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シャムキャッツの検索結果1 - 40 件 / 54件

  • 日本発ブッダマシーン「天界」はこうして生まれた

    大阪在住のフリーライター。酒場めぐりと平日昼間の散歩が趣味。1,000円以内で楽しめることはだいたい大好きです。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーとしても活動しています。(動画インタビュー) 前の記事:フルーツを惜しげもなく使う「ふる里」生搾りチューハイの世界 コロナの影響はブッダマシーン専門店にも ボタン一つでお経を再生してくれる「ブッダマシーン」。中国にはブッダマシーンを作るメーカが複数あり、そこでたくさんの種類のブッダマシーンが製造され、主に仏具店で販売されているという。 ほとんどのものは電子基板に複数のお経を収録し、その中から好きな曲(お経)を選んで内蔵されたスピーカーから再生することができる。数種類のお経を収録しただけのシンプルなものもあれば、お経だけでなく「お経ソング」とでもいうような、歌謡曲に近い音源も含め多数の曲を収録したもの、SDカードを入れることができ、好きな音楽

      日本発ブッダマシーン「天界」はこうして生まれた
    • 「関ジャム」の『J-POP20年史 2000~2020プロが選んだ最強の名曲ベスト30』で10年代が手薄だった理由 - 森の掟

      2021年3月3日にテレビ朝日で「関ジャム 完全燃SHOW」のゴールデン特番として、『J-POP20年史 2000~2020プロが選んだ最強の名曲ベスト30』が放送された。 ここでいう「プロ」とは、いしわたり淳治やいきものがかり水野良樹、ヒャダイン、もふくちゃんといったこの番組おなじみの作家・プロデューサーや、スカパラ谷中敦、ゴールデンボンバー鬼龍院翔、岡崎体育といったミュージシャンたち。 彼彼女らが選んだランキングを総合して、最強の名曲ベスト30としてまとめられたのがこちら。 1位にOfficial髭男dismが入ってきたのが意外だったり、SMAP以外のジャニーズやLDH勢、日本語ラップなどが選ばれていないというのも結構驚き。 番組を見ていると、楽曲としての完成度とか、革新性、売上枚数では測れない浸透度みたいなものをものさしに選んでいるプロが多かった感じだった。 あとこの30曲を見ている

        「関ジャム」の『J-POP20年史 2000~2020プロが選んだ最強の名曲ベスト30』で10年代が手薄だった理由 - 森の掟
      • 邦楽ロックの名盤ベスト100

        以前お送りした、ロックに限定したオールタイムベストアルバムの邦楽版企画です。 基本的にはレギュレーションは前と同じですが、地域を限定したことで、前回のロックの名盤ベスト100では取りこぼした範疇のものも入っていたりします。 一方、たとえ代表作であっても、ロックよりは他のジャンルに入れたほうがふさわしかろうというものは除外しました。 たとえばコーネリアスは代表作の『ファンタズマ』や『Point』ではなく『69/96』を選出しています。 YMO、電気グルーヴなどのテクノポップ、エレクトロニカ勢も入っていないし、やや極端な例ですが、たまもロックという狭い枠組みに入れてしまってよいのかということで除外しています。 ということで前回のおさらいもかねて選出基準です。 ・ギターを中心としたバンドミュージックを中心に選出しました。よってシンセなどの電子楽器や打ち込みなどの割合が多いものは除外しています。

          邦楽ロックの名盤ベスト100
        • ネットの音楽オタクが選んだベストアルバムの2010-2022年のまとめ - 音楽だいすきクラブ

          「ネットの音楽オタクが選んだベストアルバム」の過去13年分*1と番外編の記録をまとめました。各年の記事のリンク、及びベストアルバムのジャケットとベスト50の記録をまとめてあります。また番外編の企画の記録もまとめました。長いので目次もつけました。企画の変化について若干の説明も書いてあります。また記事の終わりには各年のデータも用意しました。ぜひお使いください。 ネットの音楽オタクが選んだベストアルバムとは? 音楽オタクとは? 2010-2012年 国内のみ アーカイブ 2010年 andymori『ファンファーレと熱狂』 2011年 坂本慎太郎『幻とのつきあい方』 2012年 くるり『坩堝の電圧』 2013-2015年 国内のみ 2013年 Perfume『LEVEL3』 2014年 くるり『THE PIER』 2015年 cero『Obscure Ride』 2016年以降 国内外混合 20

            ネットの音楽オタクが選んだベストアルバムの2010-2022年のまとめ - 音楽だいすきクラブ
          • 柴田聡子と夏目知幸対談。長い付き合いの中で初めて語る、お互いの音楽と人生の移ろい | NiEW(ニュー)

            柴田聡子が、7枚目となるアルバム『Your Favorite Things』をリリースした。前作『ぼちぼち銀河』から表面化してきたダンスミュージック〜R&B的な志向が、ライブでも演奏をともにする岡田拓郎との共同プロデュースによってより一層鮮やかに開花し、柴田のキャリアにおける新たな転換点というべき作品となった。その一方で、繊細なサウンドメイクにもさらに磨きがかかり、一個のアルバム作品としての完成度もかつてないレベルに達している。 また、彼女の歌唱にもこれまでにない細やかなニュアンスが宿っている上、そこに乗せられる言葉の機微も一段と切れ味を増し、一人のシンガーソングライターとして新たな「ゾーン」に突入したことを告げている。 そんな柴田の才能をかねてより高く評価し、シャムキャッツとして活動していた時代から度々共演を重ねてきたのが、夏目知幸だ。彼もまた、ソロプロジェクトSummer Eyeのデビ

              柴田聡子と夏目知幸対談。長い付き合いの中で初めて語る、お互いの音楽と人生の移ろい | NiEW(ニュー)
            • 草の根で文化活動をやること/“やっていき”のこと - 屋上より

              引用が多く、スクラップブックのようにまとまりのない文ですが、ここ一年の活動を通して、文化をつくること・お客さんをつくることについて感じた雑記です。 = = = = = ・草の根で文化活動をやること 約一年まえのこと。わたしは小雨が降って肌寒い九月のある一日に、ミツメとシャムキャッツのライブを観ようと福岡まで来ていた。しかし当日は“猛烈な”強さの台風二四号が北上を続けており、アーティストたちが到着するかどうかは運次第というところ。ライブのチケットを買った誰もが気を揉んで、逐一SNSをチェックしていた。 告知を待つあいだ、わたしと友人はだらだらビールを飲む、サイゼリヤの間違い探しを全クリするなどの活動に勤しんでいたが、結局、大事をとったJALの飛行機は直前で引き返してしまい、わたしたちはボッティリチェリの画のまえで悲嘆に暮れた。前日の公演が札幌だったことも災いし、飛行機がダメとなると、新幹線だ

                草の根で文化活動をやること/“やっていき”のこと - 屋上より
              • 室町中立売の季節(文・福富優樹) - SUUMOタウン

                著: 福富優樹 大学を卒業して、それまで4年間暮らした岩倉の町から地下鉄今出川駅と丸太町駅の間、京都御所のすぐそばにあるアパートに引越した。そのころすでにバンド「Homecomings」を組んでいた僕は、CD屋さんでアルバイトとして働くことが決まっていて、新しい季節のなかで不安と期待で胸がざわざわとずっとせわしなかった。新しい部屋は、とにかく安くてユニットバスじゃなくて、なおかつ職場のある四条や三条にすぐに自転車で行ける場所という条件で探して、よく考えもせずに適当に決めた。室町中立売にある小さなアパートで暮らした5年間は僕にとってとても大事な季節だった。 平日はCD屋さんで仕事をして週末は東京やどこか遠くでライブをして帰ってくる、という生活がはじまり、大学の時とは比べ物にならないくらい忙しい毎日を送ることになる。少しずつだけど演奏するステージは大きくなっていき、憧れの人に会えることやCD屋

                  室町中立売の季節(文・福富優樹) - SUUMOタウン
                • 2020年解散・活動休止のこと - WASTE OF POPS 80s-90s

                  2020/01/05 uijin(解散) 2020/01/05 World Maps(冬眠) 2020/01/13 LADYBABY(活動休止) 2020/01/19 TRANSPARENTZ(解散) 2020/01/20 ZeroCre(解散) 2020/01/22 ペンデュラム(解散) 2020/01/25 グッドモーニングアメリカ(活動休止) 2020/01/25 幻想しゅとらぶる(解散) 2020/01/26 suga/es(活動休止) 2020/01/31 MILK CIDER(解散) 2020/02/08 染脳ミーム(解散) 2020/02/08 ペンタゴン(解散) 2020/02/11 絶対直球女子!プレイボールズ(解散) 2020/02/15 AMA≒KOI(解散) 2020/02/16 ミソッカス(解散) 2020/02/16 monogatari(解散) 2020/02

                    2020年解散・活動休止のこと - WASTE OF POPS 80s-90s
                  • 【台湾音楽特集】第1回|菅原慎一が台湾音楽の多彩な魅力をKaede(Negicco)にレクチャー - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

                    ナタリー 音楽 特集・インタビュー 【台湾音楽特集】第1回|菅原慎一が台湾音楽の多彩な魅力をKaede(Negicco)にレクチャー Taiwan Beats×音楽ナタリー PR 2021年7月9日 ここ数年、耳の早い音楽ファンの間で台湾のアーティストが人気を集めている。「FUJI ROCK FESTIVAL」にも出演した落日飛車を中心とするインディーロックシーンはもとより、最近ではヒップホップやR&Bシーンも活況を呈し、個性的なアーティストが続々登場しているという。そんな台湾音楽の魅力を伝えるべく、音楽ナタリーは現地のメディアプロジェクト・Taiwan Beats協力のもと3回にわたる特集を展開。第1弾となる今回は、菅原慎一とKaede(Negicco)の対談を掲載する。 シャムキャッツ時代から台湾でたびたびライブを行い、現地のアーティストとも深い親交を持つ菅原。一方のKaedeは、20

                      【台湾音楽特集】第1回|菅原慎一が台湾音楽の多彩な魅力をKaede(Negicco)にレクチャー - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
                    • シャムキャッツが解散「このバンドに青春の全てを捧げた事を誇りに思います」(コメントあり)

                      また9月16日にベストアルバム「大塚夏目藤村菅原」が2枚組アナログ盤でリリースされることがアナウンスされた。今作には活動初期の楽曲「アメリカ」から昨年11月発表の最新音源「はなたば」収録の「我来了」まで全21曲が収められる。 シャムキャッツ コメント夏目知幸(Vo, G)今まで関わってくれたすべての皆さん、本当にどうもありがとうございました。 ずっと動き続けてきました。いろんな景色を見させてもらいました。全部俺の財産です。まだ見たことない景色があるとしたら、止まらないと見れない景色です。今、それをしっかり見ないといけないなと感じています。ちょっと寂しいけど、さよならです。 シャムキャッツをやれたことは、俺にとって、そして俺以外の人にとってもすごくいいことだったと思えます。俺たち、よくやった。色々大変だったけど、すげえおもしろかった。このバンドに青春の全てを捧げた事を誇りに思います。 菅原慎

                        シャムキャッツが解散「このバンドに青春の全てを捧げた事を誇りに思います」(コメントあり)
                      • 無題 - in the blue shirt

                        4月某日 国民健康保険の申請に区役所へ。年度が変わって賑わう区役所は20人待ちの表示、仕事のメールを返しながら順番を待つ。自分の不手際でのやり直しは避けたい。再度ホームページを確認し、必要事項を確認する。健康保険等資格喪失証明書、通帳、銀行印…。ついに自分の順番、絶対に不備がないと信じ窓口に行くと「本日中の交付のためには有効な住所か確認できる郵便物が必要でして…」ほらきた!自宅に帰り、適当な郵便物を握りしめ再度区役所。16人待ちの表示。デジャヴのような光景、作業中にデータが消え、やり直しているときと全く気持ちである。再び30分ほど待つ。 せっかくなので帰りに病院に寄る。診察待ち、会計待ち、処方箋を薬局に出し、薬を待ち…。ぎゅうぎゅうに働いていた日々に対し、セミ無職とデイタイムの街はいささかスローである。花粉症の処方薬なんて簡単なオンライン診療と郵送で済んでしまう今日、区役所といい病院といい

                          無題 - in the blue shirt
                        • Summer Eye夏目知幸が語る人生の再出発、シャムキャッツ解散から『大吉』までの日々 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                          「くだらない。結構かっこいい。軽めだ」ーー本名を英語にした新名義をひらめいたとき、夏目知幸はそう思った。シャムキャッツ解散後、ビンテージ電子楽器やプログラミングを駆使した完全DIYでの制作をスタート。2021年12月のソロデビュー以来、独創的な楽曲を送り出してきた彼が、渾身の1stアルバム『大吉』を完成させた。ポジティブ&ダンサブルな新境地を開拓している夏目だが、ここまでの道のりは苦難の連続だったという。Summer Eye名義での初インタビューをお届けする。 くたびれた男のポジティブな歌 ―どうですか、今の心境は。 夏目:ソロのアルバムが出るって話をするとみんな喜んでくれるから、明るい気持ちでいれてる。それとこの間、渋谷から新代田までなんとなく歩いたの。で、えるえふる(レコード店を併設した立ち飲み居酒屋)を通ったら、MUSIC FROM THE MARSの藤井(友信)さんやLOSTAGE

                            Summer Eye夏目知幸が語る人生の再出発、シャムキャッツ解散から『大吉』までの日々 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                          • 2012年の「下北沢インディーファンクラブ」 | 2010年代の東京インディーズシーン 第6回

                            さまざまなムーブメントが生まれていた2010年代の東京インディーズシーンを、アーティスト、イベント、場所などの観点から検証する本連載。6回目となる本記事では、2010年から2015年にかけて開催されたサーキットフェス「下北沢インディーファンクラブ」にスポットを当てる。 本連載の第2回として公開した、スカート澤部渡、ミツメ川辺素、トリプルファイヤー吉田靖直による鼎談。そこで“東京インディー”というワードをいつ頃から意識し始めたかを聞かれた澤部と川辺は、「下北沢インディーファンクラブ」の影響の大きさを語っている。この記事では、“東京インディー”と呼ばれていたシーンが顕在化し始めた、2012年の「下北沢インディーファンクラブ」をテーマに、同イベントを運営していたカクバリズムの代表・角張渉に話を聞いた。あだち麗三郎、トクマルシューゴ、曽我部恵一というインディーシーンにおける重要人物の証言を交えつつ

                              2012年の「下北沢インディーファンクラブ」 | 2010年代の東京インディーズシーン 第6回
                            • シャムキャッツ夏目 × ミツメ川辺 対談――2つのインディー・バンドが歩んだ10年とこれからの話 | Mikiki

                              シャムキャッツがデビュー10周年を迎えた。いまとなっては安定感すら漂う彼らだが、渋谷O-nestで観た初期のライヴを思い出すと、今日まで続けてこられたのが快挙のように思えてしまう。リリカルな歌心はすでに輝いていたが、何が起こるか予測不可能な、ローファイでハチャメチャなバンドというのが個人的な第一印象で、その名残りは最初のアルバム『はしけ』(2009年)にも刻まれている。そんな無邪気なイメージも、2011年の名曲“渚”から一変。そこから作品を重ねるごとにモードを切り替え、浦安の4人組は数多くの名曲を生み出しながら(記事〈シャムキャッツみずから選ぶ運命の10曲! 〉を参照)、頼もしく成長してきた。 そのファンタスティックな足取りを確かめるため、今回はシャムキャッツの夏目知幸と、親交の深いミツメの川辺素による対談を実施することに。ミツメもまた、時間をかけてオリジナリティーを確立してきたバンドであ

                                シャムキャッツ夏目 × ミツメ川辺 対談――2つのインディー・バンドが歩んだ10年とこれからの話 | Mikiki
                              • 特集 | アーティスト・DJが選ぶ2019年ベストディスク! - | Record CD Online Shop JET SET / レコード・CD通販ショップ ジェットセット

                                皆さまお楽しみの年末企画「アーティスト/DJが選ぶ年間ベストディスク!」。今年も皆さまの期待に応えるべく総勢 52名・組のアーティスト、DJの皆様に選出をお願いいたしました。 但し、勝手ながらの縛りは例年通り、 ・今年リリース ・フィジカルリリース ・市販されたもの(プロモオンリーはNG) ということで選んでいただいています。 それでは、どうぞ皆さま御堪能ください。 text by KCMT(JET SET CEO) ■AAAMYYY (Tempalay) : Japanese Pop 長野県出身のSSW/トラックメイカー。CAを目指しカナダに留学、帰国後22歳から音楽制作を始める。2017年からソロとしてAAAMYYY(エイミー)名義で活動を開始。2018年6月からTempalayに正式加入、Kandytownのメンバー 呂布のゲストボーカル、Tendreのサポートシンセ、ラジオ Mc、

                                • 4ADというレーベル、そしてアルバム30枚(後編) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

                                  後編です。前編は最近の弊ブログとしては久しぶりに大いに読んでもらえたので頑張って書いた甲斐がありました。読んでいただきありがとうございました。 ystmokzk.hatenablog.jp 後編ということで、前編で14枚扱ったので、こっちでは残りの16枚を見ていくこととなります。年代的には、1999年に創始者Ivo Watts-Russellがレーベルから出て行って以降の内容となってきます。経営者が変わったことで何か変わって行ったかもしれないもの、又は経営者が変わっても相変わらず立ち昇ってくる4AD風味などが、今回のリストから浮かび上がってきたり、もしくはこなかったりするかもしれません。 記事の最後の方には今回取り扱った30枚のアルバムから1曲ずつ選曲したプレイリストも付けています。 後編を開始するにあたっての幾つかの前書き 音楽家・音楽ライターが語り、選ぶ4AD(つまり、関連記事紹介)

                                    4ADというレーベル、そしてアルバム30枚(後編) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
                                  • 澤部渡(スカート)×川辺素(ミツメ)×吉田靖直(トリプルファイヤー)鼎談 | 2010年代の東京インディーズシーン 第2回

                                    2010年代の東京インディーズシーン 第2回 [バックナンバー] 澤部渡(スカート)×川辺素(ミツメ)×吉田靖直(トリプルファイヤー)鼎談 3組が振り返る“東京インディー”の10年間 2020年10月21日 17:00 967 10 さまざまなムーブメントが生まれていた2010年代の東京インディーズシーンを、アーティスト、イベント、場所などの観点から検証する本連載。第2回ではスカートの澤部渡、ミツメの川辺素、トリプルファイヤーの吉田靖直による鼎談をお届けする。 2010年代序盤に頭角を現し、2012年のスリーマンライブを機に交流を深めていった3組。彼らや本稿にも登場する昆虫キッズ、シャムキャッツ、森は生きている、吉田ヨウヘイgroup、そしてceroや片想いといったカクバリズム勢に、ザ・なつやすみバンド、Alfred Beach Sandal、どついたるねんといったバンドたちは、当時メジャ

                                      澤部渡(スカート)×川辺素(ミツメ)×吉田靖直(トリプルファイヤー)鼎談 | 2010年代の東京インディーズシーン 第2回
                                    • インディーズシーンにおけるデモ音源の変遷 | 2010年代の東京インディーズシーン 第5回

                                      さまざまなムーブメントが生まれていた2010年代の東京インディーズシーンを、アーティスト、イベント、場所などの観点から検証する本連載。第5回では、インディーズアーティストが自分たちの音楽を広めるための手段として活用してきた“デモ音源”がどのような変遷をたどってきたかを振り返ってみたい。 取材・文 / 張江浩司 インディーズシーンの「デモ」の変遷から見える、アフターCD時代の音楽「デモ」もしくは「デモテープ」という言葉をご存知だろうか。辞書を引くと「演奏者が、レコード制作・演奏会などの資料用として作成するテープ」(大辞泉)とある。つまり、アーティストがレコーディング本番へ向けて準備するために作る仮段階の音源のことだ。そこから転じて、「デビューを望むアーティストが、自身の楽曲をレコード会社やマネージメント事務所など音楽業界にアピールするために作った音源」も指した。 指した、と過去形になっている

                                        インディーズシーンにおけるデモ音源の変遷 | 2010年代の東京インディーズシーン 第5回
                                      • シャムキャッツ解散に感じる、時代の空気が変わる瞬間への戸惑い(トリプルファイヤー吉田靖直) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

                                        2020年6月30日、2010年代の東京のインディーズ・シーンを代表するバンドのひとつ「シャムキャッツ」が解散を発表。昨年にデビュー10周年を迎え、バンド結成から十数年が経とうとする今このタイミングで活動を終えるというニュースは多くの音楽ファンを驚かせた。 同じく東京のインディーズで長く活動しているバンド「トリプルファイヤー」のボーカル・吉田靖直は、この解散に「時代の空気が変わる瞬間に立っているような気分に少し戸惑っている」と記した。 私は今後一生、春になると「GIRL AT THE BUS STOP」を聴きたくなるだろう シャムキャッツが解散した。 私もバンドをそれなりに長い間やっているので、これまでいろんなバンドが解散したり活動休止したりするのを見てきたが、ここにきてのシャムキャッツの解散は個人的にインパクトが大きかった。 ドラムの藤村さんとは「昆虫キッズ」というバンドをやっていた高橋

                                          シャムキャッツ解散に感じる、時代の空気が変わる瞬間への戸惑い(トリプルファイヤー吉田靖直) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
                                        • Interview | "Big fish" Spesial Site

                                          前作アルバム『PICTURE』発表後、MOCKYによるリミックスを収録した7インチシングル「Moebius」、イタリア録音となったBIOMAN(neco眠る)との共作インストアルバム「Villa Tereze」、CM音楽提供など様々な活動をおこなってきた王舟が、5月22日、ついに3年ぶりとなるオリジナルアルバム『Big fish』をリリース 。 DTM全盛たる現行シーンと強く共振しながらも、これまで受け継がれてきた様々な音楽遺産を深く消化し、そして来るべき音楽の形までもを見据えた<ポップスのこれから>を静かに提示するようなこの決定的作品は、北山ゆう子(Dr.)、千葉広樹(Ba.)、潮田雄一(Gt.)、mmm(Pf., Fl.)、tamao ninomiya(Cho.)、トクマルシューゴ(Cho.)、見汐麻衣(Cho.)、annie the clumsy(Cho.)といった多彩なゲストミュー

                                            Interview | "Big fish" Spesial Site
                                          • シャムキャッツは”忘れていたのさ” - 青春ゾンビ

                                            そうだよ 僕は忘れていたのさ シャムキャッツの記念すべき全国流通盤『はしけ』の1曲目を飾っている楽曲は、執拗なまでに「忘れていたのさ」と連呼するのである。一体何を忘れてしまったのかは明言されないのだけど、彼らは、いや、“わたしたち”はたしかに何かを忘れている。わたしはなぜ生まれてきたのか、わたしはなぜ生きているのか、わたしはこれから何をすべきなのか・・・さっぱりわからない。この得体の知れない“欠落感”のようなものは、この世界に生きる人々の共通の切迫感だろう。 あの青い空の波の音が聞こえるあたりに 何かとんでもないおとし物を 僕はしてきてしまったらしい 透明な過去の駅で 遺失物係の前に立ったら 僕は余計に悲しくなってしまった とデビュー作である詩集『二十億光年の孤独』に収められたこの詩に若き谷川俊太郎は「かなしみ」と名付けている。しかし、シャムキャッツの「忘れていたのさ」という楽曲には切実さ

                                              シャムキャッツは”忘れていたのさ” - 青春ゾンビ
                                            • 「ずっとおかしなやつらでいたい」“オルタナティブ”を提示するバンド、シリカ・ゲルが語る活動再開後の新曲と韓国インディ・シーン | TURN

                                              「ずっとおかしなやつらでいたい」“オルタナティブ”を提示するバンド、シリカ・ゲルが語る活動再開後の新曲と韓国インディ・シーン シリカ・ゲル(Silica Gel)は韓国のインディ音楽シーンで独特な地位にいるバンドだ。筆者は彼らほど「オルタナティブ」や「インディペンデント」という言葉が似合うバンドはいないと思う。 まずはシリカ・ゲルの名前を初めて聞く人たちのために、彼らのこれまでの歩みを簡単に説明しよう。2013年にバンド・メンバー5人、VJ3人の計8人による大所帯で結成し、2015年に自主制作EP『Five Views of a Zero-Gravity Deer』、2016年にフル・アルバム『Silica Gel』を発表すると、翌2017年の韓国大衆音楽賞の「今年の新人」部門(前年はヒョゴ、翌年はセソニョンが受賞している)などの新人賞を受賞し、デビュー当時からその実力が認められた。201

                                                「ずっとおかしなやつらでいたい」“オルタナティブ”を提示するバンド、シリカ・ゲルが語る活動再開後の新曲と韓国インディ・シーン | TURN
                                              • siamese cats official web

                                                ○夏目知幸(Vo,Gt) 今まで関わってくれたすべての皆さん、本当にどうもありがとうございました。 ずっと動き続けてきました。いろんな景色を見させてもらいました。全部俺の財産です。 まだ見たことない景色があるとしたら、止まらないと見れない景色です。 今、それをしっかり見ないといけないなと感じています。ちょっと寂しいけど、さよならです。 シャムキャッツをやれたことは、俺にとって、そして俺以外の人にとってもすごくいいことだったと思えます。 俺たち、よくやった。色々大変だったけど、すげえおもしろかった。 このバンドに青春の全てを捧げた事を誇りに思います。 ○菅原慎一(Vo,Gt) まずは、このような結果になってしまいごめんなさい。ライブ、したかったです。 音楽は永遠に残ります。シャムキャッツが作った作品はこれからもずっと、いつでもあなたのそばにいます。 と同時に、誰のものでもなく、あらゆる座標に

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                                                • #ミュージシャン探してます - kansou

                                                  【ミュージシャン探してます】 ・曲の幅が広くて飽きない ・色んな音がいっぱい鳴ってて楽しい ・歌詞が聴き取りやすい ・ボーカルの声がデカい ・いかに「愛してる」「好き」を使わずにラブソングを書けるか協会所属 — かんそう (@b_kansou) June 28, 2020 オカンが好きなバンドを忘れてしまいまして、上記の特徴に当てはまる【ミュージシャン探してます】とツイートしたら、リプ、DM、メールからマジでとんでもねぇ量のミルクボーイによる「その特徴はもう完全に○○やがな」がきて全然わからへんので、一覧にまとめました。 探してるミュージシャン一覧 ー [Alexandros] 10-FEET 3House 9mm Parabellum Bullet ABC-Z aiko amazarashi androp andymori ANTENA Awesome City Club B'z Bas

                                                    #ミュージシャン探してます - kansou
                                                  • 第1回『古一小舎』〜今後の台北音楽シーンを担う、どう考えても普通じゃないカレー店 | TURN

                                                    菅原慎一のアジア熱が止まらない! 近年、すっかりアジアン・カルチャーに魅せられているシャムキャッツの菅原慎一が、ここ『TURN』で執筆レポートしてくれた人気記事《ex透明雑誌・洪申豪(モンキー)が作った理想のスペースとは?》に続いて、とうとうアジアのポップカルチャーをテーマにした連載コラムをスタートしてくれることになりました。それがこの《菅原慎一の魅惑のアジアポップ通信》です。 8月2日(金)〜8月25日(日)にかけて代官山の蔦屋書店でカレーフェア《SPICE RHYTHM & SONG WEEK》も企画開催中、8/30(金)にはオトトイにて開催される《夜間音楽ラボ〜アジア音楽編〜》でアジアの音楽についてたっぷりとトーク、カセットテープDJも披露する予定だそう。この夏もすっかりアジア漬けのそんな菅原からのアジア定期便コラム、どうぞお楽しみください!(編集部) 記念すべき第1回目は、2018

                                                      第1回『古一小舎』〜今後の台北音楽シーンを担う、どう考えても普通じゃないカレー店 | TURN
                                                    • 『3』麓健一(2022年12月リリース)及び彼について - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

                                                      新年最初の記事です。今年もよろしくお願いします。 昨年末の2022年年間ベストの記事に書いたとおり、このアルバムの単独記事を書けなかったことが2022年にやり残した最も大きなことだと思っていたので、今回早速書いておこうと思います。成り行き上、彼のディスコグラフィーを簡単に追う箇所もあり、例の如く内容が散乱しているかもしれませんが、しかしながら是非多くの人にこの、サブスクにはおいていないアルバムを手に取って聴いていただきたい気がしますので、どうぞよろしくお願いします。 というか、Bandcampにもこのアルバム置いてないのか。なんかそのうち置いてくれそうな気はします。 diskunion.net 一応Amazonの方も。結構売り切れとか多くて、期待(需要)に対してあまり数を作ってなかった感じがあります。筆者はどうにか購入が間に合ってますが、発売日から数日後までにはもう在庫切れの状態になってい

                                                        『3』麓健一(2022年12月リリース)及び彼について - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
                                                      • シャムキャッツ解散によせて | Mikiki by TOWER RECORDS

                                                        地元である千葉の浦安で結成され、東京のロック・バンドとして常に走り続けてきたシャムキャッツが解散した。2019年にデビューから10周年を迎え、今年、2020年はメンバー4人――夏目知幸(ヴォーカル/ギター)、菅原慎一(ヴォーカル/ギター)、大塚智之(ベース)、藤村頼正(ドラムス)のソロ活動に充て、それをバンドにフィードバックさせる……はずだった。 解散の報を受け、彼らを長く見てきた存在であり、取材することも多かった田中亮太が筆を執った。シャムキャッツからもう新しい音楽が届けられないこと。彼らがもうオーディエンスの前で歌わないこと。そのことを惜しむのではなく、TETRA RECORDSなどを通してそれぞれの音楽を発信し、カルチャーに携わっていくという彼ら4人の未来に向けて、田中が綴る。 *Mikiki編集部 シャムキャッツが解散を発表した。昨年11月に開催した新木場STUDIO COASTで

                                                          シャムキャッツ解散によせて | Mikiki by TOWER RECORDS
                                                        • 盟友たちがつづる「ぼくとシャムキャッツ」

                                                          さる6月30日にシャムキャッツが解散を発表した。彼らは2010年代の東京インディーロックシーンを語るうえで欠かせないバンドであり、音楽ナタリーも常にその動向に注目してきた。本稿では王舟、川辺素(ミツメ)、高橋翔、どついたるねん、原田晃行(Hi,how are you?)といった5組の盟友にシャムキャッツへの思いをつづってもらった。 「初めて見たシャムキャッツのライブは、荒々しいのに優しくて最高だった」2009年くらいに、下北沢440で初めて見たシャムキャッツのライブは、荒々しいのに優しくて最高だった。サウンドは丸みを帯びているけどその中に棘っぽいのがいっぱいあって、熱狂とその熱狂からの避難所となるような隙間もグルーヴの中にあった。そういうバンドに出会ったのは初めてだったからとても新鮮で、まるで放蕩気味でパーティ好き、だけどおれが踊り疲れたらそのときは一緒に休んでくれるような思いやりもある友

                                                            盟友たちがつづる「ぼくとシャムキャッツ」
                                                          • Taiko Super Kicks『波』の可笑しな詩情と真面目な抗い方 | Mikiki by TOWER RECORDS

                                                            Taiko Super Kicks(以下、タイコ)のニュー・アルバム『波』。2021年6月8日、予告もなく突如配信でリリースされた本作(伊藤暁里の歌詞になぞらえて言えば、〈通知されずに訪れるもの〉だろうか)は、前作『Fragment』(2018年)からおよそ3年ぶりの新作になった。 けれども、タイコというバンドはこの3年間、けっして歩みを止めていたわけではなくて、彼らなりのペースと実験的な姿勢でゆっくりと、だが着実に、新しいなにかに取り組んでいたようだ。その結晶として、まず『波』が届けられた。さらに8月10日、連作のようなアルバム『石』もリリースされ、両作を2枚組にしたCDの発売もアナウンスされた。 9曲で約26分間、不思議なサイズのアルバム『波』には、バンドの変化の兆しがそこここにある。それは、岡田拓郎がミキシングとプロダクションを、Klan Aileenの澁谷亮がエンジニアリングを担い

                                                              Taiko Super Kicks『波』の可笑しな詩情と真面目な抗い方 | Mikiki by TOWER RECORDS
                                                            • スーパーカーに憧れた台湾バンドDSPSが抱く「自由」への切実さ | CINRA

                                                              Homecomingsとのツーマンツアーやシャムキャッツ、Taiko Super Kicksとの対バンなど、これまで幾たびかの来日公演を行ない、ここ日本にも着実にファンベースを広げている台湾のバンドDSPS。昨年リリースされた待望のデビューアルバム『時間の産物』には、1990年代のUKインディ~USオルタナや、スーパーカー、透明雑誌といった日台のインディーバンドに通じる浮遊感たっぷりのメロディーラインや、メランコリックでときにノイジーなギターサウンドがぎっしりと詰まっており、その開かれた同時代的な音楽センスにも注目が集まっている。 中でもエイミーが紡ぎ出す、何気ない日常を切り取った歌詞世界は印象的で、揺れる台湾情勢の中で暮らす若者たちの、漠然とした不安感がそこはかとなく漂っている。激動するアジア情勢の中、現代台湾の若者たちはなにを思うのだろうか。 日本の楽曲に触れ、交流してきた台湾バンドか

                                                                スーパーカーに憧れた台湾バンドDSPSが抱く「自由」への切実さ | CINRA
                                                              • 王舟『Big fish』の謎。ストレンジで軽やか、その捉えどころのない音をクロス・レヴューで言語化 | Mikiki

                                                                個人的な営み=ソングライティングと社会的な作業=ミックスを等価に置いた、軽やかなポップス集 by 小鉄昇一郎 限りなくプライヴェートな、宅録ないし小規模なスタジオでの録音でのみ生まれえる、箱庭的で繊細なムードを放ちつつ、しかしどこかアッケラカンとした風通しの良さも感じさせる音作りは、アイヴス兄弟による宅録ポップ・デュオのウー(Woo)、ジェリー・ペーパー や細野晴臣のソロ・アルバムなどにも通じる空気感……王舟の3年振りとなるアルバム『Big fish』を一聴した感触はそのようなものだ。 その〈風通しの良さ〉はどこから来ているのか? さまざまなな要因はあろうが、重要なのが〈抜けのいい〉ミックスのバランス感覚ではないだろうか。とりわけ低音のコシの太さが、ダンス・ミュージックのそれを参照としつつも、あくまでポップス・マナーの範疇で処理されている。 特に顕著なのが“0418”のサブベース――減退せ

                                                                  王舟『Big fish』の謎。ストレンジで軽やか、その捉えどころのない音をクロス・レヴューで言語化 | Mikiki
                                                                • シャムキャッツ菅原慎一が訪ねる新たな台北の遊び場《PAR STORE》 ~ex 透明雑誌・洪申豪(モンキー)が作った理想のスペースとは? | TURN

                                                                  シャムキャッツ菅原慎一が訪ねる新たな台北の遊び場《PAR STORE》 ~ex 透明雑誌・洪申豪(モンキー)が作った理想のスペースとは? シャムキャッツのギタリスト/ソングライターの菅原慎一が、いつのまにか東アジアのインディー・ポップに夢中になっている。もともとがリスナー気質の強い菅原だが、シャムキャッツとして台湾公演を行い暖かいオーディエンスに迎えられたことも一つのきっかけに、あくまで音楽家同士、現地の親しいバンドやミュージシャンとカジュアルに情報交換をするようになったということなのかもしれない。そうした菅原たちの活動も奏功し、東~東南アジアの若いバンド、アーティストは昨今日本で次々に紹介されるようになり、来日公演も多く実現するようになった。逆にシャムキャッツのようにアジア・ツアーへと繰り出す日本のバンドも年々増えている。 そんな菅原が日本でも伝説化している台湾のバンド「透明雑誌」の元リ

                                                                    シャムキャッツ菅原慎一が訪ねる新たな台北の遊び場《PAR STORE》 ~ex 透明雑誌・洪申豪(モンキー)が作った理想のスペースとは? | TURN
                                                                  • シャムキャッツ・夏目知幸が、自身の作詞に影響を与えた10曲をセレクト。言葉の真髄を語り合う

                                                                    澄んだ瞳の詩人、卑猥な唄歌い、知性溢れるロマンチスト。夏目知幸はシーン切っての言葉の求道者だ。シャムキャッツが誇るソングライターのひとりであり、市井の悲喜こもごもを描くことにおいては随一の作家である。今回のインタビューは、夏目知幸に影響を与えた歌詞10選を挙げてもらっていった。いわば彼の作詞のリファレンスを徹底的に探ったものである。 シャムキャッツという稀有なバンドも今年で結成10周年。その歩みの中で変わったことと変わらなかったこと、達成したことと目指していること、そして新作『はなたば』で芽生えた兆しについて。そのすべてを「言葉」という側面から追及してみた。歌詞の可能性を拡張する者、かく語りき。 「説明できない」感情を表現するのがロックンロール ー「夏目知幸が歌詞に影響を受けた曲」というテーマでプレイリストを作っていただきました。この10曲に共通するものがあるとしたら? ※Spotify配

                                                                      シャムキャッツ・夏目知幸が、自身の作詞に影響を与えた10曲をセレクト。言葉の真髄を語り合う
                                                                    • シャムキャッツ - Wikipedia

                                                                      シャムキャッツ(Siamese Cats)は、日本のロックバンド。自主レーベルTETRA RECORDS所属。洋楽・邦楽問わず、多様なジャンルからの影響を受けているが、あくまで日本語詞でのロックにこだわる姿勢を見せている。スタイルの面ではUSインディのバンドから多くの影響を受けてきた[1]。また、ライブとZINE作家陣をキュレーションした自主イベント「EASY」を2014年より開催。2018年FUJI ROCK FESTIVAL RED MAQRQUEE STAGE出演。 2020年6月30日をもって解散を発表。 来歴[編集] 結成まで 幼稚園からの幼馴染みである夏目と菅原、夏目が高校時代に英会話教室で出会った藤村、藤村の中学・高校の同級生である大塚によって高校卒業後に結成[1]。夏目と菅原は中学時代、生徒会長と副会長であり、バレーボール部のキャプテンと副キャプテンであった[1]。共にギタ

                                                                      • 菅原慎一が語るアジアの音楽──韓国と台湾、現行シーンから生まれる音たち

                                                                        シャムキャッツの菅原慎一くんがアジアの音楽に夢中になっていることを知ったのはそんなに最近のことではありません。シャムキャッツは東アジアで頻繁にライヴをし始めていたし、とりわけ菅原くんは台湾などに行くたびにカセットテープをたくさん買い込んでいるようだ、という噂も耳にしていました。そこで実は私岡村が編集長/プロデューサーをつとめる音楽メディア〈TURN〉で、菅原くんにこの春に思い切って記事を書いてもらったのです。それは彼が親しくしている透明雑誌というバンドのモンキーくんが友達とオープンした台北のセレクト・ショップの探訪記(turntokyo.com/features/features-par-store/)。そこには何より彼自身が楽しんで台北の音楽文化に親しんでいる姿が落とされていました。菅原くんと知り合ってもうかなり経ちますが、こんなに無邪気な姿は初めてでした。 そこで、今季、その魅力をミュ

                                                                          菅原慎一が語るアジアの音楽──韓国と台湾、現行シーンから生まれる音たち
                                                                        • 夏目知幸と考える名曲の歌詞。他者の言葉を独自に読み解く | CINRA

                                                                          全4回にわたってシャムキャッツの歩みをその歌詞から振り返るトークイベント『シャムキャッツ・夏目知幸が送る 10年分の歌とことば』。昨年12月28日(土)に開催された第4回は、いよいよフィナーレ。『Virgin Graffiti』から最新作『はなたば』までの時期を取り上げ、シャムキャッツの現在地をその歌詞から探りました。 とはいえ、この時期はまだ振り返るには時期尚早というのもあり、このへんはざっくり。イベント後半は番外編ということで、ちょっとイレギュラーな企画を用意しました。題して、『夏目くんと名曲の歌詞を読み解こう』。来場したみなさんから事前に好きな曲を募り、その歌詞を夏目くんと一緒に読み解いてみよう、という試みです。さあ、夏目知幸は他のソングライターが書いた歌詞をどう分析するのか。今回のレポートではその一部をお届けします。 柴田聡子“結婚しました”「やっぱりこの人は天才なんだなと思った」

                                                                            夏目知幸と考える名曲の歌詞。他者の言葉を独自に読み解く | CINRA
                                                                          • “東京インディー”って知ってる? Volum.2 フェイバリット・アルバム15選(ベスト15→3) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ

                                                                            前回からの続きです。 ystmokzk.hatenablog.jp 前説を若干書いた上で、今回の一連の記事の本編となる、東京インディーの「あの感じ」がする頃のアルバム15枚を選んで、簡単に感想していきます。1アーティストにつき1枚ずつ選んでいます。一応順位を付けていて、今回は15位から3位までを追っていきます。1位は正直15枚の中でズバ抜けて好きすぎるけれども、であるがゆえに、果たして近日中に書き上がるんだろうか…単独記事にする予定です。折角なので2位も単独記事にします。時間や自分の気力が許すなら他にも全曲に触れたいアルバムあるけども…。 まえがき:2015年って何が起こったの? 本編:東京インディーなフェイバリット・アルバム(15位→3位) あとがき まえがき:2015年って何が起こったの? 前回の記事でも述べたとおり、今回の記事は「2015年以前の世代」に属する(と便宜的に設定した)バ

                                                                              “東京インディー”って知ってる? Volum.2 フェイバリット・アルバム15選(ベスト15→3) - ブンゲイブ・ケイオンガクブ
                                                                            • Interview | 宮﨑岳史 aka ミヤジ | 偶然はみんな持ってるっしょ? | AVE | CORNER PRINTING

                                                                              東京・下北沢の複合施設「BONUS TRACK」、同じく下北沢の「LIVE HAUS」などでイベントを企画する宮﨑岳史 aka ミヤジさん。2014年に閉店した東京・南池袋ミュージック・オルグの店長を務め、その後は5年間、東京・渋谷 7th FLOORのスタッフとして働く一方、2015年5月から今年3月までの毎週木曜日の夜には、音楽好きが多く集まる東京・阿佐ヶ谷のバー「Roji」のカウンターに立っていたミヤジさんは、現在も多種多様なイベントを企画する一方、さまざまな“場”にいる“パーティー・バラモン”でもあります。そんなミヤジさんは、会えばいつも知らないことを教えてくれ、自分の好きなことに素直で愛に溢れている。 ミヤジさんの企画するイベントに足を運び、いくつもの楽しい瞬間が生まれた“場”を共有してきたひとりとして、いつかじっくりお話を聞きたいと思っていましたが、ついにインタビューをさせてい

                                                                                Interview | 宮﨑岳史 aka ミヤジ | 偶然はみんな持ってるっしょ? | AVE | CORNER PRINTING
                                                                              • 特集 | アーティスト・DJが選ぶ2019年ベストディスク! - | Record CD Online Shop JET SET / レコード・CD通販ショップ ジェットセット

                                                                                皆さまお楽しみの年末企画「アーティスト/DJが選ぶ年間ベストディスク!」。今年も皆さまの期待に応えるべく総勢 52名・組のアーティスト、DJの皆様に選出をお願いいたしました。 但し、勝手ながらの縛りは例年通り、 ・今年リリース ・フィジカルリリース ・市販されたもの(プロモオンリーはNG) ということで選んでいただいています。 それでは、どうぞ皆さま御堪能ください。 text by KCMT(JET SET CEO) ■AAAMYYY (Tempalay) : Japanese Pop 長野県出身のSSW/トラックメイカー。CAを目指しカナダに留学、帰国後22歳から音楽制作を始める。2017年からソロとしてAAAMYYY(エイミー)名義で活動を開始。2018年6月からTempalayに正式加入、Kandytownのメンバー 呂布のゲストボーカル、Tendreのサポートシンセ、ラジオ Mc、

                                                                                • 「金太郎アメ」:私が描いた漫画(3):ちょっと恥ずかしいけど - 虚虚実実――ウルトラバイバル

                                                                                  「金太郎アメ」:私が描いた漫画(3):ちょっと恥ずかしいけど 私はマンガクラブに1年ばかり在籍し、4編のマンガを描きましたが、そのうち2作目を公開しようと思います。ただしこの作品、描いた私自身の評価が4編中最低で、恥ずかしいのですが、それでも一定の価値はあるだろうと思いますので、公開するわけです。 1P 2P 3P 4P 5P 6P 7P 8P 9P 10P なぜこの漫画の自己評価が低いかと言えば、こなれていない哲学を振りかざしていたからです。特にヘーゲルについて、私は大学入学後にいわゆる「弁証法」に興味を持ち、その種の本を齧ったのですが、「科学としての弁証法」が例えば「種と水が争い、その結果として発芽する」といった認識法がナンセンスに思えたのです。闘争の結果、なにかが起こるというあたり。もっとも、社会科学的には、一定の価値があるだろう、とはいまなら評価が与えられると思います。 また、学園

                                                                                    「金太郎アメ」:私が描いた漫画(3):ちょっと恥ずかしいけど - 虚虚実実――ウルトラバイバル