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読んでいない本について堂々と語る方法の検索結果1 - 33 件 / 33件

  • エンジニアはどのようにして技術を学べば良いのか

    はじめに この記事は、エンジニアがどのように技術を学べば良いのかということについて、おもに西尾泰和氏の書籍・記事で主張されている内容を元に、特定の問題を対象として自分の考えを加えて考察したものです。特定の問題としては、以下の3つを設定しています。 何を学べば良いのか分からない 技術書を読んでもすぐ忘れる 学習する時間がない もちろん、学ぶ上で考えるべきことは上記の問題にとどまりませんが、ここでは、比較的身近で耳にすることが多いと感じるものを問題として設定します。 定義 この記事ではスコープを特定の範囲に限定しているため、一般的な用語について、一部を以下のようにローカル定義しています。そのため、一般的な用語そのままの意味においては、この記事の内容はコンテキストを維持できないことがある点に注意してください。 エンジニア Web 系企業に勤めており、主にプログラミングをはじめとしたコンピュータサ

      エンジニアはどのようにして技術を学べば良いのか
    • 面白かった本2019 - phaの日記

      毎年まとめているこのコーナー。 面白かった本2018 - phaの日記 面白かった本2017 - phaの日記 面白かった本2016 - phaの日記 面白かった本2015 - phaの日記 面白かった本2014 - phaの日記 2019年もいろいろ本を読みました。大体本読むくらいしか趣味があまりないんだよな。今年は引っ越しをしたら、新しく住み始めた街が本屋が充実していたので、ついつい本を買っちゃうことが多かった一年でした。 濱野ちひろ『聖なるズー』 稲田俊輔『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』 スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』 雨宮まみ『東京を生きる』 又吉直樹『東京百景』 山下泰平『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』 三宅香帆『文芸オタクの私が教える バズる文章

        面白かった本2019 - phaの日記
      • 稲田豊史『映画を早送りで観る人たち』感想〜万人の万人に対する象徴闘争から覚醒させられる「編集権の簒奪」というチートスキル - 太陽がまぶしかったから

        映画を早送りで観る人たち なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。なんのために? それで作品を味わったといえるのか? 著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか? いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか? あまりに巨大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~ (光文社新書) 作者:稲田 豊史光文社Amazon 本書は『「映画を早送りで観る人たち」の出現が示す、恐ろしい未来(稲田 豊史) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)』から始まった早送り論についての、派生記事のとりまとめや書き下ろしを含んだ総括である。コンテンツの消費者にも、脚本家にもインタビューしており、ま

          稲田豊史『映画を早送りで観る人たち』感想〜万人の万人に対する象徴闘争から覚醒させられる「編集権の簒奪」というチートスキル - 太陽がまぶしかったから
        • 『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』という本を書いた

          心を揺さぶり、頭にガツンと食らわせ、世界の解像度を上げる本は、確かにある。 読前と読後で自分を一変させる、すごい本(スゴ本)だ。本から得られた知は、行動を変え、習慣を変え、人生を変える。これホント、なぜならわたしの身に起きたことだから。そんな「人生を変える運命の一冊」は、実は何冊もある。 このブログは、そうした本を中心に紹介してきた。これに加え、どのように探し、どう読み、何を得て、どんな行動につなげたかを本にした。タイトルはブログと同じ、『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』だ。 ここには、あなたにとっての「運命の一冊」を見つける方法を書いた。あなただけのスゴ本と出会うパーフェクトガイドだ。3行でまとめると、こんな感じ。 本を探すのではなく、人を探す方法 お財布に優しく(ここ重要)、スゴ本に出会い、見合い、結婚する方法 (良書なのは分かってるのに、なかなか読めない)運命の

            『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』という本を書いた
          • まず読みたい100冊

            I. <まず読みたい図書> 1)全学生向きの図書 著作名 著者・編者名 *シリーズ名な ど 出版社 西暦発行年 現在書店で 入手が可能 か(○または ×) 筑波大学図書館 での所蔵の有無、 ある場合は配架番 号 *その他の情報 紹介コメント(80字以内) 三四郎 夏目漱石 岩波文庫 岩波書店 ◯ 081-I95-G10-6 漱石が明治時代の大学生を描いた名作です。自分と比べて見るのも一 興。 地獄変・偸盗 芥川龍之介 新潮文庫 新潮社 ◯ 無 各作品は図書館所蔵 の他の版で読むこと ができる。 何百もの小説を残した芥川。「羅生門」だけじゃ物足りない。 万葉集と日本人:読み継がれる 千二百年の歴史 小川靖彦 角川選書 KADOKAWA 2014 〇 911.12-O24 古典と呼ばれる作品が現代までどのように読み継がれてきたのか、そして それは書物(モノ)としてどのように伝えられてきたのか。

            • 千葉雅也氏が伝授「難解な哲学書」の読み解き方

              読書はすべて不完全である 本稿では、「いかにも現代思想的な文章」をどのように読むか、そのコツ をレクチャーしたいと思います。 専門家の立場としては、現代思想の細やかなレトリック(文章の技法)を楽しみ、深く読めるようになってほしいのですが、でもそれより、徹底的にハードルを下げることが最優先だと思います。 細かいところは飛ばす。一冊を最後まで通読しなくてもいい。読書というのは、必ずしも通読ではありません。哲学書を一回通読して理解するのは多くの場合無理なことで、薄く重ね塗りするように、「欠け」がある読みを何度も行って理解を厚くしていきます。プロもそうやって読んできました。 そもそも、一冊の本を完璧に読むなどということはありません。改めて考えてみると「本を読んだ」という経験は、実に不完全なものであると気づきます。たとえ最後まで通読しても、細部に至るまで覚えている人はいません。強く言えば、大部分を忘

                千葉雅也氏が伝授「難解な哲学書」の読み解き方
              • NDCの各分類から1冊ずつ選び、偏りがないブックリスト(100冊)を作ってみた【前編】 - 天才クールスレンダー美少女になりたい

                はじめに 今年もついに、大学生協事業連合謹製のブックリスト「大学生のための100人100冊」がバズって絶賛されたり猛批判されたりする季節がやってきた。 https://www.univ.coop/pamph/pdf/book-100.pdf まあ、選書がいいとか悪いとか、衒学的だとか、衒学的で大二病だとして何が悪いのだとか、相対性理論の元の論文を読む意味全然ないだろとか、分野が偏りすぎだろとか、論理哲学論考の原著はさすがに読ませる気ないだろとか、まあいろんな意見が出て当然だとは思う。 (量子力学などと違って、特殊相対性理論は元の論文を読んでも害はない気がする。自然科学と原文/古典主義は相容れないという事実を選者がちゃんと理解しているかは怪しいが、それはそれとして「古典*1! 天才の論文! 原著! 簡潔な説明! カッコイイ!」みたいな素朴な感情は否定しても仕方がないし、自然科学の理論を学ぶと

                  NDCの各分類から1冊ずつ選び、偏りがないブックリスト(100冊)を作ってみた【前編】 - 天才クールスレンダー美少女になりたい
                • 本は積んでおくだけで頭に入ってくるので読まなくておk - 屋上より

                  * 序文・積ん読が頭に入ってくる話(1/4) 早稲田松竹でセルゲイ・パラジャーノフの映画を観た帰り道、身の回りでいちばんシネフィルの友人がこんな冗談を言っていた。「もし上映中に寝ちゃっても、まぶたをとおして光が透過してくるから実質観たのと同じだよ」と。そのとき、一年ほどまえの記憶がフラッシュバックした。 一年まえのわたしは京都の能楽堂にいた。知人の招待で能を観にいったのだ。能は美しいシーンと退屈なシーンが両方あり、うつらうつらしながら観ていた。能楽師である知人はそれ以上で、上演時間の半分を寝て過ごした。そして終わってから後輩が挨拶にくると、「前半はまあまあだったが後半は緩んでたな」と、落ち着きはらって指導をした。居眠りの反省や決まりの悪さは微塵もなかった。横にいたわたしは彼を見ながら思った。マジでかっこいい。彼の態度は、怠慢さではなく、ある種の専門性、プロフェッショナルな感性のあらわれだと

                    本は積んでおくだけで頭に入ってくるので読まなくておk - 屋上より
                  • 「スゴ本」を読みたいのであればまずこれを読めと手渡せる、スゴ本の人のスゴ本──『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』 - 基本読書

                    わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる 作者:Dain発売日: 2020/04/30メディア: Kindle版スゴ本の人のスゴ本が出た。日本の書評ブログ最大手である「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」の書き手Dainさんの初の著書である。Dainというれっきとした名前があるが、やはりスゴ本の人はスゴ本の人だろう。それぐらいブログ名と書き手の存在、その姿勢がブログ名と密接に結びついている。だから、当然書名もそのまんま「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」だ。 僕は実はDainさんとの付き合いも長く、はてなの企画で一度対談させてもらったりしたこともあってありがたいことに献本でいただいたのだけど、家に届けられた直後にいてもたってもいられずに読み始め、最後まで読み切ってしまった。どのページにもその思想、読書術が詰め込まれていて、これまで氏によって語ら

                      「スゴ本」を読みたいのであればまずこれを読めと手渡せる、スゴ本の人のスゴ本──『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』 - 基本読書
                    • 「完全な読書」が消える未来?/佐藤 卓己|特集|三田評論ONLINE

                      今年の大学入試で出題された拙文の使用許諾願いが「赤本」の教学社や受験予備校から届き始めた。昨年上梓した『流言のメディア史』(岩波新書)は多くの大学で出題された。いずれも「本文の趣旨に合致するもの」を解答させる正誤選択問題を含んでいる。例として、早稲田大学のものを挙げておこう。 ア  メディア流言は、特定の時代や状況でのみ生じる1回的な現象である。 イ  あいまいで煩わしい情報に向き合うことは、現代のメディアを読み解く上で必要である。 ウ  AIによる評価は、正確で客観的に行われるため、社会にとって万能な選抜システムである。 エ  「輿論の世論化」とは、論理に基づく合意形成がなされず、大衆の情動的な感情や意見が主流となることをいう。 オ  メディアとしてのインターネットは、情報を瞬時に伝播させることができるが、情報を制御する機能を有してはいない。 アとウがおそらく×、それ以外が〇である。受験

                        「完全な読書」が消える未来?/佐藤 卓己|特集|三田評論ONLINE
                      • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                        2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                          ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                        • 書評 「読む・打つ・書く」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                          読む・打つ・書く: 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々 作者:三中 信宏東京大学出版会Amazon 本書は三中信宏による理系研究者のための読書論,書評論,そして執筆論の本だ.一気呵成に迸るように書かれた文章は迫力十分で,そしてすべては自分の(研究の)ためというポリシーが圧倒的に壮快だ. 第1楽章 読む:本読みのアンテナを張る*1 冒頭は「本との出会い」から始まる.本との出会いは一期一会でこれはと思う本は逃してはいけないこと,探書アンテナを張ることの重要性,ランダムな出会いもまたよいこと,多言語蔵書の深みなどが語られている. そこからいかに深く本を読むかというテーマになる.読むにはまず本を読みきって何が書いてあるかを理解するという段階,そして次になぜこの本が書かれなければならなかったかを問いかける段階があるという.そして本を学べばより世界は広がり,得られた知識ネットワークは信頼するにた

                            書評 「読む・打つ・書く」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                          • 「深夜アニメ的」「頭の中が読めるよう」……はてなブロガーたちの上半期ベスト本とは? - 週刊はてなブログ

                            そろそろ年間ベストにも備えましょう はてなブログでは毎週「今週のお題」を出題しています。今回は、2023年7月7日から2023年7月14日にかけて募集した、今週のお題「上半期ベスト◯◯」に寄せられたエントリーから、週刊はてなブログ編集部がおすすめしたい記事をピックアップして紹介します。 今年も残り半分をとっくに過ぎてしまいましたね! そんなタイミングで振り返りたいのが、2023年7月に募集したお題「上半期ベスト◯◯」です。 さまざまな投稿の中から、この記事では「上半期ベスト本」に関するエントリーを紹介します。はてなブロガーのみなさんは、今年どんな本を読んでいたのでしょうか。 引き続き厳しそうな猛暑ですが、涼しい喫茶店でアイスコーヒーでも飲みながら、本を読んでやり過ごしましょう! 「実に深夜アニメ的」だった『同志少女よ、敵を撃て』 著者の頭の中が読める『世界は救えないけど豚の角煮は作れる』

                              「深夜アニメ的」「頭の中が読めるよう」……はてなブロガーたちの上半期ベスト本とは? - 週刊はてなブログ
                            • この人たち、自分が読んでない本や記事について一切批判的なコメントをしたことないらしい - 頭の上にミカンをのせる(&1年かけて整体する)

                              読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫) 作者:バイヤール,ピエール筑摩書房Amazon id:wosamu そういえばはてなからでて一番出世した人に名前があがらなくなってきてたなあ。 本自体は読んでないし、この記事自体も本読んでない記事で呆れはするがw id:tester8 2023/02/13 言っちゃ悪いけどこの人も本も買わずゲームこと知らんのに岩崎のDisの尻馬に乗ってるだけじゃん。同様にクソでは id:AKIT 全く実物を読まずにこの記事を書いているのは何なの。 id:gegegepo 本文に全く触れてなく周辺情報ばっかりで、100ワニ叩きと同じものを感じる id:sumanhoho トンデモ内容だと書いておいて自分は読んでないって同じことしてない? id:jou2 「読んだ人が批判」と「読んでないけど批判してる人のまとめを応援」。ここらへんはいいと思うのよ。 「

                                この人たち、自分が読んでない本や記事について一切批判的なコメントをしたことないらしい - 頭の上にミカンをのせる(&1年かけて整体する)
                              • 番外編(2022年5月4日)春休み読書企画 ハイエースと読書と巨大数と魚について|ユーリィ・イズムィコ

                                ハイエースとライフプラン 某チンのせいでこの2月からまとまった休みというものを全くとれておらず、頭に来て(ということもないですが)ゴールデンウィーク中は一切の労働を拒否することにしました。 つまり、仕事の書き物も出演業も一切謝絶ということであります。 ついでに九州行きの航空券を取って、家族で熊本〜佐賀〜大分を巡ってきました。二泊じゃちょっと慌ただしいから三泊四日。 「このまま働かないで済ませらんねえかな」との想いにふける筆者 まぁレンタカーの予約を忘れていて前日に熊本中のレンタカー屋に電話しまくった結果一台だけ残っていた業務用ハイエースで九州を巡ることになったのはいかにも「我が家っぽい」という感じではあったのですが、登山好きの妻氏につられて結構な奥地にまで足を踏み入れたりもしたので、相棒がパワフルなやつでよかったかなとも思っています。 あと前々から大学を馘になったら餃子屋を開こうという話を

                                  番外編(2022年5月4日)春休み読書企画 ハイエースと読書と巨大数と魚について|ユーリィ・イズムィコ
                                • 読むべき本と読めない本の難しい関係 ~ヤスパース『精神病理学総論』は大古典らしく頻繁に引用されるが通読はされないらしい - 日々是〆〆吟味

                                  本と読書と読める量 実存主義者ヤスパースと精神医学 読まれないらしいヤスパースの大著 【ヤスパース『精神病理学総論』】 読むことが困難な多くの本たち 【バイヤール『読んでない本について堂々と語る方法』】 前回のお話 waka-rukana.com 本と読書と読める量 実存主義者ヤスパースと精神医学 ハイデガーの影響によって実存主義というものも出てきたそうなのですが(よく知らない。ちゃんと読んでない)、その中の1人であるヤスパースは最初哲学者ではありませんでした。じゃあなにをしていたのかというと、精神医学者だったそうです。 読まれないらしいヤスパースの大著 ヤスパースの書いた精神医学の本はとても大きなもので、日本では3分冊されて出版されています。私も読んでないのですが、どうやら世界的にもちゃんと読まれてないらしく、この本の一冊選集版みたいなものを出された本の序文で色々面白いことを書いてありま

                                    読むべき本と読めない本の難しい関係 ~ヤスパース『精神病理学総論』は大古典らしく頻繁に引用されるが通読はされないらしい - 日々是〆〆吟味
                                  • 今更だけど2020年に読んだ本

                                    1月(15冊)池澤夏樹=個人編集 世界文学全集II-11所収 ピンチョン「ヴァインランド」 前野ウルド浩太郎「バッタを倒しにアフリカへ」 ドナルド・キーン「百代の過客 日記に見る日本人」★★★ 岡地稔「あだ名で読む中世史 ヨーロッパ王侯貴族の名づけと家門意識をさかのぼる」☆ ドナルド・キーン「百代の過客〈続〉 日記に見る日本人」★★ 町田康「くっすん大黒」☆ 西村淳「面白南極料理人」 町田康「夫婦茶碗」 西村淳「面白南極料理人 笑う食卓」 青山潤「アフリカにょろり旅」 石川啄木「ローマ字日記」 今尾恵介「ふしぎ地名巡り」★ 奥野克巳「ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと」 ピーター・ゴドフリー=スミス「タコの心身問題 頭足類から考える意識の起源」 西村淳 「面白南極料理人 名人誕生」 現代語訳対照「枕草子(上)」田中重太郎訳注 2月(10冊)現代語訳対照「

                                      今更だけど2020年に読んだ本
                                    • 本は読まずに積んでおくだけでいい? 『積読こそが完全な読書術である』永田希インタビュー

                                      『積読こそが完全な読書術である』というチャレンジングなタイトルの本が刊行された。著者は書評家の永田希氏。「買ったけど読まずに積んである本」にはどこか後ろめたさを感じがちだが、著者はむしろ積極的に積めばいいのだ、と言う。 大量の情報が流通する現代社会においては、放っておいても広い意味での未読・積読が溜まっていく。そんな情報の濁流に抗って生きるためにこそ、主体的・積極的に本を積んで自らの砦、拠り所とするべし――一聴すると不可思議な主張をするこの本だが、なぜ永田氏はそんな考えに至ったのか? 本を溜め込みすぎてゴミ屋敷状態のなか暮らしたこともあるという著者のバックグラウンドを掘り下げながら、積読と罪悪感の関係に迫ってみよう。(飯田一史) 読める本は全部読みたいけれど、本は多すぎる ――「書評家が積読についての本を書いた」と言っても「どんな書評家なんだ?」と思う方も多いでしょうから、ふだんどんなジャ

                                        本は読まずに積んでおくだけでいい? 『積読こそが完全な読書術である』永田希インタビュー
                                      • 2020年に読んだおすすめ本、9冊をぬるっとまとめるよ - ぐるりみち。

                                        何かと屋内で過ごすことが多かった、2020年。 遠出する機会はほぼ皆無。基本的に自宅近辺で過ごしていたので、さぞや読書も捗る1年になったことじゃろう――と思いきや、まったくそんなことはなかったぜ! お仕事&推し事で忙しく日々を過ごしていた結果、読書の優先順位が下がってしまった模様。あとはアレっすね……『Apex Legends』の沼にハマってゲームばかり遊んでいたことも、読書時間が減る一因になってた気もしますわね……圧倒的怠惰……! そんなわけで、毎年恒例の「おすすめ本まとめ」も今回は控えめに。 2020年に読んだ数少ない本の中から、自分が周囲に進めたい、このブログの読者さんにおすすめできそうな本を9冊、改めてまとめました。年末年始に読む本を探している方の参考になれば幸いです。 『独学大全』読書猿 『その日、朱音は空を飛んだ』武田綾乃 『書けるひとになる! 魂の文章術』ナタリー・ゴールドバ

                                          2020年に読んだおすすめ本、9冊をぬるっとまとめるよ - ぐるりみち。
                                        • 【読書感想】現代思想入門 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

                                          現代思想入門 (講談社現代新書) 作者:千葉 雅也講談社Amazon Kindle版もあります。 現代思想入門 (講談社現代新書) 作者:千葉雅也講談社Amazon 人生を変える哲学が、ここにある――。 現代思想の真髄をかつてない仕方で書き尽くした、「入門書」の決定版。 * * デリダ、ドゥルーズ、フーコー、ラカン、メイヤスー…… 複雑な世界の現実を高解像度で捉え、人生をハックする、「現代思想」のパースペクティブ □物事を二項対立で捉えない □人生のリアリティはグレーゾーンに宿る □秩序の強化を警戒し、逸脱する人間の多様性を泳がせておく □権力は「下」からやってくる □搾取されている自分の力を、より自律的に用いる方法を考える □自分の成り立ちを偶然性へと開き、状況を必然的なものと捉えない □人間は過剰なエネルギーの解放と有限化の二重のドラマを生きている □無限の反省から抜け出し、個別の問題

                                            【読書感想】現代思想入門 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
                                          • Youtube動画をOpen AIで文字起こし&要約で観ていない動画について堂々と語る方法 - 太陽がまぶしかったから

                                            Youtube動画をOpen AIで文字起こし&要約 字幕や書き起こしがAIによって自動的にできるようになり、AIに調査や要約をさせることまで可能になっていく中では「早送り」もまた過渡期のかけ金節約方法なのかもしれず、さらにコスパやタイパを追求するチートスキルが開拓されていくだろう。できるのにやらないことを情弱と責め立てる残酷な世界においては、「編集権の簒奪」というチートスキルに覚醒せざるを得ない。 これまで『稲田豊史『映画を早送りで観る人たち』感想〜万人の万人に対する象徴闘争から覚醒させられる「編集権の簒奪」というチートスキル - 太陽がまぶしかったから』や『ピエール バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』感想〜読書感想という書物と書物の外側にある実と虚の皮膜 - 太陽がまぶしかったから』について語っていたのは、技術的にそれができることが分かってしまったことが大きい。 You

                                              Youtube動画をOpen AIで文字起こし&要約で観ていない動画について堂々と語る方法 - 太陽がまぶしかったから
                                            • 7日間 ブックカバーチャレンジ まとめ / 『読んでない本について堂々と語る方法』 ピエール・バイヤール 著を読む

                                              SNSでちょっとした流行になった「7日間ブックカバーチャレンジ」。 趣旨は読書文化の普及に貢献するためで、好きな本の表紙を1日1冊、7日間投稿するというもの。 外出を控えたいこの頃、なかなかの好企画で、人様の投稿も楽しみながら拝見した。 自分が挙げた未読の書籍をまとめつつ、あわせて名著『読んでいない本について堂々と語る方法』をご紹介。 ● 第1日目~第7日目 のブックカバーチャレンジ ● 『読んでない本について堂々と語る方法』 ピエール・バイヤール 著 を読む ● 第1日目~第7日目 のブックカバーチャレンジ 「7日間ブックカバーチャレンジ」のルール、~好きな本かつ表紙画像だけアップ~ということを生かして、積ん読本シリーズでピックアップしてみた。つまり未だ読んでいないものを選んでみた次第。これならお手軽で、7日間毎日選び続けることができそうだったからだ。 それに名著『読んでいない本について

                                                7日間 ブックカバーチャレンジ まとめ / 『読んでない本について堂々と語る方法』 ピエール・バイヤール 著を読む
                                              • 読書ログ:2020年1月~6月【後編】

                                                はじめに ということで、前回の【前編】に続いて後編です。 今回は、5冊の紹介中、残りの3冊になります。 では、早速本題にいきましょう。 2020年上半期書籍一覧(再掲) 合計181冊。 (スマートフォンだと一見分かりづらいのですが今回もスクロール表示になっています) – 極上の死生観 60歳からの「生きるヒント」 (NHK出版新書) / 齋藤 孝 – 無思想の発見 (ちくま新書) / 養老 孟司 – 読書は格闘技 (集英社) / 瀧本 哲史 – 君に友だちはいらない / 瀧本 哲史 – 武器としての交渉思考 (星海社新書) / 瀧本 哲史 – データレバレッジ経営 デジタルトランスフォーメーションの現実解 / ベイカレント・コンサルティング – IT負債 基幹系システム「2025年の崖」を飛び越えろ / 室脇 慶彦 – 実践・快老生活 知的で幸福な生活へのレポート (PHP新書) / 渡部

                                                  読書ログ:2020年1月~6月【後編】
                                                • 繰り返す毎日に嫌になったら、見るべき傑作映画『恋はデジャ・ブ』 - オニテンの読書会

                                                  みなさん、毎日毎日同じことの繰り返しで、嫌になっていませんか?そんな時に、見て欲しい映画があります。それが、この『恋はデジャ・ブ』です。正直、この映画、名前のせいで損しています。邦名があまりにもダサく、見る気が起きない方もいらっしゃるかも知れませんが、絶対に見て欲しい映画です。 恋はデジャ・ブ (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る ● あらすじ ● 繰り返される日々、だからこそ為せるものがある。 ●繰り返す日々だからこそ、生きる意味がある。 ●「日常の祝祭化」の果てに この映画の原題は、Groundhog Dayで、映画の舞台となるお祭りの名前になっています。 ちなみにですが、わたしの知る限りでは、ふたりの研究者によって引用されています。一人は、國分巧一郎、もう一人は、ピエール・バイヤール。ピエール・バイヤールは以下の本

                                                    繰り返す毎日に嫌になったら、見るべき傑作映画『恋はデジャ・ブ』 - オニテンの読書会
                                                  • 2021年を探す - copy and destroy

                                                    gyazo.com intro 2021.01.23 Saturday ニセコなだれ情報 第46号 http://niseko.nadare.info/?eid=1069489 「雪は素晴らしく良いが天候急変に注意。等圧線が狭まればすぐに吹雪く。」 「滑るならフォールラインを。昔スコット・シュミットはここを3ターンで滑っている。谷は雪崩の走路となる。谷底にいてはならない。ヘルメットの着用とビーコンの携行を勧める。これらの道具は自分を守るだけでなく仲間の命も守る。良い週末を。」 1.0 ブルース・チャトウィン「黒ヶ丘の上で」、1900年にウェールズとイングランドの境界の村で生まれた双子の100年の物語だ。そこはウェールズからもイングランドからも遠く、辺境の地と呼ばれている。英雄でもなければ悪者でもなく、喜劇でもなければ悲劇でもなく、淡々と日々の生活が描かれる。たとえ世界の涯であったとしても、

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                                                    • 読んでいない本について堂々と語る方法 - Ranun’s Library

                                                      『読んでいない本について堂々と語る方法』を最近知りました。衝撃です。なんとこの書籍、2007年にフランスで出版されるやいなやベストセラーとなり、30か国以上で翻訳されました。著者は、文学教授であり精神分析医でもあるピエール・バイヤール。特異な観点から徹底的に裏付けされたロジックは必読です。 読んでいない本について堂々と語る方法 作者:ピエール・バイヤール筑摩書房Amazon そもそも、何をもって「読んだ」といえるのか。熟読、再読しても、全てを把握し記憶するのは不可能です。内容が頭に入ってこず、読んだそばから忘れていくのであれば、読んでいないのも同然です。 反対に「読んでいない」はどうでしょう。単に忘れているだけだったり、途中で挫折した、人から聞いてあらすじは知ってる。あるいは映画で観たから読んだ気になっている場合もあります。 こうみると、あんまり変わらないなあと思ってしまいます。著者がいう

                                                        読んでいない本について堂々と語る方法 - Ranun’s Library
                                                      • 『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』という本を書いた

                                                        心を揺さぶり、頭にガツンと食らわせ、世界の解像度を上げる本は、確かにある。 読前と読後で自分を一変させる、すごい本(スゴ本)だ。本から得られた知は、行動を変え、習慣を変え、人生を変える。これホント、なぜならわたしの身に起きたことだから。そんな「人生を変える運命の一冊」は、実は何冊もある。 このブログは、そうした本を中心に紹介してきた。これに加え、どのように探し、どう読み、何を得て、どんな行動につなげたかを本にした。タイトルはブログと同じ、『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』だ。 ここには、あなたにとっての「運命の一冊」を見つける方法を書いた。あなただけのスゴ本と出会うパーフェクトガイドだ。3行でまとめると、こんな感じ。 本を探すのではなく、人を探す方法 お財布に優しく(ここ重要)、スゴ本に出会い、見合い、結婚する方法 (良書なのは分かってるのに、なかなか読めない)運命の

                                                          『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』という本を書いた
                                                        • 2021年のまとめ(書籍編)2021年12月28日の日記|青島もうじき

                                                          2021年に読んで特に印象的だった書籍を振り返るやつです。今年刊行された書籍ではなく、青島が今年読んだものです。「まだ読んでなかったの……?」と思われるであろう名作がいっぱいあるので、例年に比べて非常に緊張している。 SFを語るのであれば最低千冊読むべし、みたいな恐ろしいことを聞いたことがあるけれど、青島は間違いなくそんなには読めていない。せいぜいが百冊~二百冊くらい。曲がりなりにもSFの書き手を自称しているので、いつか「それ、〇〇(大作家)がやってたよね」と言われないか不安で仕方がない。来年はきちんと共通言語として扱われるような名作くらいは読んでいきたいなと思っている。イーガンとか。ミステリでもクリスティなんかは全然読めていないので、オリエント急行やらABCやらの話になると露骨に目が泳ぐ。来年こそはドヤ顔で「そして誰もいなくなった、というわけですね」と言いたい。 今年は小説に限らず色々な

                                                            2021年のまとめ(書籍編)2021年12月28日の日記|青島もうじき
                                                          • 読まずに死んだらもったいない48作品

                                                            「こんなに面白いのに、読んでないのは損してる」という本がある。「面白い」のところには、「タメになる」「心が洗われる」などが入る。徹夜保証の小説だったり、良く生きるための教養書だったり、完結するまで死ねない漫画だったりする。 5/8締め切りで、シミルボンの[「本とワタシ」選手権]で募集している。わたしが選考するので、楽しみでならないのだが、待ちきれなくてスゴ本オフのテーマにした。スゴ本オフとは、お薦め作品をまったり熱く語り合う読書会なのだが、まさに「読まずに死ねるか!」級の、とっておきが集まった。 まずわたしから。読書猿『アイデア大全』を強力に推す。考えるヒント集みたいな顔つきだが、今晩の献立から一生を賭すに事業学業の進め方まで、なんにでも応用できる。これは、問題解決のための人類の叡智を結集したもの。即効を謳う安直なサプリメントのような本ではない。すぐ効く本はすぐ効かなくなる。そうではなく、

                                                              読まずに死んだらもったいない48作品
                                                            • 週報 2024-02-03/2024-02-09 蛇口の座標系、リアルカスの嘘、セルフサービス居酒屋 - よくばりジェット気流

                                                              02-03(土)今週のフリーレン、『読んでいない本について堂々と語る方法』の実践 今週のフリーレンを見た。なでなでフリーレンかわいい。 🫳🫳🫳 『エンジニアの知的生産術』について通話で話していた。何をやるにしても前提知識は必要だ。そのための手法として、とにかく調べて付箋に1つずつ書き、関連するものをまとめるというものが紹介されていたらしい。とにかく知識を十分にインプットして、可視化してやるのが大事そう。 僕はこの本を読んでいないが、内容を話してもらうことで本の内容について議論することができた。『読んでいない本について堂々と語る方法』の実践である。 02-04(日)人の本棚を見たい、蛇口の座標系 人の本棚を見るのはおもしろいという話を読んだ。本棚を見せてもらうと、その人との普段の会話ではわからない一面や興味を持つ対象について知ることができる。そこから自分も興味を持って本を買うこともある

                                                                週報 2024-02-03/2024-02-09 蛇口の座標系、リアルカスの嘘、セルフサービス居酒屋 - よくばりジェット気流
                                                              • よく知らない映画監督に関するウィキペディア記事を堂々と編集する方法 : 第9回ウィキペディアブンガク体験記

                                                                25 April 202325 April 2023 by Eugene Ormandy, 日本のウィキメディアン。早稲田Wikipedianサークルと稲門ウィキペディアン会を創設。 2023年4月23日に、神奈川近代文学館と神奈川県立図書館で開催された「ウィキペディアブンガク 9 小津安二郎」に参加しました。このイベントは、神奈川近代文学館の特別展「生誕120年 没後60年 小津安二郎展」を観たのち、神奈川県立図書館の資料を活用して小津に関するウィキペディア記事を編集しようというものです。 本稿は、小津のことをほとんど知らないウィキペディアン Eugene Ormandy による、イベント体験記です。「よく知らないトピックに関するウィキペディア記事を堂々と編集する方法」について、一例を示せればと思います。ウィキペディアイベントに興味のある方や、執筆方法に悩むウィキペディアンのお役に立てば

                                                                  よく知らない映画監督に関するウィキペディア記事を堂々と編集する方法 : 第9回ウィキペディアブンガク体験記
                                                                • 大学4年間の人文スノッブ術を10分間でざっと学べる記事 - 死者の如き従順

                                                                  この記事は偉大なる先行研究である『読んでない本について堂々と語る方法』の著者ピエール・バイヤールに捧げる。 よっすよっす、どうも。最近はようやく仕事に落ち着きが生まれ(とはいえちょこちょこ忙しいので帰りは大体23時以降なのだが午前様よりはマシだ)、ゲームをしたり本を読んだりと自分の趣味を回復しつつある。土曜の今日も休みで(日曜は仕事)、銭湯でひとっ風呂浴びた後本屋を巡っていた。 本屋の棚でたまたま目に入ったのは「大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる本」というの。このシリーズは経営学でも経済学でもマーケティングでもあるらしい。一応哲学科だった身としては「ふーん」という感じで、まともに受け取ってもいなかった。 しかし、大学4年間の●●がざっと一冊の本で学べるのはありがたい。こういう趣旨で何かいいテーマはないだろうか……と思案していたら「大学4年間の人文学が10時間でざっと学べる本」というの

                                                                    大学4年間の人文スノッブ術を10分間でざっと学べる記事 - 死者の如き従順
                                                                  • 大学で文学の授業をしてきた話──「よくわからない小説」を読む方法|大滝瓶太

                                                                    縁あって、東海大学の文芸創作科三年生向けの講義「文学精読」にて、ゲスト講師として授業を担当させてもらいました。 この講義の担当者は作家であり大学教員でもある倉数茂さん。対面でお会いしたことはないですが、Twitterでちょくちょく交流があり、SFマガジンの異常論文特集ではいっしょに寄稿させていただいたりもしました。 もともとtoibooksでのオンラインイベントでのゲスト出演をぼくが倉数さんにお願いしたのがきっかけで、「大滝さんもうちでちょっと話をしてみませんか?」とお誘いいただき、オファーを交換するようなかたちで今回の話が決まりました。 工学部出身で文学教育を受けたこともないじぶんができるのか……!?という戸惑いはありましたが、文学というのは「部外者にやさしい分野」ともおもっているので、ならば徹底的に他のひとが話さないようなことをしてみようと決め、授業にのぞみました。 今回はじめての経験

                                                                      大学で文学の授業をしてきた話──「よくわからない小説」を読む方法|大滝瓶太
                                                                    1