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表現主義 アーティストの検索結果1 - 40 件 / 44件

  • アートに関するよくある勘違い

    表現の不自由展騒動がきっかけなのか、最近「アート」に関する勘違いを頻繁に耳にする。 とりあえずポリティカルなことや特定の展覧会や人物の動向は抜きに、アートに対して人々が抱いている勘違いを淡々と正してみる。 文章が読めない人向けに繰り返すが、別に「表現の不自由展」など特定の展覧会や作品の是非について語っているわけではなく、人々が抱く「アート・芸術」に対する先入観について語っている。 自費でやれ?基本的に、人間は芸術で食っていけないという前提がある。 前史時代から近現代に至るまで、金銭や作品発表場所など、なんらかの「補助」なしで歴史に刻まれた芸術作品や芸術家はいない。 「補助」は大まかに分ければパトロン系、政府系に大別されると思う。 パトロン系バッハ、ミケランジェロ、ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ…今も知られる芸術家のほとんどは貴族や王族の庇護のもとにあった。特に有名なのはメディチ家

      アートに関するよくある勘違い
    • 金田伊功から『呪術廻戦』まで、上妻晋作が語るアクション作画の40年 - ロングインタビュー - fullfrontal.moe

      上妻晋作は日本で最も偉大なアクションアニメーターの一人です。 1970 年代後半にアニメ業界に参入して以来、上妻氏はアニメの歴史の中で最も重要な作品を参加して続けてきました。その中で、『銀河鉄道 999』では動画で、『うる星やつら』と『幽☆遊☆白書』では原画を務め、 近年は『呪術廻戦』などスタジオMAPPAの作品で原画としても活躍。40年以上にわたり、上妻氏は風変わりとする独特のスタイルを発展させてきました。 その上、伝説のアニメーター金田伊功の友人として、上妻氏には逸話が数多くある。 『ファイナルファンタジー』劇場版、および複数のファイナルファンタジーゲームの絵コンテを担当で、上妻氏はゲーム業界とアニメ業界の接触や 3DCGの初期の実験を目撃するという特権的な立場にありました。2023年8月に私たちが会ったときに話し合ったのは、これらすべてとそれ以上のことです。 聞き手: ワツキ・マテオ

        金田伊功から『呪術廻戦』まで、上妻晋作が語るアクション作画の40年 - ロングインタビュー - fullfrontal.moe
      • 井奥陽子『近代美学入門』 - logical cypher scape2

        タイトル通り、近代の美学についての入門書なのだが、とても良い本だった。 「芸術」「芸術家」「美」「崇高」「ピクチャレスク」という概念ごとに章立てした5章構成の本となっているが、これらの概念は全て近代に成立した概念である。 「崇高」と「ピクチャレスク」はあまり一般的には馴染みのない言葉だろうが、「芸術」「芸術家」「美」といった、現在の我々にとってはわりとあって当たり前の概念が、歴史的にはそれほど古くない概念であることを示している。 常識だと思っていることを相対化して捉え直すことを目指していて、おおよそどの章も、古代ではどうだったか、近代でどのように成立していったのか、そして、現代的な論点についてどのように考えられるか、という構成をしている。 なので、確かに「近代の美学」についての本ではあるのだが、美学一般の入門書という位置づけで読んでしまってよいと思う。 新書レベルの読みやすさ・分かりやすさ

          井奥陽子『近代美学入門』 - logical cypher scape2
        • 戦争画は芸術かプロパガンダか 日本人は鑑賞禁止の美術展、「再現」した藤井光の視点:朝日新聞GLOBE+

          間もなく77回目の「終戦の日」(8月15日)がやってくる。日本の人口の8割以上が戦後生まれとなったいま、戦争の体験や記憶を継承することはますます難しくなっている。 一方でロシアによるウクライナ侵攻は世界に衝撃を与え、戦争の生々しい有様が報道を通じて日々伝わってくる。 遠ざかる過去の出来事と現在を、私たちはどのように結びつけることができるのだろうか。アートを通して戦争という歴史に接続する試みを紹介したい。 アーティストの藤井光は綿密なリサーチを通して歴史上の出来事に接近し、「リエナクトメント」(再演)という手法を用いて多くの作品を制作してきた。 先日東京都現代美術館で開催された「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)2020-2022 受賞記念展」(2022年3月19日〜6月19日)注1)において、藤井は、日中戦争、太平洋戦争中に日本人画家たちによって描かれた「

            戦争画は芸術かプロパガンダか 日本人は鑑賞禁止の美術展、「再現」した藤井光の視点:朝日新聞GLOBE+
          • モーショングラフィックス文化とTVアニメのクレジットシーケンス|ARTICLES|The Graphic Design Review

            2000年代以降、日本のTVアニメにおけるクレジットアニメーションは単なる世界観のプレゼンテーションに留まらない映像表現を見せている。その背景には映像制作のデジタル化はもちろん、動画プラットフォームのコミュニティから輩出されたモーショングラファーがグラフィックとセルアニメを高度に統合したクレジットアニメーションを制作するようになった状況がある。本稿ではこれらのTVアニメのクレジットアニメーションがどのような歴史文脈の上にあるのか考察してみたい。 バナー画像:Oskar Fischinger, An Optical Poem, 1938 ◎モーショングラフィックスとは そもそも「モーショングラフィックス」という言葉を最初に用い始めたのは、CGアニメーションの父と呼ばれるジョン・ホイットニーだ。ホイットニーは第二次世界大戦後、爆撃や対空砲火の照準装置のメカニズムを応用したアニメーション装置によ

              モーショングラフィックス文化とTVアニメのクレジットシーケンス|ARTICLES|The Graphic Design Review
            • クリスチャン・ボルタンスキーが逝去。歴史や記憶、人間の存在の痕跡を探求

              クリスチャン・ボルタンスキーが逝去。歴史や記憶、人間の存在の痕跡を探求フランスを代表するアーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーが逝去した。『ル・モンド』が伝えた。76歳だった。 クリスチャン・ボルタンスキー 撮影=稲葉真 フランスを代表するアーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーが7月14日、がんのため逝去した。『ル・モンド』などが伝えた。享年76。 クリスチャン・ボルタンスキーは1944年フランス・パリ生まれ。55年より独学で絵画制作を開始し、58年から約10年間、表現主義的な作品を手がける。68年に写真と映像作品の制作を始め、パリのラヌラグ劇場で初個展「クリスチャン・ボルタンスキーの不可能な人生」を開催。72年に初めて参加した「ドクメンタ5」で、生活空間に残された様々なものを並べた《資料陳列ケース》や、中産階級の家族写真をグリッド状に配置した《D家のアルバム、1939-1964》

                クリスチャン・ボルタンスキーが逝去。歴史や記憶、人間の存在の痕跡を探求
              • NFTアートに氾濫する盗用・剽窃とコーディングにおけるオリジナリティ: takawo【後編】 | SUB-ROSA

                takawo氏へのucnvによるインタビューの後編をお送りする。 NFTアートには素性の知れぬ有象無象が氾濫しており、それゆえに顕になっている問題もある。剽窃がそのひとつだ。後編は、この問題についての対話から始まる。 このインタビュー以後にも、Generativemasksは剽窃されている。しかし同時に、Generativemasksは所有者を結ぶコミュニティを拡大させてもいる。他者の表現への侵害あるいは尊重、そういった人間の反応のあり方は、このインタビューでも繰り返しコミュニティについて言及し思考しているtakawo氏にとって重要な問題に違いない。 インタビュアーである私は、このインタビューを行うまでそのようなことをあまり重要だと思っていなかった。しかし明らかに、NFTアートは作品だけではなく、作品をめぐる人間同士のネットワークを生み出している。言い換えれば、NFTアートは新しい人間社会

                  NFTアートに氾濫する盗用・剽窃とコーディングにおけるオリジナリティ: takawo【後編】 | SUB-ROSA
                • 【批評の座標 第10回】溶解意志と造形意志——種村季弘と「水で書かれた物語」(後藤護)|人文書院

                  『ゴシックカルチャー入門』『黒人音楽史――奇想の宇宙』を著し、「暗黒批評」を掲げる批評家・後藤護が取り上げるのは、ホッケ『迷宮としての世界』やマゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』の邦訳で名高いドイツ文学者・評論家の種村季弘。ゴシック、バロック、マニエリスムをキーワードに黒人音楽からサブカルチャーまで縦横無尽に論じる後藤が、種村の原初体験からその仕事を貫く本質を描き出します。 批評の座標 ーー批評の地勢図を引き直す 溶解意志と造形意志——種村季弘と「水で書かれた物語」 後藤護 水に背いた「火性の人」 「戦後焼け跡派」、「戦後闇市派」を自認する種村季弘(1933-2004)は、東京大空襲で生まれ故郷の池袋を焼き尽くされ、その結果「瓦礫」なり「無」なりが原風景、彼の思想のスタート地点になった。種村の初仕事であり、その後の活動全てに一貫するモチーフを提供することになったG・R・ホッケ『迷宮としての世界

                    【批評の座標 第10回】溶解意志と造形意志——種村季弘と「水で書かれた物語」(後藤護)|人文書院
                  • サントリー学芸賞、中嶋泉・阪大准教授 「男たち」の美術史に一石 | 毎日新聞

                    「今後は70年代、80年代と女性の美術家の歴史を一つの物語にしたい」と語る中嶋泉さん=2021年2月9日午後2時34分、清水有香撮影 2020年度のサントリー学芸賞を受賞した「アンチ・アクション」(ブリュッケ)は、1950~60年代の日本美術史をジェンダーの観点から読み直した画期的な本だ。「戦後の美術史は『男たち』による男性中心の物語であり、そのことがほとんど振り返られることがないのは問題」と著者の中嶋泉・大阪大准教授。ジェンダー化された物語の「主流」からこぼれ落ちた前衛女性画家に光を当て、その創作や背景を分析した上で作品に新たな解釈を加えた。【清水有香】 「アクション」に抵抗した3人 「アンチ・アクション」は著者独自の概念だ。激しい身ぶりによる男性的な抽象表現「アクション・ペインティング」に対して、本書が扱う同時代の女性画家、草間彌生(やよい)、田中敦子、福島秀子に共通する抵抗の姿勢を指

                      サントリー学芸賞、中嶋泉・阪大准教授 「男たち」の美術史に一石 | 毎日新聞
                    • 現代アートはわびしいか?|ジャン・ボードリヤール「芸術の陰謀」 - obakeweb

                      芸術終焉論について調べているついでに、ジャン・ボードリヤール「芸術の陰謀」を読み返した。 「芸術の陰謀」は1996年にパリの日刊紙『リベラシオン』に掲載された短い論考であり、後期ボードリヤールの有名な論考のひとつだ。原書の編集者注記によれば、「世界中で数多くの言語に翻訳され」「当時フランスでは、相当激烈な反応を引き起こした」そう。まぁ、ボードリヤールの書き物はだいたい激烈な反応を引き起こしているのだが。*1 最大限ラフにまとめるなら、「現代アートって、根っからしょーもないのに、『そうそう、ウチらってしょーもないんすよ😉!w』などと開き直り、無知な観客を混乱させ、一周回ってしょうもなくなさそうに見せてるあたり、マジでしょうもない😤」という具合だ。たいへん面白おかしいのは、ここでdisられている同時代(80〜90年代)の現代アートには、ボードリヤールの諸理論に影響されたネオ・ジオやシミュレ

                        現代アートはわびしいか?|ジャン・ボードリヤール「芸術の陰謀」 - obakeweb
                      • 「あいちトリエンナーレ」に放火テロ予告。「慰安婦像」とレッテルを貼られた『平和の少女像』展示中止で浮かび上がった日本社会のクライシス by 藤原敏史・監督 | 日仏共同テレビ局フランス10

                        現代美術の展示が放火テロ予告で脅かされ、観客とスタッフの命が危険に晒されて中止を余儀なくされた。並行して主催者側には業務妨害と脅しを意図した匿名電話やメールが殺到し、電話応対した若い女性スタッフの名前・住所や顔写真までネット上で侮蔑の意図も露わに「晒され」た。ネットを利用した匿名の、悪質な言論テロの結果である。 客観的にいえば、現在開催中の「あいちトリエンナーレ」(10月14日まで、名古屋市、豊田市ほか)で起きたことの事実関係は、このようになる。付け加えるなら、名古屋市長つまり政治家が、その展示を非難攻撃する扇動的な言動を公然と繰り返す中で起きたことだ。 現にたとえばトリエンナーレの招聘アーティストが連名で発表した声明は、事件をこのように要約しているし、海外で報じられる際の概要も同様になるだろう。しかし客観的に見ればこうも危機的な事態に対する日本社会の反応は、マスメディアも政治も、SNSな

                          「あいちトリエンナーレ」に放火テロ予告。「慰安婦像」とレッテルを貼られた『平和の少女像』展示中止で浮かび上がった日本社会のクライシス by 藤原敏史・監督 | 日仏共同テレビ局フランス10
                        • REALKYOTO – CULTURAL SEARCH ENGINE » 対談:ホー・ツーニェン×浅田彰《旅館アポリア》をめぐって

                          あいちトリエンナーレ2019が波乱の内に閉幕する前日に、主会場のひとつである豊田市で参加アーティストと批評家による対談が行われた。対談のテーマは、近現代史に材を取った新作インスタレーション。神風特攻隊、京都学派の哲学者たち、小津安二郎、横山隆一……さまざまな要素が盛り込まれた作品はどのようにつくられたのか。作品が持つ現代的意味とは何か。スリリングな対談を、ほぼ完全な形で採録した。 構成:編集部 通訳:田村かのこ 翻訳:新井知行 写真:谷川ヒロシ(展示写真とも) 協力:あいちトリエンナーレ2019 浅田 最初に、あいちトリエンナーレ全体について話しておきたいと思います。昨日は台風19号が吹き荒れましたが、あいちトリエンナーレは「表現の不自由展・その後」をめぐって、「メディア台風」に襲われた。つまり、ネット右翼が巻き起こしマス・メディアにまで広がったストームですね。それはたいへん不幸なことでし

                          • REALKYOTO – CULTURAL SEARCH ENGINE » 衆議院議員 長尾たかし先生へ

                            小崎 哲哉(おざき・てつや) 1955年、東京生まれ。 ウェブマガジン『REALTOKYO』及び『REALKYOTO』発行人兼編集長。 写真集『百年の愚行』などを企画編集し、アジア太平洋地域をカバーする現代アート雑誌『ART iT』を創刊した。 京都造形芸術大学大学院学術研究センター客員研究員、同大大学院講師。同志社大学講師。 あいちトリエンナーレ2013の舞台芸術統括プロデューサーも務める。 最新のエントリー 20.08.03 会田誠の『げいさい』 20.04.18 無人劇と無観客無配信ライブ(承前) 20.03.31 無人劇と無観客無配信ライブ 20.03.07 ロームシアター京都の騒ぎについて 20.02.02 ダムタイプとサミュエル・ベケット アーカイブ ▼2020年8月 「会田誠の『げいさい』」 ▼2020年4月 「無人劇と無観客無配信ライブ(承前)」 ▼2020年3月 「無人劇

                            • 水口哲也氏が語る,ゲームに共感覚やナラティブを入れ込むことへのこだわり。京都精華大学「クリエイティブの現場」の講義をレポート

                              水口哲也氏が語る,ゲームに共感覚やナラティブを入れ込むことへのこだわり。京都精華大学「クリエイティブの現場」の講義をレポート ライター:大陸新秩序 京都精華大学は2023年5月11日,同大学のキャリア教育科目「クリエイティブの現場」の講義を行った。thatgamecompanyの水谷 立氏による進行で,ゲームクリエイターの水口哲也氏のゲーム作りの考え方や取り組みについて語られた本講義をレポートしよう。 テクノロジーの進化には,感動を深めていく可能性がある 講義の冒頭,水口氏は自身が代表を務めるエンハンスを,「主にゲームを作っている会社」としつつ,「もう少し広く捉えて,非ゲーム分野も含めてエクスペリエンス(体験,経験)を拡張することを目標としている」と説明した。 そうした活動のキーとなるのが「シナスタジア」(共感覚)であり,そのルーツが1900年代のドイツ表現主義の画家であるヴァシリー・カン

                                水口哲也氏が語る,ゲームに共感覚やナラティブを入れ込むことへのこだわり。京都精華大学「クリエイティブの現場」の講義をレポート
                              • リヒターの絵はどうやってつくられるのか? 映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』でその制作背景を垣間見る

                                リヒターの絵はどうやってつくられるのか? 映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』でその制作背景を垣間見るときにオークションで数十億円の価格がつくアーティスト、ゲルハルト・リヒター。その作品制作の裏側を追うドキュメンタリー映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』のDVDが発売中だ。 映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』より (C) 2011 zero one film / Terz Film / WDR / mdr 2014年にはオークションハウス・クリスティーズで36億円という高額を記録し、今年は日本で大規模回顧展が予定されているアーティスト、ゲルハルト・リヒター。世界中のコレクターやアートファンを魅了する作品はどのようにしてつくられているのか? その裏側に迫るドキュメンタリー映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』がDVDとして発売されている。 リヒターは1932年

                                  リヒターの絵はどうやってつくられるのか? 映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』でその制作背景を垣間見る
                                • 私論「フランシス・ベーコンという生成器」|Dentsu Lab Tokyo

                                  はじめまして。今回noteの執筆を担当する岸裕真です。 今回のnoteでは、僕がいま注目しているフランシス・ベーコンと、当時彼の周辺にあったイメージにまつわるテクノロジーについて簡単なコラムをご紹介できればと思います。 でも、一体なぜいまフランシス・ベーコンなのでしょうか。 ベーコンは独特なうねる肉体の絵画表現により、ピカソと並び20世紀の重要なアーティストとして知られています。 当時のアートシーンが抽象表現主義に沸き立つ中、独自の視点で具体表現主義的な絵画表現を追求していった彼の根底には、当時「絵画を殺した」写真というテクノロジーの存在がありました。 特異な表現によって絵画史を更新したベーコンが、どのように写真に対面していたかを考察することで、これからのテクノロジーとアートの関係性を探ることができたら。そんな思いで執筆しています。 それではまずベーコン自身について書いていこうと思います。

                                    私論「フランシス・ベーコンという生成器」|Dentsu Lab Tokyo
                                  • 「現代のアート」について、少しは知っておきたい人のための7冊の本 - いつか電池がきれるまで

                                    「アート」に関して、僕は「好きだ、あるいは好きだと自分では思っているけれど、わかっているという自信はない」のです。 とくに「現代アート」については、「これが本当に『アート』なのか?」と言いたくなることもある一方で、こういうのをわかったふりしないと、「アートがわからない人間」とみなされるのだろうな、と不安になるのです。 いや、そんなの「わからないものはわからない」というのが、誠実な態度なのかもしれませんが…… 今回は、僕がこれまで読んできた「現代アート」に関する本のなかで、印象に残ったものを7冊紹介したいと思います。 ただし、僕自身はアートの専門家ではなく、近場で興味がある展覧会が開催されていれば足を運ぶ程度の人間ですので、「こいつわかってないなあ」というところも多々あるでしょうが、御笑納いただければ幸いです。 (1)芸術闘争論 fujipon.hatenadiary.com 芸術闘争論 (

                                      「現代のアート」について、少しは知っておきたい人のための7冊の本 - いつか電池がきれるまで
                                    • アーティゾン美術館「STEPS AHEAD展」に行ってきました (2) - 時の化石

                                      どーも、ShinShaです。 アーティゾン美術館STEPS AHEAD展2回目の記事です。 今回は抽象主義、ダダイスムなど現代アート作品のご紹介です。 現代アートは基本的に苦手ですが、今回は美しい絵がありましたよ。 カンディンスキー「3本の菩提樹」クーニング、「無題(闘 牛)」など、とてもすばらしい作品です。 クレーの作品も大好きです。 「STEPS AHEAD展」楽しかったです。 STEPS AHEAD展について カンディンスキーとクレー 抽象表現主義の女性画家たちを中心に デュシャンとニューヨーク 参考図書 あとがき STEPS AHEAD展について 今回の美術展に関する美術館の説明です。 あるところにはあるものですね。 石橋財団、どんどんコレクションを増やしていますね。 近年、石橋財団は印象派や日本近代洋画など、従来の核となるコレクションを充実させる一方で、抽象表現を中心とする 20

                                        アーティゾン美術館「STEPS AHEAD展」に行ってきました (2) - 時の化石
                                      • ポスト印象主義の絵が好きだ ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌの美しい絵を見よう - 時の化石

                                        どーも、ShinShaです。 今回はアートの記事。 少し前に「アート思考」について勉強しました。 いろいろ読んだけど、現代アートは好きになれなかった。 理由は美しくないから。 「アート思考」本を読んでいたら、無性に美しい絵が見たくなりました。 ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ。 僕にはポスト印象主義の絵が一番です。 なによりも、彼らの絵には独創性と感動的な美しさがあります。 ポスト印象派とは ポール・ゴーギャン「マハナ・ノ・アトゥア(神の日)」 ポール・セザンヌ「レ・ローヴから見たサント=ヴィクトール山」 ヴァン ・ゴッホ 「星月夜」 あとがき ポスト印象派とは 今回の記事、山田五郎さんの下記の著書を参考にして書きます。 山田五郎著『知識ゼロからの西洋絵画史入門』 山田五郎著『知識ゼロからの西洋絵画入門』 1880年代後半方90年代にかけてフランスを中心に興った絵画の展開をポスト印象主義。 狭

                                          ポスト印象主義の絵が好きだ ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌの美しい絵を見よう - 時の化石
                                        • 末永幸歩著 『13歳からのアート思考』(2) 便器のアート、何も描かない絵 アートとは何なのか? - 時の化石

                                          どーも、ShinShaです。 今回は『13歳からのアート思考』の2回目の記事です。 結論としては、現代アートはきらいですね。 正直にいうと、アートと称する便器や、ペイント垂らした絵が出てきたときには、この本をぶん投げてやろうと思いました(笑)。 しかし、最終章まで読んで腑に落ちました。 もはやアートという概念自体がなくなってきているのですね。 アートとは何かを考えること自体が『アート思考』。 自分の好きな作品を自由に楽しめばいい。 やはり、この本はアートとは何かを学ぶための良い本です。 著者のご紹介 『13歳からのアート思考』を読む2 アートという植物 便器のアート? ペンキ垂らした絵画が1億ドル アンディ・ウォホールとMoMA美術館 本書の感想2 あとがき 著者のご紹介 著者は中学校・高等学校の先生でもあるんですね。 僕らのころの、美術の授業ってつまらなかったなぁ。 ぜんぜん、記憶に残っ

                                            末永幸歩著 『13歳からのアート思考』(2) 便器のアート、何も描かない絵 アートとは何なのか? - 時の化石
                                          • バイデン新大統領誕生。歴代アメリカ大統領の肖像画は誰が描いてきたのか?

                                            バイデン新大統領誕生。歴代アメリカ大統領の肖像画は誰が描いてきたのか?第46代アメリカ大統領に就任したジョー・バイデン。アメリカでは歴代大統領の肖像画を残す伝統があるが、バイデンの肖像画は誰が描くことになるのだろうか? ここでは歴代大統領の肖像画を振り返り、その傾向を考える。 クリントン、オバマ、ケネディの肖像画はいずれも特徴的 National Portrait Gallery バイデン新大統領の誕生に湧くアメリカ。このアメリカ大統領には、伝統的な慣習があることをご存知だろうか? それは肖像画だ。 アメリカでは初代大統領のジョージ・ワシントン以来、歴代大統領の肖像画が残されており、ナショナル・ポートレート・ギャラリーが所蔵している。肖像画は任期中に描かれることもあれば、退任後に描かれることもあるが、現職大統領の最初の任期中に前大統領の肖像画の除幕式を行うのが慣例となっている。 この肖像画

                                              バイデン新大統領誕生。歴代アメリカ大統領の肖像画は誰が描いてきたのか?
                                            • ダントー「アートワールド」の要約——分析美学基本論文集① - nete-nete.

                                              アーサー・ダントー「アートワールド」(西村清和訳、『分析美学基本論文集』所収)を要約する。 この論文は芸術の定義論(芸術とは何か?)の古典とされるが、明示的に「芸術とは何か」という問いを立てているというより、ダントーは「ある対象oを芸術にするのは何なのか」という問いを立てているといったほうが精確だ。そして、かれによれば、それこそが「アートワールド」なのだ。アートワールドこそがあるものを芸術にするのである。 この論文は大きくいって二つの部分に分かれているといえる。一つ目は「アートワールド」という概念の導入と解説、二つ目は芸術の論理学的な分析だ。というわけで、本エントリーしてもそれに合わせて二つのセクションに截然と分けてしまい、それぞれの要約をおこなうことにする。 アートワールドとはなにか 芸術の論理学的分析 アートワールドとはなにか ダントーはまず芸術の定義論における「模倣理論」と「実在理論

                                                ダントー「アートワールド」の要約——分析美学基本論文集① - nete-nete.
                                              • 平沢進の音楽世界観を多角的に紐解く - Music Synopsis

                                                ※当記事は文字数が9万字以上ある記事になります。 そのため、時間がある時に閲覧すること、また字数の関係上スマートフォンでの閲覧よりもパソコンやタブレット端末での閲覧を併せて強く推奨します。 ・はじめに これまで久石譲・菅野よう子といったメジャーでありながら知名度も抜群であり多大なフォロワーがいる、いってみれば名実ともに全員が納得できる偉大な大家について書きました。つまり大衆が愛すべき作曲家に焦点を当てました。しかし今回はすこし捻った特集を組みました。 マイナーだけど何故かメジャーアーティストとして有名という音楽版の諸星大二郎とでも形容すべき人物、つまりは平沢進です。まず音楽版の諸星大二郎とはどういう意味なのか、という点についてです。 同業者からは絶大な支持があるもののより広域的な範囲では知られていないという存在を形容するものとして「ミュージシャンズ・ミュージシャン」という単語があります。

                                                  平沢進の音楽世界観を多角的に紐解く - Music Synopsis
                                                • ソール・ライター - Wikipedia

                                                  ソール・ライター(Saul Leiter、1923年12月3日 - 2013年11月26日)は、アメリカ合衆国の写真家・画家。1940年代と1950年代の初期作品は、のちに「“ニューヨーク派”写真」と認識されるものに重要な貢献をした[1][2][3]:259。 来歴[編集] ペンシルベニア州ピッツバーグに生まれる[4]。父親は著名なタルムード学者で、ソールはラビを目指して学んだ。母親は彼が12歳の頃に最初のカメラを与えた[5][4]。1946年、22-23歳で神学校を去り、アーティストを志してニューヨークに移った[6][1][7]。当初は絵画に関心を持ち、抽象表現主義の画家リチャード・パウセット=ダート(英語版)と出会う幸運に恵まれた[6][1]。 パウセット=ダートとユージン・スミスはライターに写真を撮る事を勧めた。彼はすぐに数枚のスミスの写真を参考に35mmライカで白黒写真を撮り始めた

                                                    ソール・ライター - Wikipedia
                                                  • 日本初の回顧展として評判のメスキータ展と東京ステーションギャラリーの東京駅建造史で秘められた東京駅の建造物語を知る

                                                    東京駅に位置する東京ステーションギャラリーにおいて、第一次大戦前後を中心に活躍したオランダのアーティスト、メスキータ(Samuel Jessurun de Mesquita)の版画を見てきた。 そして、東京ステーションギャラリーには、東京駅建造史とも言える東京駅の遺跡が豊富に展示され、こちらもたいそう見応えがある。 ● メスキータ(Samuel Jessurun de Mesquita)展について ● メスキータ の見どころは描かれる線 ● 版画の対象をとりまく装飾や構図の取り方も面白い ● あの手この手の表現の技法手法が滅法面白い、そして動物の版画たち ● 動物版画シリーズの白眉が「シマウマ-1918」 ● 東京ステーションギャラリーは、展覧会のキャプションが良い ● 東京ステーションギャラリーで建造物としての東京駅を愛でる-東京駅建造史 ● メスキータ(Samuel Jessurun

                                                    • 利用者:さえぼー/英日翻訳ウィキペディアン養成セミナー - Wikipedia

                                                      本ページは、大学の授業で実施する英日翻訳ウィキペディアン養成セミナーのためのサブページです。基本的に、英語版ウィキペディアの記事を日本語版ウィキペディアに翻訳します。 この授業は、学生の皆さんの英語力・調べ物技術の向上と、日本語版ウィキペディアの発展を2本の柱とするプロジェクトです。 2024年度は担当教員のさえぼーがサバティカル中であるため、プロジェクトクラスは1年間休止いたします。こちらの候補記事リストは随時更新します。 学生の皆さんへ[編集] ウィキペディアにはいろいろなルールがあり、記事を作成するのは予想以上に大変だと思います。しかしながら、翻訳記事を作成するのは英語と日本語両方の勉強になり、また自分の知識を生かして社会に貢献できるチャンスでもあります。教員ができるだけサポートするので、めげずに頑張りましょう。 以下は、記事執筆前に必ず読んで欲しいルール一覧です。 Help:ログイ

                                                      • ベーコンから平成展、KAWSまで。2021年に注目すべき展覧会ベスト20

                                                        ベーコンから平成展、KAWSまで。2021年に注目すべき展覧会ベスト20多くの展覧会が中止や会期変更となった2020年。2021年も数々の注目すべき大規模展覧会が予定されている。ここでは、編集部がとくに注目したい展覧会20件を会期順に紹介する。 Chim↑Pom SUPER RAT -Scrap & Build- 2017 ※参考図版 Photo by Morita Kenji Courtesy of the artist, ANOMALY and MUJIN-TO Production 田中一村展―千葉市美術館収蔵全作品(千葉市美術館、2021年1月5日〜2月28日)田中一村 アダンの海辺 1969 個人蔵(千葉市美術館寄託) (c)2020 Hiroshi Niiyama 千葉市に20年住んだのち、50代になって奄美大島に移住。亜熱帯の花鳥や風土を題材にした独特の日本画を描く田中一村(

                                                          ベーコンから平成展、KAWSまで。2021年に注目すべき展覧会ベスト20
                                                        • 展示終了後、私たちはいかに問題に向き合うのか。中村史子評 田中功起《抽象・家族》

                                                          展示終了後、私たちはいかに問題に向き合うのか。中村史子評 田中功起《抽象・家族》3年に1度行われる、愛知県を主体とした国際芸術展「あいちトリエンナーレ」。4回目の今年は津田大介が芸術監督を務め、「情の時代 Taming Y / Our Passion」をテーマに約80組の作家が参加している。しかし、本トリエンナーレの一展示「表現の不自由展・その後」の中止・展示室閉鎖を受け、一部作家が抗議として展示を中止。田中功起の作品《抽象・家族》も9月3日より「再設定」(展示の変更)として、展示室内には入ることができない。《抽象・家族》とはどのような作品なのか? 愛知県美術館学芸員の中村史子が、「絵画」「普遍性」のキーワードから考察する。 文=中村史子 田中功起 抽象・家族 2019 あいちトリエンナーレ(愛知県美術館、2019)での展示風景 田中功起《抽象・家族》と絵画と普遍性について 田中功起があい

                                                            展示終了後、私たちはいかに問題に向き合うのか。中村史子評 田中功起《抽象・家族》
                                                          • ソール・ライターが人々を惹きつける理由。“見ることの喜び”にあふれた写真

                                                            ソール・ライターが人々を惹きつける理由。“見ることの喜び”にあふれた写真今年、日本で2回目となる回顧展が開催され注目を集める写真家ソール・ライター。その作品はなぜ現代の人々を惹きつけるのか? ライターがいたニューヨークで過ごし、アートや写真に関するキュレーションや編集を数多く手がける河内タカが、時代背景から紐解く。 文=河内タカ ソール・ライター バス 2004頃 発色現像方式印画 (C) Saul Leiter Foundation 写真を撮ることはなにかを探りあてるため。ソール・ライターの静かな生き方 僕ははたしてソール・ライターに会っていたのだろうか。彼の写真を見ながらそうふと思った。なぜならライターが住んでいたニューヨークの場所というのがイースト・ヴィレッジの東10丁目であり、実は僕もそこからわずか数ブロックのところに住み同じ界隈を日々歩きまわっていたからで、記憶の片隅にライターに

                                                              ソール・ライターが人々を惹きつける理由。“見ることの喜び”にあふれた写真
                                                            • アンディ・ウォーホル・キョウト展に行く! - 続キロクマニア

                                                              みなさま、こんばんわぁあ〜です 今日は、なかなかの長編です みなさま、スクロールの準備を! 興味のある方はぜひ読んでください♡ 12月某日 この日は相方といそいそと出掛けてきました 京都・岡崎にある 「京都市京セラ美術館」です 京都市京セラ美術館は 現存する日本の公立美術館の中では 最も古い建築なのだそうです 1933年に建てられ 第二次世界大戦をまたいで80年ほど 帝冠様式を代表する建築として愛されています お庭もあるんですよ 外には出てないのですけど 山が借景になって、美しいのです 今、京都市内で これだけゆったりとした贅沢な空間は なかなか作ることはできないと思います 古くからある建築物ならではですよね この日は 「アンディ・ウォーホル・キョウト」展に やってきました 昨年9月から、今年の2月まで 5か月もの間開催されていた 京都市京セラ美術館の企画展です アンディ・ウォーホルは 現

                                                                アンディ・ウォーホル・キョウト展に行く! - 続キロクマニア
                                                              • フランク・ステラが美術史に残したものとは何か。「見ること」を追求したアーティスト

                                                                フランク・ステラが美術史に残したものとは何か。「見ること」を追求したアーティスト今年5月に87歳でこの世を去った現代美術の巨匠、フランク・ステラ。抽象表現主義を牽引した作家の功績を、『絵画の解放: カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』著者で東京大学大学院総合文化研究科教授の加治屋健司が振り返る。 文=加治屋健司 フランク・ステラ Photo by ullstein bild (C)getty images 2024年5月4日、20世紀アメリカを代表する画家フランク・ステラが亡くなった。享年87歳。抽象絵画を極限まで押し進めて、絵画の形態と構造に関する様々な課題に挑戦し続けた画家であった。 ステラは、1936年マサチューセッツ州ボストン市郊外で生まれた。名門フィリップス・アカデミーを卒業後、プリンストン大学で歴史学を専攻しつつ、美術史と美術を学んだ。大学では、後に美術史家・美術批評家

                                                                  フランク・ステラが美術史に残したものとは何か。「見ること」を追求したアーティスト
                                                                • 「カラーフィールド展」評:表面のみをなぞるコンテンポラリーアートへの警笛

                                                                  会期中も会期後も読める新たな批評の在り方を模索。会期後のレビューではなく、会期中の展覧会を彫刻家で文筆家の鈴木操がレビューする同連載。第3回はDIC川村記念美術館で開催中の「カラーフィールド 色の海を泳ぐ展」。鈴木は同展をどう見たのか。 ロシアによるウクライナへの侵攻が開始された2022年2月24日の約1ヶ月後に始まったDIC川村記念美術館での企画展「カラーフィールド 色の海を泳ぐ」展は、おそらく偶然だが、しかし何か同時代的な注意喚起を発していると、私は密かに感じていた。そして遅ればせながら今回、この連載をきっかけに足を運ぶこととなった私は、結果的に言えば完全に幸運だった。現在も続くロシアのウクライナ侵攻という状況は「歴史は繰り返す」という古い言葉の啓示がなくとも、1939年の独ソ不可侵条約※と似たような展開がいつ再演されてもおかしくないという緊張感に、日々付きま

                                                                    「カラーフィールド展」評:表面のみをなぞるコンテンポラリーアートへの警笛
                                                                  • No,68 色について知りたければ、マーク・ロスコの作品を見てみよう。 - Masasakiblog

                                                                    色について知りたければ、マーク・ロスコの作品を見てみよう。 ひたすら色にこだわり続けたアーティスト マーク・ロスコ が本日の主人公である。 ちょっとアートをかじった人であれば、 「あぁ、あの人ね。」 なんていうかもしれない。 だが、普段アートに慣れ親しんでいない人からすれば、 「誰それ?」 となる。 そして、マーク・ロスコの作品を見せれば、 「え?これがアートなの?」 「俺でも描けそう…。」 なんていう返事が返ってくることだろう。 そうなんです。 マーク・ロスコの作品は、キャンバスを塗りたくっただけの作品なんです。 「それの何がいいの?」 見てもらえればわかる。 さぁ、みんなでマーク・ロスコを知ろうではないか! 基本情報 作風 マーク・ロスコがアーティストになるまで 壁画制作 マーク・ロスコと哲学 自殺 小ネタ 基本情報 「マーク・ロスコ」 本名 マーカス・ロスコヴィッチ 生年月日 190

                                                                      No,68 色について知りたければ、マーク・ロスコの作品を見てみよう。 - Masasakiblog
                                                                    • Oneohtrix Point Never | ele-king

                                                                      本作『MAGIC ONEOHTRIX POINT NEVER』は、この10年余りの間様々な作品をリリースしてきた主要プロジェクト名(OPN)がセルフ・タイトルとして冠されている通り、自己言及的で、かつ内省的な作品だ。この間のコロナ禍において、ニューヨーク在住のダニエル・ロパティンは、日に日に深刻化する感染状況に怯えながら、多くの人びとと同じように長引く自粛期間中ひたすら自宅へこもり、しばらく無為の時間を過ごしていたらしい(そのあたり、先んじて公開された本人へのインタヴューでも語られている)。好きな映画を観るのもままならず(登場人物たちが物理的に触れ合ったり、モブが登場する場面を観る気になれなかったという)、かといってもちろんオーディエンスを前にしたパフォーマンスを行なえるわけでもない。こうした期間において彼の心身を癒やしたのがネット・ラジオだった。本作は、そこで受けたインスピレーションを元

                                                                        Oneohtrix Point Never | ele-king
                                                                      • People of the Year by COMME des GARÇONS and SWITCH

                                                                        COMME des GARÇONS・川久保玲と雑誌「SWITCH」による共同プロジェクト 「People of the Year by COMME des GARÇONS and SWITCH」始動。 COMME des GARÇONSとSWITCHが選ぶ、 様々なジャンルの表現者たちの作品が、川久保玲デザインによるアイテムとして展開決定 “People of the Year by COMME des GARÇONS and SWITCH" is a collaboration project by fashion company COMME des GARÇONS and SWITCH magazine with artists from various genres. Designed by Rei Kawakubo, the new items will be released f

                                                                          People of the Year by COMME des GARÇONS and SWITCH
                                                                        • 塩見允枝子オーラル・ヒストリー | 京都市立芸大芸術資源研究センター

                                                                          塩見允枝子(しおみ・みえこ 1938年~ ) 作曲家 岡山県出身。東京芸術大学楽理科在学中に小杉武久らとともに「グループ音楽」を結成し、即興演奏を行なった。また独自のイヴェント作品にも取り組んだ。64年ニューヨークへ渡り、「フルクサス」に参加。イヴェント、インターメディア、パフォーマンス、作曲など多様な活動を行なっている。現在大阪府在住。「フルクサス」としての活動、音楽作品、また独自の「トランスメディア」の概念についてお話しいただいた。 Interview : 2014年12月1日 / 2014年12月2日 オーラル・ヒストリーのインタヴューということで、私、柿沼敏江と、芸術資源研究センター非常勤研究員の竹内直でお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 塩見:こちらこそ。 柿沼:まず、若い頃のことから伺わせていただきますけれども、岡山県の玉島というところでお生まれになって。 塩見:岡山

                                                                          • 日本の写真にフォーカス - San Francisco Museum of Modern Art

                                                                            背景画像:畠山直哉、《Blast#13018》(部分)2006年、発色現像方式印画、99.5×150cm、サンフランシスコ現代美術館所蔵、空蓮房寄贈 © 畠山直哉 このデジタル出版は、NIKONの寛大なご支援によって提供されています。 また、レイ・エバンズ&ウィン・リッチー・エバンズ財団とグレン・S&サキエ・T・フクシマ夫妻のご後援を受けています。 NIKONは100年以上にわたり、私たちの日常生活を改善し、より美しい芸術を創造し、人類の最大の課題のいくつかを解決するために、新しく革新的な画像技術を追求してきました。これらの影響力のある写真家の重要な作品やストーリーを世界に届けるサンフランシスコ近代美術館の『日本の写真にフォーカス』に協力できることを誇りに思います。 日本の写真界において最も多作な人物の一人、荒木経惟(1940年生まれ)は、1970年から現在に至るまでに数え切れないほどの写

                                                                              日本の写真にフォーカス - San Francisco Museum of Modern Art
                                                                            • レジュメ|ベンス・ナナイ「マクロとミクロ:アンドレアス・グルスキーの美学」 - obakeweb

                                                                              アントワープ大学の売れっ子ブンセキ哲学者といえば、ベンス・ナナイ(Bence Nanay)。ホストっぽい見た目とは裏腹に、知覚・心の哲学から、美学、存在論、倫理学まで、あちこちの分野で活躍する秀才です。 Nanay, Bence (2012). The Macro and the Micro. Journal of Aesthetics and Art Criticism 70 (1):91-100. そんなナナイによるアンドレアス・グルスキー(Andreas Gursky)論。 グルスキーといえば、デカい+幾何学的+超高画質な作品で有名な写真家。いまでは、ドイツのみならず世界を代表するアーティストの一人です。 グルスキーの美学を解剖しつつ、それを描写の哲学における「二重性(twofoldness)」の議論に接続した一本。Journal of Aesthetics and Art Crit

                                                                                レジュメ|ベンス・ナナイ「マクロとミクロ:アンドレアス・グルスキーの美学」 - obakeweb
                                                                              • 正しいアーティストステートメントの書き方

                                                                                このブログの中で2位になってる、かなりのアクセス数がある「アーティストステートメントの書き方」の記事。やっぱり書き慣れていない人も多いんだろう、ということがわかったので、もう少し詳しく書こうかなと思いました。 あんまり批判はよくないなとも思うんですが、インターネット上に転がってる他の方のブログの「アーティストステートメントとは」的な記事を読んでみると、びっくりするぐらい統一して間違っているので、焦って急いでここで正したいなと思いました。 すっごい失礼だな、上から目線だなということは承知していますが、敢えて言うけれど、ドイツ美大で専門的な授業や講義を受けたし、本も山ほど読んで、公募展応募もたくさんしてきたし助成金もコンペ受賞した経験があるということで、理論的には正しいことをお伝えするので、どうかどうか間違った自己流アーティストステーメント講座を参考にしないでほしい、です。 あと、ポエムになっ

                                                                                  正しいアーティストステートメントの書き方
                                                                                • ホラー映画十選 - シネマ一刀両断

                                                                                  うん、おはよう。この「うん」っていうのムカつくでしょ? へへ。 今回はGさんによる持ち込み企画だッ。 「ふかづめさんによるホラー映画十選とかすごく興味あるのだけれど、その企画はどうですか?」と言われたので「しょうがないのでやってあげます」と安請け合いしたが、自分にウソをつきたくないので素直に告白しておく。 やりたくないです。 別にホラー映画にひときわ強い愛着があるわけでも一角の持論があるわけでもないのだし。そんなわけで只でさえ消極的な気持ちになっているのに、Gさんは「ホラー映画十選、ちゃんと書いてくれてるの」とせっついてくる。うるせえ、催促すんな。 それと同時に、Gさんからいくつか素敵な質問をお寄せ頂いてるので先にそっちを片付け…答えたいと思います! Q1. ふかづめさんは風紀委員長のジェイソンさんが好きという印象があるのだけれど、風紀委員会の皆さんは概して好きですか? A1. ジェイソン

                                                                                    ホラー映画十選 - シネマ一刀両断