技術を搭載したさまざまな製品やサービスが提示されている。また、2月8日(土)は子どもたちも楽しめるキッズ・ワークショップも開催される。これには日産やトヨタ、京急などが協力している。 遠隔操作で操作できる運搬台車「運ん太郎」 ロボスタ編集部は、まずは遠隔操作で操作できる運搬台車「運ん太郎 LD09」(はこんだろう)と、日本初出展の自動運搬車「RICE」と、稼働デモを見学した。どちらもソフトバンク傘下のアスラテックが関係しているロボットたちだ。 「運ん太郎」の遠隔操作ユニット プレスリリースには「遠隔操縦ユニットは後付けで設置できるため、「運ん太郎」の本体を
小型ボードコンピュータ「Raspberry Pi(ラズパイ)」を使って、低コストかつ現場レベルでIoT(モノのインターネット)を活用する手法について解説する本連載。第8回では、工場などで用いられるAGVの制御にラズパイを活用する目的について解説する。 近年、工場などで用いられるAGV(Automatic Guided Vehicle:無人搬送車)について、より高度な走行制御を行うための取り組みが進んでいます。そこで、AGVの制御に小型ボードコンピュータの「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、略してラズパイ)」を活用する目的や方法について今回と次回の2回に分けて解説します。 ⇒連載「ラズパイで製造業のお手軽IoT活用」バックナンバー 拡大するAGV活用のニーズ AGVはこれまでも広く利用されおり既に一定程度普及しています。ただ最近は、新規ラインを構築するに当たり自動化の範囲を搬送工程ま
株式会社Doog(茨城県つくば市、代表取締役:大島章、以下「当社」という。)は、2020年2月12日から14日に東京ビックサイトで開催される「第4回ロボデックス」に運搬ロボット【サウザー】および【サウザージャイアント】を出展します。サウザーは次世代AGVとして幅広い業種業界で活用が始まっています。当日はデモンストレーションを交えながら、なぜ現場で「サウザーの無人ライン走行」が重宝されているのかについて紹介いたします。 ■ ロボデックスDoogブースのポイント 当日は下記の有益な情報をお届けします。 【ポイント①】 なぜ現場で「サウザーの無人ライン走行」が重宝されているのか。 この度、主要機能の1つである「無人ライン走行」について、国際出願特許(※1)の特許権利化が認められました。この技術が様々な現場から重宝される理由について、実演を交えながら分かりやすくご紹介します。なお、研究開発によって
現在、幅広い業界で活躍する移動ロボット。意外と歴史は古く、1980年代頃からすでに製造現場で指定の位置まで荷物を運ぶなど人の作業をサポートしてきた。最近では、そうした移動ロボットもこれまで以上に自律的に移動できるようになり、製造現場に留まらずあらゆる業種で導入されるようになってきた。ここでは、移動ロボットとして代表的な「AGV(無人搬送車)」と「AMR(自律走行搬送ロボット)」の仕組みを解説しつつ、5つの導入事例を紹介する。 株式会社d-strategy,inc 代表取締役CEO、東京国際大学 データサイエンス研究所 特任准教授 日立製作所、デロイトトーマツコンサルティング、野村総合研究所、産業革新投資機構 JIC-ベンチャーグロースインベストメンツを経て現職。2024年4月より東京国際大学データサイエンス研究所の特任准教授としてサプライチェーン×データサイエンスの教育・研究に従事。加えて
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