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西山美香の検索結果1 - 40 件 / 71件

  • 「逮捕の意味も分からなかった」 無罪確定的な元看護助手、県警の不当捜査語る|社会|地域のニュース|京都新聞

    「逮捕の意味も分からなかった」 無罪確定的な元看護助手、県警の不当捜査語る 2020年2月4日 7:00 「私は殺していません」。16年におよぶ殺人の汚名をそそぐため、大津地裁で3日、西山美香さん(40)は再審に臨んだ。言葉を振り絞って弁護人の質問に答え、虚偽の自白に至った経過や、刑事からの差し入れなど、県警の不当な捜査を証言していった。はっきりと「冤罪(えんざい)」を証明するように。 「(担当の)男性刑事ともっと長くいられるから、うれしい」。被告人質問で、西山さんは16年前の逮捕時の気持ちを述べた。「逮捕の意味も分からなかった」 幼い頃から、成績優秀な2人の兄と比べられ、劣等感があった。逮捕前から身の上話を聞いてくれ、「君も賢いよ」と言った刑事を好きになった。留置場から取調室へ出してくれる「白馬の王子様」だと思った。 その気持ちに便乗するような捜査を、西山さんは被告人質問で明らかにしてい

      「逮捕の意味も分からなかった」 無罪確定的な元看護助手、県警の不当捜査語る|社会|地域のニュース|京都新聞
    • 元看護助手「再審無罪、間違いといわれ怒り」 国賠訴訟で滋賀県主張 | 毎日新聞

      湖東記念病院(滋賀県東近江市)の入院患者への殺人罪で服役後、再審無罪が確定した元看護助手の西山美香さん(41)が国と県に計約4300万円の国家賠償を求めた訴訟で、非公開の進行協議が16日、大津地裁であった。県側が準備書面で「被害者を心肺停止状態に陥らせたのは原告」などと無罪を否定する主張をしたことに対し、西山さんの弁護団は撤回を求めたが県側は拒んだ。西山さんは記者会見…

        元看護助手「再審無罪、間違いといわれ怒り」 国賠訴訟で滋賀県主張 | 毎日新聞
      • 再審無罪の湖東病院患者死亡、滋賀県警が質問一切拒否 17日の本部長会見、記者クラブに通告|社会|地域のニュース|京都新聞

        再審無罪の湖東病院患者死亡、滋賀県警が質問一切拒否 17日の本部長会見、記者クラブに通告 2020年4月16日 15:14 入院患者を死亡させたとして滋賀県警に2004年に逮捕され、殺人罪で懲役12年の判決を受け服役した元看護助手西山美香さん(40)が3月、大津地裁でのやり直し裁判(再審)で無罪判決を受けた湖東記念病院患者死亡事案について、県警は15日までに、17日に予定される本部長定例会見で、一切の質問を受け付けないと記者クラブ側に通告した。 クラブ側は、県警の滝澤依子本部長らに3月31日の判決当日に会見するよう要請したが、県警は応じなかった。今月2日の無罪確定後も、県警は西山さんに謝罪せず、滝澤本部長が見解を示す場も設けていない。 県警の定例会見は、新聞社やテレビ局など15社が加盟する「県警記者クラブ」が主催し、毎月1度行われる。本部長らが出席し、県警の施策などを説明し、クラブ幹事社が

          再審無罪の湖東病院患者死亡、滋賀県警が質問一切拒否 17日の本部長会見、記者クラブに通告|社会|地域のニュース|京都新聞
        • 【特集】12年間、刑務所に服役も…覆る”殺人事件”「捜査のヤミ」を追跡取材(関西テレビ) - Yahoo!ニュース

          1月11日、多くの参拝客に交じって、1人の女性が初詣に訪れました。 西山美香さん(40)。 ――Q:どういったことをお願いした? 【西山美香さん】 「家族みんなが仲良く、そして無罪判決をもらえるように…」 今年は、長年苦しめられてきた”冤罪”を晴らす、特別な年です。 【西山美香さん】 「あ、大吉ですわ!いいことありそうですね。持って帰ってお母さんに見せますわ」 西山さんは、滋賀県の湖東記念病院の看護助手だった2003年、男性患者の人工呼吸器のチューブを外し殺害したとして、24歳の時に逮捕されました。

            【特集】12年間、刑務所に服役も…覆る”殺人事件”「捜査のヤミ」を追跡取材(関西テレビ) - Yahoo!ニュース
          • 調書作文か 西山さん告白「60まで数えられない」:中日新聞Web

            近く再審が始まる滋賀県の呼吸器事件で、事件当時に作成された供述調書で、看護助手(当時)の西山美香さん(39)が消音ボタンで人工呼吸器のアラーム(警報)音が作動しなくなる一分間を「数えた」ことにされたのは、刑事と検察官による作り話の可能性が高いことが分かった。西山さんが「私は六十まで数えられない」と本紙と弁護団に告白した。 一分を数えた、という供述は、再審開始を決定した大阪高裁(二〇一七年十二月)が「誘導の疑いがある」と指摘したが、弁護団長の井戸謙一弁護士は「数えられないのに数えたことにしたのは、捜査当局による作り話でしかない。明白な違法性があり、誘導とは次元が違う話だ」と指摘。再審の法廷で真...

              調書作文か 西山さん告白「60まで数えられない」:中日新聞Web
            • 「表現に不十分な点、おわび」 滋賀県警本部長、西山さん犯人視文書を謝罪|社会|地域のニュース|京都新聞

              滋賀県議会の本会議で西山さんに対する不適切な表現を謝罪し、頭を下げる県警の滝澤本部長(2021年9月28日午前10時37分、大津市・県議会議場) 滋賀県東近江市の湖東記念病院での患者死亡を巡る再審で無罪が確定した元看護助手の西山美香さん(41)=彦根市=が国と滋賀県に計約4300万円を求めた国家賠償請求訴訟を巡り、県側の訴訟実務を担う滋賀県警が無罪判決を否定する内容の準備書面を提出した問題で、県警の滝澤依子本部長は28日、県議会本会議で「書面の表現に不十分な点があり、西山さんをはじめ関係者の心情を害したことについて、県警を代表しておわび申し上げる」と謝罪し、訂正する方針を示した。 滝澤本部長は一般質問で同問題について見解を問われた。県警が大津地裁に提出した準備書面に「患者を心肺停止状態に陥らせたのは原告」などと、西山さんを犯人視する記述をしたことについて「再審で無罪判決が確定したことを県警

                「表現に不十分な点、おわび」 滋賀県警本部長、西山さん犯人視文書を謝罪|社会|地域のニュース|京都新聞
              • 無罪確定の女性に滋賀県知事が謝罪 県が判決否定する主張 | NHKニュース

                18年前、滋賀県東近江市の病院で患者が死亡したことをめぐり、再審=やり直しの裁判で無罪が確定した女性が、県などに損害賠償を求めている民事裁判で、県が「女性が患者を心肺停止にさせた」などとして、再審での無罪判決の内容を否定する主張をしたことについて、三日月知事は「極めて不適切な表現だった」と述べて女性に謝罪しました。 東近江市の湖東記念病院の看護助手だった西山美香さん(41)は、平成15年に入院患者が死亡したことをめぐり、殺人の罪で懲役12年の刑で服役したあと、去年、やり直しの裁判で無罪が確定しました。 西山さんは、滋賀県警などの不当な捜査で長期間拘束されたとして、滋賀県などに対し損害賠償を求める民事裁判を起こしています。 滋賀県は16日、大津地方裁判所で行われた非公開の進行協議で「患者を心肺停止状態に陥らせたのは西山さんだ」として、再審の無罪判決の内容を否定する主張をしました。 これについ

                  無罪確定の女性に滋賀県知事が謝罪 県が判決否定する主張 | NHKニュース
                • 西山さん無罪確実に 検察は謝罪の言葉なく 滋賀・患者死亡の再審結審 - 毎日新聞

                  再審結審後、記者会見する西山美香さん(右)=大津市で2020年2月10日午前11時33分、小松雄介撮影 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、入院中の男性患者(当時72歳)の人工呼吸器を外して殺害したとして、殺人罪で懲役12年が確定し服役した元看護助手の西山美香さん(40)の再審(やり直しの裁判)の第2回公判が10日、大津地裁(大西直樹裁判長)であった。検察側は論告で「証拠に基づき、裁判所に適切な判断を求める」と述べ、求刑しなかった。弁護側は最終弁論で改めて無罪を主張し、結審した。 3月31日に開かれる判決公判で、西山さんに無罪が言い渡されることが確実になった。 この記事は有料記事です。 残り611文字(全文846文字)

                    西山さん無罪確実に 検察は謝罪の言葉なく 滋賀・患者死亡の再審結審 - 毎日新聞
                  • 再審無罪の西山さんに刑事補償5997万円 上限額認める、湖東病院患者死亡で大津地裁|社会|地域のニュース|京都新聞

                    滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年に患者を死亡させたとして、殺人罪で懲役12年の判決が確定し服役後、今年3月に再審無罪判決(確定)を受けた元看護助手西山美香さん(40)=彦根市=に対し、大津地裁は27日、刑事補償法に基づく補償金5997万5千円を交付する決定をした。西山さんが請求した上限額を認めた。 決定では、西山さんが滋賀県警に逮捕されて以降、13年以上の長期にわたり身柄を拘束された点や、自白の誘導など当時の捜査や取り調べの在り方などを考慮し、「上限額が相当」とした。 同法は、無罪判決を受けた場合の国の補償手続きを規定。西山さんは04年に県警に逮捕されてから、17年に刑務所を満期出所するまでの4798日を拘束期間とし、1日当たりの請求上限額の1万2500円を掛けた額(5997万5千円)を、8月1日付で同地裁に請求していた。 請求書では、西山さんは県警による違法不当な取り調べで虚偽の

                      再審無罪の西山さんに刑事補償5997万円 上限額認める、湖東病院患者死亡で大津地裁|社会|地域のニュース|京都新聞
                    • 「もう謝罪はいらない」再審無罪の元看護助手 「犯人視」県警の体質 | 毎日新聞

                      無罪判決を否定する滋賀県側の主張に対し、記者会見で怒りの声を上げる西山美香さん(左)=大津市で2021年9月16日午後1時8分、菅健吾撮影 滋賀県の湖東記念病院で2003年に死亡した入院患者への殺人罪で服役後、再審無罪が確定した元看護助手、西山美香さん(41)が国と県に国家賠償を求めた訴訟で、県側が西山さんを「犯人視」する書面を提出したことが波紋を広げている。三日月大造知事に続き、県警の滝沢依子本部長も28日、謝罪に追い込まれた。しかし、捜査の検証に後ろ向きな県警の体質は根深く、西山さんの怒りは収まりそうにない。 「県警が作成した準備書面の表現に不十分な点があり、関係者の心情を害したことについて県警を代表しておわび申し上げる」。この日の県議会本会議で、滝沢本部長は共産党県議の質問にそう答弁し、頭を下げた。 西山さんを無罪とした大津地裁の再審判決(20年3月)は、県警の刑事が西山さんの迎合的

                        「もう謝罪はいらない」再審無罪の元看護助手 「犯人視」県警の体質 | 毎日新聞
                      • 再審無罪の西山さんに刑事補償5997万円 上限額認める、湖東病院患者死亡で大津地裁(京都新聞) - Yahoo!ニュース

                        滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年に患者を死亡させたとして、殺人罪で懲役12年の判決が確定し服役後、今年3月に再審無罪判決(確定)を受けた元看護助手西山美香さん(40)=彦根市=に対し、大津地裁は27日、刑事補償法に基づく補償金5997万5千円を交付する決定をした。西山さんが請求した上限額を認めた。 【写真】墓前に手を合わせる西山美香さん 決定では、西山さんが滋賀県警に逮捕されて以降、13年以上の長期にわたり身柄を拘束された点や、自白の誘導など当時の捜査や取り調べの在り方などを考慮し、「上限額が相当」とした。 同法は、無罪判決を受けた場合の国の補償手続きを規定。西山さんは04年に県警に逮捕されてから、17年に刑務所を満期出所するまでの4798日を拘束期間とし、1日当たりの請求上限額の1万2500円を掛けた額(5997万5千円)を、8月1日付で同地裁に請求していた。 請求書では、西山さ

                          再審無罪の西山さんに刑事補償5997万円 上限額認める、湖東病院患者死亡で大津地裁(京都新聞) - Yahoo!ニュース
                        • 「はい、逮捕」と冤罪に巻き込まれた男性。警察署長は会見でしらを切った|#供述弱者を知る | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                          滋賀県の呼吸器外し事件の被疑者にされた西山美香さん(40)の虚偽自白は、刑事に脅されて「アラームが鳴った」と言わされた、2カ月前の嘘がきっかけだった。すべての起点がそこにある、と考えた角雄記記者(37)は公判資料を再点検していくうちに、この事件の中で埋もれていた「もうひとつの冤罪事件」に行き着いた。 掘り出されたその事件は、西山さんを取り調べたのと同じ刑事による、正真正銘の冤罪事件だった。便意をもよおし、差し迫った状況を訴える人に「やった」と自白するまで許さない。いったい、これはどこの国のいつの時代の話なのか。そう思わせる極め付きの内容だった。 (前回の記事:埋もれていた、もうひとつの冤罪事件。暴行して自白させた刑事) もうひとつの冤罪事件の被害者の陳述書を読み終えた私は、角記者に言った。 秦「本当にひどいな。迎合とか、誘導とかといった生やさしいものじゃなくて、もはや拷問と同じだな」 角「

                            「はい、逮捕」と冤罪に巻き込まれた男性。警察署長は会見でしらを切った|#供述弱者を知る | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                          • 殺人罪で12年服役の元看護助手、再審無罪へ 検察が有罪立証を断念、滋賀・湖東病院事件|社会|地域のニュース|京都新聞

                            殺人罪で12年服役の元看護助手、再審無罪へ 検察が有罪立証を断念、滋賀・湖東病院事件 2019年10月22日 17:10 東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で服役後、今年3月に再審開始が決定した元看護助手西山美香さん(39)の再審公判で、検察側が有罪立証を事実上、断念したとみられることが22日、弁護団への取材で分かった。検察側が同日までに、新たな証拠による立証を行わず、弁護団の主張に積極的に反論しないなどと弁護団に書面で伝えた。再審公判で西山さんの無罪が確定的になった。 弁護団によると、書面では、確定判決で有罪の証拠になった「故意にチューブを外した」などとする西山さんの自白調書について、再審公判で証拠として引き継ぐかは裁判所に一任する、とした。弁護団の証拠請求にも可能な限り同意する意向を示し、本年度内の再審公判開始や即日結審を希望している

                              殺人罪で12年服役の元看護助手、再審無罪へ 検察が有罪立証を断念、滋賀・湖東病院事件|社会|地域のニュース|京都新聞
                            • 殺人罪で服役した女性の「無罪」確定も…滋賀県警は「捜査に問題ない」認識示す(関西テレビ) - Yahoo!ニュース

                              殺人罪で服役した滋賀県の女性が、やり直しの裁判で「無罪」が確定したことについて、滋賀県警は当時の捜査に問題がなかったとする認識を示しました。 湖東記念病院の看護助手だった西山美香さん(40)は、入院患者を殺害したとして12年間服役しましたが、やり直しの裁判が開かれた結果、「不当な捜査で自白が誘発された疑いが強い」などとして、無罪が確定しています。 このことについて、滋賀県警トップの滝澤依子本部長は、3日の議会で当時の捜査に問題がなかったとする認識を示しました。 【滋賀県警・滝澤依子本部長】 「当時、事件の発生を受けて県警としては事件解決に向けて必要と考えられた捜査を尽くした。(再審判決で指摘された)不適切な取り調べ、あるいは恣意的な証拠開示、予断に基づく死因鑑定といった事実は確認されていない」 一方で、滝澤本部長は「結果として西山さんに大きな負担をおかけし、心苦しく思う」と、謝罪しました。

                                殺人罪で服役した女性の「無罪」確定も…滋賀県警は「捜査に問題ない」認識示す(関西テレビ) - Yahoo!ニュース
                              • 「人工呼吸器外し」再審で無罪 殺人罪で服役した元看護助手の名誉回復 湖東記念病院(京都新聞) - Yahoo!ニュース

                                滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手西山美香さん(40)の裁判をやり直す再審の判決公判が31日、大津地裁で開かれ、大西直樹裁判長は無罪を言い渡した。逮捕から約16年ぶりに西山さんの名誉が回復された。 【動画】裁判官の言葉、うれしかった 男性患者の死因について、確定判決では「酸素途絶による急性心停止」としていたが、大西裁判長は「他の死因が考えられ、事件性はなく犯罪の証明がない」とし、「西山さんの自白調書を証拠採用しない」とした。また当初の医学鑑定について「人工呼吸器のチューブが外れたという真偽が疑わしい事実を前提としている」と信用性を否定。不整脈やたんの詰まりで死亡した具体性があると指摘した。 西山さんに対する滋賀県警の取り調べについて「西山さんの迎合しやすいという障害特性を知りながら強い支配力を

                                  「人工呼吸器外し」再審で無罪 殺人罪で服役した元看護助手の名誉回復 湖東記念病院(京都新聞) - Yahoo!ニュース
                                • 冤罪被害女性のTシャツ、裁判所「着ないで」要請 「団体名が書かれているだけなのに」|社会|地域のニュース|京都新聞

                                  滋賀県東近江市の湖東記念病院での患者死亡を巡り、再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(43)=同県彦根市=が国と滋賀県に損害賠償を求めた訴訟で、6月に開かれた口頭弁論の際に西山さんが着ていたTシャツに対し、大津地裁が「メッセージ性がある」として着用しないよう求めていたことが24日、分かった。西山さんの弁護団は25日にも地裁に抗議する文書を提出する方針。 西山さんが着ていたのは、DNA鑑定など科学的手法によって冤罪(えんざい)の救済・検証に取り組む民間組織「イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ)」(京都市北区)の名前が書かれたTシャツ。「イノセンス―」の英字表記以外に文字は書かれていない。 弁護団によると、6月22日の弁論の後、訴訟の窓口を担当する弁護士事務所に、地裁の書記官から、Tシャツを着用しないことを求める連絡があった。地裁によると、最高裁が定める庁舎管理規定を根拠とし、「着

                                    冤罪被害女性のTシャツ、裁判所「着ないで」要請 「団体名が書かれているだけなのに」|社会|地域のニュース|京都新聞
                                  • 消毒液に漂白剤活用…注意点は 商品ごとに異なる分量(中国新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

                                    新型コロナウイルスの感染を防ぐため、家庭でどんな消毒対策ができるのだろう。アルコール消毒液の品薄が続く中、国は市販の漂白剤を活用した代用品作りなどを呼び掛けている。ただ、専門家は「作り方や使い方に十分な注意が必要」という。ポイントをよく踏まえて効果的な感染予防につなげたい。 【動画・型紙】立体マスクの作り方 ▽「塩素系」は素手で触らない/手洗いはせっけんで十分 厚生労働省と経済産業省が促すのが、塩素系漂白剤を薄めた消毒液作りだ。水1リットルに入れる分量は商品ごとに異なり、付属のキャップ1杯(25ミリリットル)か、2分の1杯(10ミリリットル)とされている。主成分の「次亜塩素酸ナトリウム」による消毒力が、手すりやドアノブに付いた新型コロナウイルスに「有効」としている。 塩素系漂白剤は危険な成分も含んでいる。薄めても目に入れば失明する恐れがあり、手に付くとガサガサに荒れてしまう。「絶対に手や指

                                      消毒液に漂白剤活用…注意点は 商品ごとに異なる分量(中国新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
                                    • 「人工呼吸器外し」再審で無罪 殺人罪で服役した女性の名誉回復 湖東記念病院|社会|地域のニュース|京都新聞

                                      滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手西山美香さん(40)の裁判をやり直す再審の判決公判が31日、大津地裁で開かれ、大西直樹裁判長は無罪を言い渡した。逮捕から約16年ぶりに西山さんの名誉が回復された。 男性患者の死因について、確定判決では「酸素途絶による急性心停止」としていたが、大西裁判長は「他の死因が考えられ、事件性はなく犯罪の証明がない」とし、「西山さんの自白調書を証拠採用しない」とした。また当初の医学鑑定について「人工呼吸器のチューブが外れたという真偽が疑わしい事実を前提としている」と信用性を否定。不整脈やたんの詰まりで死亡した具体性があると指摘した。 西山さんに対する滋賀県警の取り調べについて「西山さんの迎合しやすいという障害特性を知りながら強い支配力を独占し、殺害の自白を維持しようとした

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                                      • 秦融 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                        1961年愛知県生まれ。84年筑波大卒、中日新聞入社。社会部デスク、カイロ支局長を経て、2013年3月から編集委員。2021年12月退社。2009年、連載「農は国の本なり」で農業ジャーナリスト賞。編集を担った大型コラム「ニュースを問う」欄では、呼吸器事件を調査報道し、連載「西山美香さんの手紙」で19年早稲田ジャーナリズム大賞(草の根民主主義部門)、20年日本医学ジャーナリスト協会賞大賞。著書「冤罪をほどく──供述弱者とは誰か」(風媒社)で、第44回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」受賞。至学館大学コミュニケーション研究所客員研究員。

                                          秦融 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                        • 滋賀・呼吸器事件、調書作文か:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

                                          近く再審が始まる滋賀県の呼吸器事件で、事件当時に作成された供述調書で、看護助手(当時)の西山美香さん(39)が消音ボタンで人工呼吸器のアラーム(警報)音が作動しなくなる一分間を「数えた」ことにされたのは、刑事と検察官による作り話の可能性が高いことが分かった。西山さんが「私は六十まで数えられない」と本紙と弁護団に告白した。 一分を数えた、という供述は、再審開始を決定した大阪高裁(二〇一七年十二月)が「誘導の疑いがある」と指摘したが、弁護団長の井戸謙一弁護士は「数えられないのに数えたことにしたのは、捜査当局による作り話でしかない。明白な違法性があり、誘導とは次元が違う話だ」と指摘。再審の法廷で真相を追及する。 西山さんは「私は頭の中では、二十までしか数えられません。絶対自分からは、言っていません。裁判でも、きちんと言います」と証言。大きな数を暗唱できない自分の特性について、「将来、もし再就職の

                                            滋賀・呼吸器事件、調書作文か:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)
                                          • 再審無罪の湖東病院患者死亡、滋賀県警が質問一切拒否 17日の本部長会見、記者クラブに通告(京都新聞) - Yahoo!ニュース

                                            入院患者を死亡させたとして滋賀県警に2004年に逮捕され、殺人罪で懲役12年の判決を受け服役した元看護助手西山美香さん(40)が3月、大津地裁でのやり直し裁判(再審)で無罪判決を受けた湖東記念病院患者死亡事案について、県警は15日までに、17日に予定される本部長定例会見で、一切の質問を受け付けないと記者クラブ側に通告した。 【画像】西山さん「普通の女性として過ごしてと言われ…」 クラブ側は、県警の滝澤依子本部長らに3月31日の判決当日に会見するよう要請したが、県警は応じなかった。今月2日の無罪確定後も、県警は西山さんに謝罪せず、滝澤本部長が見解を示す場も設けていない。 県警の定例会見は、新聞社やテレビ局など15社が加盟する「県警記者クラブ」が主催し、毎月1度行われる。本部長らが出席し、県警の施策などを説明し、クラブ幹事社が代表で質問する。内容は幹事社が加盟社の意見を取りまとめ、回答準備のた

                                              再審無罪の湖東病院患者死亡、滋賀県警が質問一切拒否 17日の本部長会見、記者クラブに通告(京都新聞) - Yahoo!ニュース
                                            • 「起訴されなくなるのを恐れた」滋賀県警の証拠に矛盾の調書 湖東記念病院の国賠償訴訟|社会|地域のニュース|京都新聞

                                              弁論後の会見で「裁判官にはなぜ殺人の自白をするようになったのか分かってほしい」と話す西山美香さん(左から2人目)=20日午後、大津市・滋賀弁護士会館 滋賀県東近江市の湖東記念病院での患者死亡を巡り、再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(43)=滋賀県彦根市=が、国と滋賀県に賠償を求めた訴訟の第7回口頭弁論が20日、大津地裁(池田聡介裁判長)であった。この中で、県警が再審公判段階で初めて検察に送致した証拠に、矛盾する内容がある西山さんの供述調書が含まれていたことが明らかになった。西山さん側は、捜査段階では県警が不起訴になることを恐れてこれらの供述調書をあえて送致しなかった、と指摘した。 県警から検察への捜査資料の送致記録リストを国側が開示したことにより、再審公判が開かれる前の2019年7月、矛盾する複数の供述調書が県警から検察に送られていたことが判明した。西山さんの精神状態を確認するため

                                                「起訴されなくなるのを恐れた」滋賀県警の証拠に矛盾の調書 湖東記念病院の国賠償訴訟|社会|地域のニュース|京都新聞
                                              • 「真っ白」訴え続け15年 無罪判決の元看護助手 湖東病院事件再審 - 毎日新聞

                                                滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、入院中の男性患者(当時72歳)の人工呼吸器を外して殺害したとして、殺人罪で懲役12年が確定し服役した元看護助手の西山美香さん(40)=同県彦根市=の再審(やり直しの裁判)で、大津地裁(大西直樹裁判長)は31日、無罪判決を言い渡した。 2004年に始まった最初の裁判から無罪を訴え続けて15年。待ちわびていた再審判決の日を迎えた西山美香さんは「真っ白な無罪」への思いを込めた白いワンピースに身を包み、午前10時ごろ、大津地裁そばのJR大津駅前に姿を見せた。井戸謙一弁護団長や支援者らと「真っ白な無罪判決を」と書かれた横断幕を掲げながら、歩いて地裁へ。「どんな判決がもらえるか、ドキドキしている」と集まった記者らに話して建物に入った。 午前10時半過ぎ、大西直樹裁判長が無罪を言い渡す声が法廷に響いた。弁護団のメンバーが地裁正面入り口で「無罪」と書かれた白い幕を

                                                  「真っ白」訴え続け15年 無罪判決の元看護助手 湖東病院事件再審 - 毎日新聞
                                                • 無罪女性を犯人視文書、県警本部長決裁の押印なし 滋賀県警「問題ない」|社会|地域のニュース|京都新聞

                                                  滋賀県東近江市の湖東記念病院での患者死亡を巡る再審で無罪判決(確定)を受けた元看護助手西山美香さん(41)=彦根市=が、国と滋賀県を相手にした国家賠償請求訴訟で、県側の訴訟実務を担う県警が無罪判決を否定する内容の準備書面を提出した際、県警の決裁文書に滝澤依子県警本部長(当時)の押印がなかったことが24日、西山さんの弁護団の情報公開請求で分かった。弁護団長の井戸謙一弁護士は「本部長の決裁を取らず提出したのなら組織の体(てい)をなしていない」と批判している。 県警は9月15日、「被害者を心肺停止状態に陥らせたのは原告(西山さん)である」と、西山さんを犯人視する記述が含まれた準備書面を大津地裁に提出した。原告側の反発を受け、滝澤本部長は28日、県議会本会議で「書面の表現に不十分な点があり、西山さんをはじめ関係者の心情を害し、おわび申し上げる」と謝罪した。県警は10月5日、7カ所を訂正する申立書を

                                                    無罪女性を犯人視文書、県警本部長決裁の押印なし 滋賀県警「問題ない」|社会|地域のニュース|京都新聞
                                                  • 滋賀県警本部長「西山さんに大きな負担、大変申し訳ない」 湖東病院再審無罪で初の謝罪|社会|地域のニュース|京都新聞

                                                    滋賀県警本部長「西山さんに大きな負担、大変申し訳ない」 湖東病院再審無罪で初の謝罪 2020年6月29日 13:02 滋賀県東近江市の湖東記念病院で患者を死亡させたとして滋賀県警に逮捕され、殺人罪で懲役12年の判決を受けて服役した元看護助手西山美香さん(40)=彦根市=が3月に再審で無罪判決(確定)を受けたことについて、県警の滝澤依子本部長は29日の県議会本会議で、「西山さんに大きな負担をかけ、大変申し訳なかった」と述べ、謝罪した。県警が西山さんに謝罪の意を示したのは初めて。 滝澤本部長は答弁で「再審公判で無罪判決が言い渡されたことは重く受け止めている」と発言。「確定審と再審公判で証拠の評価が異なったものの、無罪となり、請求人である西山さんに結果として大きな負担をかけ、そういう意味で大変申し訳ない気持ちであり、心中をお察しすると言葉もない」と述べた。 滝澤本部長は4月と5月の県警の定例会見

                                                      滋賀県警本部長「西山さんに大きな負担、大変申し訳ない」 湖東病院再審無罪で初の謝罪|社会|地域のニュース|京都新聞
                                                    • 県警本部長が無罪の西山さん犯人視の表現を謝罪へ 湖東病院事件の国賠訴訟準備書面|社会|地域のニュース|京都新聞

                                                      滋賀県東近江市の湖東記念病院での患者死亡を巡る再審で無罪が確定した元看護助手の西山美香さん(41)=彦根市=が国と滋賀県に国家賠償を求めた訴訟で、無罪判決を否定する内容の準備書面を作成した県警は21日、滝澤依子本部長が28日の県議会本会議で、西山さんを犯人視した不適切な表現などについて謝罪する方針を明らかにした。 県警によると、滝澤本部長は本会議一般質問での答弁で準備書面作成の経緯を説明するという。現在、訟務を担当する監察官室が、書面の表現などの修正に向け準備を進め、近く大津地裁に申し立てる。しかし、県警は違法な捜査はなかったとする主張は維持する方針。 県側の訴訟実務を担う県警は15日に大津地裁に提出した準備書面で、患者の死因を「病死」とする原告側の主張を否定し、「心肺停止状態に陥らせたのは原告(西山さん)」などと主張。再審で認定された県警の捜査の不当性についても反論していた。 これに対し

                                                        県警本部長が無罪の西山さん犯人視の表現を謝罪へ 湖東病院事件の国賠訴訟準備書面|社会|地域のニュース|京都新聞
                                                      • 「冤罪、滋賀県警の責任を追及したい」 湖東病院患者死亡で再審開始前に西山さん|社会|地域のニュース|京都新聞

                                                        「冤罪、滋賀県警の責任を追及したい」 湖東病院患者死亡で再審開始前に西山さん 2020年2月3日 7:00 「うその自白」をもとに、24歳で逮捕されてから15年余り。西山美香さん(40)=滋賀県彦根市=は3日、再審の初公判を迎える。汚名が晴れる瞬間に向け、法廷で証言する練習を重ね、「捜査は正しかったのか。滋賀県警の責任を追及したい」と思いを強めている。無罪が確定的な一方、再審公判は「冤罪(えんざい)」がなぜ作られたかの解明には課題を残す。 西山さんは、介護が必要な祖母の力になりたいと思い、2002年12月から東近江市の湖東記念病院に勤めた。介護福祉士の資格取得を目指して勉強もしていた。 勤めて半年後、入院中の男性患者が死亡した。西山さんは、業務上過失致死容疑の捜査で滋賀県警の任意の取り調べを受けた。刑事に何度も厳しく詰問され、「人工呼吸器のチューブを外した」とうそを言ってしまった。一転優し

                                                          「冤罪、滋賀県警の責任を追及したい」 湖東病院患者死亡で再審開始前に西山さん|社会|地域のニュース|京都新聞
                                                        • 滋賀県警、調書捏造…軽度発達障害のある女性、冤罪で12年服役 刑事の証人喚問を拒否 (2019年11月23日) - エキサイトニュース

                                                          卑劣な刑事によって、人生の長い時間を奪われた元看護助手に来年3月、ようやく春が訪れる。 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年5月、72歳の男性患者の呼吸器を外して殺したとされ、殺人罪で12年服役した西山美香さん(39)の再審公判が来年2月に始まり、3月末に無罪判決が言い渡される見通しになった。 11月12日に大津地裁で開かれた検察、弁護団、裁判所の三者協議で決まった。同日会見した西山さんは「(法廷で)何を聞かれるのか不安もありますが、正直に述べれば裁判所も検察もわかってくれると思う」などと話した。 三者協議では、弁護側が検察側に求めた証拠開示請求で、患者が痰を詰まらせて死亡した可能性があるとした医師の見解を記録した捜査報告書や、西山さんが「患者さんにカバーをかけていたら外れたと思う」と殺意を否定した内容の自供書などを、警察が検察に送っていなかったことがわかった。井戸謙一主任弁護人は「警

                                                            滋賀県警、調書捏造…軽度発達障害のある女性、冤罪で12年服役 刑事の証人喚問を拒否 (2019年11月23日) - エキサイトニュース
                                                          • この事件、何かがおかしい。そして「障害」の可能性に気づいた|#供述弱者を知る | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                            2004年に看護助手の女性が逮捕された滋賀県の人工呼吸器外し事件。「殺人事件」の被疑者とされた西山美香さんが、密室でA刑事による取り調べが連日続き、コントロールされていった状況を明らかにした。 ( 前回の記事:「検事さんへの手紙」は何を意味する? これは本当に冤罪かもしれない ) 西山さんについて「発達障害があるのでは」という私の疑問に「あるかもしれません」と答えた角記者は「幼稚園の時に、一人だけ運動場を反対回りで走ったそうなんですよ」と言った。 けっして私が発達障害について、詳しかったわけではない。当時の私の理解と言えば、「子どもが教室でじっとしていられず、歩き回ってしまう」とか「人とうまく会話を交わすことが苦手で誤解されやすい」など、漠然としたイメージでしかなかった。 ただ、この時に聞いた「一人だけ反対回りで走った」という話は、発達障害について浅はかな知識しか持ち合わせていない私の印象

                                                              この事件、何かがおかしい。そして「障害」の可能性に気づいた|#供述弱者を知る | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                            • 「たたき割り」捜査の犠牲者は2人。看護師は正気に戻った|#供述弱者を知る | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                              たたき割りとは、精神的に追い詰めて自白を強要する捜査手法のこと──。 滋賀県警は第1発見者、S看護師(当時35)の「呼吸器のチューブが外れていた」という供述から、早い段階で筋書きを描いた。 それは「外れていた→アラームが鳴ったはず→看護師が居眠りしていてアラームを聞き逃した→対応が遅れて患者が死亡した」という、誰かを悪者に仕立てる短絡的なシナリオだった。 (前回の記事:強引な捜査で歩行困難になった看護助手。病院は県警に抗議した) 県警は、業務上過失致死事件での立件に欠かせない「アラームが鳴った」という自白を、当直勤務だったS看護師と看護助手の西山美香さんから引き出すことに、1年以上にわたって執着した。 実は、最初に「鳴った」という虚偽自白を引き出されるのは、供述弱者の西山さんではなく、S看護師の方だった。 冤罪の被害者はS看護師だったかもしれない 2016年9月に大津支局で私に事件の構図を

                                                                「たたき割り」捜査の犠牲者は2人。看護師は正気に戻った|#供述弱者を知る | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                              • 西山さん「私は殺していません」 検察陳述30秒、新たな立証せず 湖東記念病院事件再審 - 毎日新聞

                                                                2003年に滋賀・湖東記念病院で死亡した入院中の男性患者(当時72歳)は、本当に殺害されたのか。人工呼吸器のチューブを外し、命を奪ったとして12年の懲役に服した元看護助手、西山美香さん(40)=滋賀県彦根市=のやり直しの裁判が3日、始まった。「私は殺していません」。西山さんは裁判官を真っすぐに見つめ、15年前、同じ大津地裁であった1審の時と同じように無実を訴えた。 西山さんはJR大津駅に姿を見せ、午後1時ごろ、井戸謙一弁護団長や支援者らと「一日も早く無罪判決を」と書かれた横断幕を掲げながら歩いて地裁へ。黒のスーツにグレーのコートを羽織り、赤い縁の眼鏡に髪を後ろで束ねた西山さんは、記者たちに「緊張しています」と語りかけて建物へ入った。爪には弁護士バッジのモチーフとなったヒマワリが描かれていた。 04年9月にあった1審の初公判で、手錠と腰縄を付けられた娘の姿にショックを受けた父輝男さん(77)

                                                                  西山さん「私は殺していません」 検察陳述30秒、新たな立証せず 湖東記念病院事件再審 - 毎日新聞
                                                                • 殺人罪で服役 元看護助手、事件から16年 無罪確定へ TBS NEWS

                                                                  滋賀県の湖東記念病院で2003年、男性患者を殺害したとして、殺人の罪で服役した元看護助手の再審=やり直しの裁判で、大津地検が有罪主張をしないことが分かりました。事件から16年あまりを経て、無罪が確定する見通しです。 2003年、滋賀県東近江市の湖東記念病院で、当時72歳の男性患者が死亡しました。看護助手だった西山美香さんは、殺害を自白し、翌年に逮捕・起訴され、公判では否認に転じましたが、2007年に有罪が確定し、服役していました。 しかし、弁護側が男性患者は自然死した可能性があるという新証拠を提出し、今年3月、再審開始が確定していました。 西山さんによりますと、検察側が西山さんの弁護側に対し、再審公判で新たな証拠を提出しないことを明らかにしたということで、有罪立証を断念することを伝えてきたということです。 「有罪立証しないと言われたことは、うれしい。いち早く無罪判決をもらって、両親を安心さ

                                                                    殺人罪で服役 元看護助手、事件から16年 無罪確定へ TBS NEWS
                                                                  • 元看護助手再審無罪「不適切な取り調べなし」 滋賀県警本部長が初めて反論 - 毎日新聞

                                                                    湖東記念病院の入院患者死亡を巡る再審無罪判決について、滋賀県議会で答弁する滝沢依子県警本部長=大津市の県議会で2020年7月3日午前10時54分、諸隈美紗稀撮影 滋賀県東近江市の湖東記念病院の入院患者死亡を巡り、殺人罪で服役した元看護助手の西山美香さん(40)を無罪とした再審判決で指摘された不適切な取り調べなどについて、県警の滝沢依子本部長が3日、県議会本会議で「確認されていない」と述べた。3月の判決言い渡し以降、県警本部長として初めて不適切な捜査はなかったと反論した形だ。 判決は、取り調べた刑事が西山さんの恋愛感情を利用して「自白」を誘導したり、飲食を提供したりするなど捜査手法に問題があったと認定。再審の中で殺害を否定する医師の所見が書かれた捜査報告書など117点の証拠を県警が大津地検に提出していなかった事実も発覚した。 この記事は有料記事です。 残り303文字(全文589文字)

                                                                      元看護助手再審無罪「不適切な取り調べなし」 滋賀県警本部長が初めて反論 - 毎日新聞
                                                                    • 「私は殺ろしていません」獄中から無実を叫ぶ350通の手紙から|#供述弱者を知る | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                                      冤罪(えんざい)は「組織」がつくりだす。一方で、冤罪を解く鍵は「個人」にある。それは、裁判官も記者も同じ──。この取材を通じて、つくづく思うことだ。 あらかじめ捜査側が作り上げたシナリオに沿って証拠が集められ、ジグソーパズルのピースを一つ一つ埋めていくように、供述調書が作られていく。事実ではないのに言葉巧みに誘導されたり、言ってもいないのに書き込まれたりする。そんなことが現実にある。 12年間獄中から無実を叫ぶ、350通の手紙 2003年5月、滋賀県東近江市の湖東記念病院で入院患者の男性(72)が死亡し、翌年、この病院で看護助手をしていた西山美香さん(40、逮捕当時24)が殺人容疑で逮捕され、懲役12年の有罪判決が確定した。男性患者が装着していた人工呼吸器のチューブを「外した」と自白したためだ。 西山さんがまだ獄中にいる2017年5月、中日新聞は「ニュースを問う」という大型記者コラムで、西

                                                                        「私は殺ろしていません」獄中から無実を叫ぶ350通の手紙から|#供述弱者を知る | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                                      • 無罪示唆の「爆弾証拠」、滋賀県警は15年間も隠していた 冤罪生み出した「黒い正義」~湖東記念病院再審から考える|社会|地域のニュース|京都新聞

                                                                        「大変なモノが出てきた」。2019年11月初旬、西山美香さん(40)の無罪を求め、再審公判の準備を進めていた弁護団に衝撃が走った。大津地検から開示された新たな証拠を精査していた時だ。見つかったのは男性患者の死亡が事故だった可能性に言及した滋賀県警の捜査報告書。「全くの想定外。一審段階で判明していれば、判決に大きく影響していた」と井戸謙一弁護団長は憤る。 西山さんはわざと人工呼吸器のチューブを外して患者を殺したとして、05年に殺人罪で懲役12年の判決を言い渡された。確定判決は、患者の死因について、解剖医の鑑定を基に「チューブ外れで酸素が途絶えたことによる急性心停止」と断定していた。 しかし、新たに見つかった捜査報告書には「チューブのたん詰まりにより、酸素供給低下状態で心臓停止したことも十分考えられる」と医師の所見が書かれていた。他殺か事故かを断定できないことを意味していた。報告書の作成日は、

                                                                          無罪示唆の「爆弾証拠」、滋賀県警は15年間も隠していた 冤罪生み出した「黒い正義」~湖東記念病院再審から考える|社会|地域のニュース|京都新聞
                                                                        • 西山美香さん(38)〈私は殺ろしていません〉獄中から訴えた350通の手紙 | 女性自身

                                                                          滋賀県東近江市の湖東記念病院で’03年5月、72歳の男性患者Tさんが死亡。看護助手をしていた西山美香さん(38)が取調べ中に自白し逮捕された。美香さんは拘置所に入ってから一転、犯行を否認。獄中からの手紙で両親に訴え続けた。無罪を勝ち取るため、裁判・再審請求で負け続けてもあきらめなかった。 獄中の美香さんと両親との手紙のやりとりは350通余り。美香さんが両親に宛てた手紙には、両親への気遣いと、冤罪で自由を奪われた苦しい胸のうちが綴られている。 《私は殺ろしていません。これだけは胸を張って言えることです》 《お父さんやお母さんが外で一生けんめい無罪をうったえてくれているので私もここで一生けんめいがんばります》 《私は自分が無罪でなにもやっていないことをまげようとは思っていません》(以下《》内は美香さんの手紙) ’17年8月24日、午前10時。和歌山刑務所。懲役12年、勾留されてからの1年を含め

                                                                            西山美香さん(38)〈私は殺ろしていません〉獄中から訴えた350通の手紙 | 女性自身
                                                                          • 「前代未聞」元看護助手「自白維持」の上申書書かされる 滋賀・病院患者死亡 - 毎日新聞

                                                                            検察側が有罪立証を断念したことで無罪が確実となり、笑顔を見せる西山美香さん(左)=大津市で2019年10月23日午前10時3分、望月亮一撮影 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、入院患者の人工呼吸器を外して殺害したとして殺人罪で服役後、再審での無罪が確実になった元看護助手が、04年の1審の初公判直前に「(初公判で)否認しても本当の私の気持ちではありません」とする検察官宛ての上申書を県警捜査員に書かされていたことが明らかになった。弁護団は「捜査段階の自白を維持させる目的で書かせたとしか考えられない。前代未聞の行為だ」と批判している。 無罪が確実になったのは同県彦根市の西山美香さん(39)。03年5月に男性患者(当時72歳)の人工呼吸器のチューブを外して殺害したとして、04年7月に殺人容疑で逮捕された。弁護団によると、西山さんは起訴直後から連日のように取り調べを受け、同9月の初公判3日前

                                                                              「前代未聞」元看護助手「自白維持」の上申書書かされる 滋賀・病院患者死亡 - 毎日新聞
                                                                            • 誤字から見抜くもう一つの障害 見過ごされがちな「グレーゾーン」の人|#供述弱者を知る | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                                              西山美香さん (40) の生育・行動履歴から専門家により「発達障害がある」との見立てを得る一方で、「発達障害だけならうそはつかない」とも指摘され、取材は暗礁に乗り上げた。 藁をもすがる思いで連絡した元同期入社の新聞記者で、精神科医に転身していた小出将則君 (59) に連絡を入れると、幸いにも彼が協力してくれることになった。臨床の現場で発達障害のある患者をすでに数百人診てきたという彼こそ、この分野の専門家だった。 (前回の記事:「発達障害」の物差しだけでは甘かった 元記者の精神科医の存在) 約束の日、小出君は名古屋市内にある中日新聞本社に自家用車で来た。名古屋市役所の産業医でもあり、その仕事を終えた帰りだった。夕方、受付係の女性から来客を知らせる連絡を受けた私は、5階の編集局からすぐに正面玄関に向かい、彼を出迎えた。 来客用の喫茶コーナーで、ドリンクの注文もそこそこに、西山さんの手紙のコピー

                                                                                誤字から見抜くもう一つの障害 見過ごされがちな「グレーゾーン」の人|#供述弱者を知る | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                                              • 「無罪」Tシャツ着用不可、再審無罪・元看護助手の損賠訴訟で大津地裁

                                                                                滋賀県東近江市の湖東記念病院での患者死亡を巡り再審無罪が確定した元看護助手、西山美香さん(43)が国と県に損害賠償を求めた訴訟で、6月に開かれた口頭弁論の際に西山さんが着ていた「無罪」を意味する英単語などが書かれたTシャツについて、大津地裁が着用しないよう求めていたことが25日、西山さんの弁護団や地裁への取材で分かった。 西山さんが着ていたのは、冤罪(えんざい)の被害者支援に取り組む弁護士や有識者らの団体「イノセンス・プロジェクト・ジャパン」(京都市)の名称が胸部に英語で書かれたTシャツ。「イノセンス」が無罪を意味する。 地裁によると、弁論翌日の6月23日、訴訟を担当する部署が弁護団に「今後、裁判所構内ではメッセージが見えないような処置を取ってもらいたい」と伝えた。理由について地裁は「最高裁の庁舎管理規定で着用の上、庁舎などに立ち入ることが禁止されるものに該当する」としたほか「裁判長が有す

                                                                                  「無罪」Tシャツ着用不可、再審無罪・元看護助手の損賠訴訟で大津地裁
                                                                                • 検察側が求刑せずに結審 元看護助手、3月31日に無罪判決へ 湖東記念病院事件再審 - 毎日新聞

                                                                                  滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、入院中の男性患者(当時72歳)の人工呼吸器を外して殺害したとして、殺人罪で懲役12年が確定し服役した元看護助手の西山美香さん(40)=同県彦根市=の再審(やり直しの裁判)の第2回公判が10日、大津地裁(大西直樹裁判長)であった。検察側は論告で「有罪の立証はせず、適切な判断を求める」と述べて求刑をせず、謝罪もしなかった。 弁護側は最終弁論で改めて無罪を求めた。西山さんは最終陳述で、検察側が求刑をしなかったことについて「それなら無罪(の求刑)でいいのでは。どのような思いで家族が過ごしていたのか、分かってほしい」と訴え、結審した。3月31日に無罪判決が言い渡される見通しだ。 この記事は有料記事です。 残り598文字(全文907文字)

                                                                                    検察側が求刑せずに結審 元看護助手、3月31日に無罪判決へ 湖東記念病院事件再審 - 毎日新聞