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女性解放の検索結果1 - 15 件 / 15件

  • 「からかいの政治学」(読書メモ:『増補 女性解放という思想』) - 道徳的動物日記

    増補 女性解放という思想 (ちくま学芸文庫) 作者:江原 由美子 筑摩書房 Amazon 『増補 女性解放という思想』は昨年の12月にネット上の「からかい」に関する記事を書いた後にAmazonのほしいものリストから買ってもらったのだが、最近は「からかい」に関する文章を改めて書いて文学フリマに出品しようかなと考えているところであり、そのために本書に収録されている「からかいの政治学」やその他の文章をいまさらながら読んだ。 とりあえず、「からかい」という行為の特質や悪質さをうまく表現していると思った文章はこちら。 なぜなら、「からかい」という表現には、単なる批判や攻撃、いやがらせにとどまらない固有の質があるからである。たとえばそのことは、「からかわれた」側の女性たちの反応、怒りが、単なる攻撃に対するのとは異なる質を持っていたことからも明らかである。それは、いわば内に鬱屈するような、憤りの捌け口を

      「からかいの政治学」(読書メモ:『増補 女性解放という思想』) - 道徳的動物日記
    • 「ミニスカートは女性解放の象徴だったのに」というアンチフェミの無意味さについて

      いや俺自身もアンチフェミではあるのだが、あんな主張をしたって無意味だということを、この際アンチフェミを勝手に代表してはっきりさせておきたい なぜなら昔のフェミも今のフェミも、やっていることは結局一緒で、同じ原理で動いているに過ぎないからだ どちらも既存の男の好みや社会の要請をトレースし、それに対して丁寧に逆張りしているだけである 「昔のフェミはミニスカートを持ち上げたから良いフェミ」というわけでは決してない これだけは本当にはっきりさせなければならない お前が貧乳好きならやはりそれにもケチをつけ、それに逆張りしてボディコンを持ち上げるのがフェミニストというものである ここだけ割と真面目に言えば「男が女に服を着せる社会では脱ぐことが女性解放になり、逆に男が女を脱がせる社会では脱いだ女を燃やすことが女性解放に繋がる」というわけだが しかし本音にしてみればぶっちゃけ「嫌いな男の嫌がることをしたい

        「ミニスカートは女性解放の象徴だったのに」というアンチフェミの無意味さについて
      • 吉高由里子「大きな覚悟が必要」NHKドラマで大正時代の女性解放運動家・伊藤野枝役

        この記事の写真はこちら(全4枚) 本作は吉川英治文学賞を受賞した村山由佳氏の評伝小説を原作に、向田邦子賞受賞の矢島弘一氏が脚本を担当。100年前、筆一本の力で、結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立て、自由を守ろうと懸命に生きた一人の女性の“炎”を描く。 吉高は「台本を見た瞬間、分厚さに驚き、読み終えると、見た目の分厚さの何倍もの重量が心に覆いかぶさってきて、自分の中に取り込んだ情報を紡ぐのに、しばらく動けませんでした。文字の一つ一つの意志がとても強く、この作品を撮影するなかでどれだけ揺さぶってくる日々がくるのかと、これは大きな覚悟が必要だと感じました」と振り返る。 「大正時代、伊藤野枝という1人の女性が危険と恐怖に戦いながら、命懸けで現代に残してくれた叫びを令和に残すのが私の使命だと思って怯えながらも、頑張りますので見届けて頂けたら幸いです」と意気込みを語った。 原作者の村山氏は「モ

          吉高由里子「大きな覚悟が必要」NHKドラマで大正時代の女性解放運動家・伊藤野枝役
        • 女を追い込むフェミ。男女平等を叫びシングルマザーを困窮させた女性解放論者どもの罪=鈴木傾城 | マネーボイス

          「何が何でも俺が妻子の面倒を見る」と断言する男は世の中から消えた。男が軟弱になったからではない。そのように決意すると、フェミニストが「男女は平等なのだから、男が面倒見るなんて考え方は傲慢だ」と攻撃する。だから男たちは「それなら、どうぞ」と喜んで道を譲った。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』) 【関連】なぜ日本のシングルマザーは地獄なのか?約123万2,000世帯の半数が貧困=鈴木傾城 【関連】日本の貧困層は飢えずに太る。糖尿病患者の半数以上が年収200万円未満の衝撃=鈴木傾城 ※有料メルマガ『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』好評配信中!ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。 プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい) 作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテ

            女を追い込むフェミ。男女平等を叫びシングルマザーを困窮させた女性解放論者どもの罪=鈴木傾城 | マネーボイス
          • 戦争に利用されたアフガニスタンの「女性解放」の落とし穴 | | 清末愛砂 | 毎日新聞「政治プレミア」

            利用された女性解放 2001年の米国によるアフガニスタン攻撃の際、911の米同時多発テロへの報復であるという理由付けに、後から「ターリバーン政権から女性を解放する」という論理が加わったことに、当時、強い違和感を持った。 「アフガン女性が抑圧されている」ことが、不自然なほど強調されていると感じた。当時の大統領夫人であるローラ・ブッシュ氏が01年11月17日に「ターリバーンによる女性に対する戦争」という題でラジオ演説をする。これは同日に米国務省が公表した報告書と同じ題名であり、米軍による攻撃が女性解放をもたらすかのように主張した。 ラジオ演説は大統領による恒例の演説の時間を使って行われた。男性の大統領ではなく、女性である大統領夫人が発言するという計算もされていたのだろう。 軍事攻撃で女性が解放されるはずがない いうまでもないが、米国のミサイルはアフガン女性や子どもを避けるわけではない。こうした

              戦争に利用されたアフガニスタンの「女性解放」の落とし穴 | | 清末愛砂 | 毎日新聞「政治プレミア」
            • 最後まで読むのは時間のムダでしかない…『源氏物語』を「国民必読の文学」と崇める人への大作家の大反論 女性解放の教科書でも、貴族社会への弾劾文でもない

              『源氏物語』にはろくなことは書かれていない 現代の我が国の文明は非常に余裕に乏しいから、文学なども贅沢な熟したものは一般には喜ばれない。現代で流行するものは、まず平易で誰にも理解できなくてはいけない。それから、庶民的でなくてはいけない。さらには国民的全人民的でなくてはいけない。人生はいかに生くべきかという、宗教的哲学的実用的な要請に答える思想が判りやすく表現されていなくてはいけない。 そうして『源氏物語』には、以上のような大事な要素が、まるでないのだということを、誰か通読したことのある人間が、一度断わっておくのが親切かと思うので、私がこの文章を書くことにした。 私のこの意見は信用した方がいい。信用しないで、『源氏』を代表的な国民文学であるはずだとか、人生いかに生くべきかということが書いてあるはずだ、などと思いこんで、読んで損をする人があっては、何しろ、あれだけの大部のものだから、まことにお

                最後まで読むのは時間のムダでしかない…『源氏物語』を「国民必読の文学」と崇める人への大作家の大反論 女性解放の教科書でも、貴族社会への弾劾文でもない
              • ダンスは罪じゃない「女性解放」掲げた選手、五輪で示したかった背中:朝日新聞

                屋外で自由にダンスを踊り、他の人から認められ、褒められる。それだけのことが、アフガニスタンで生まれ育った女子ブレイクダンサーにとっては幸せであり、夢だった。「タリバン(暫定政権)にとって、ダンスは『…

                  ダンスは罪じゃない「女性解放」掲げた選手、五輪で示したかった背中:朝日新聞
                • 【フェミニズム試練の2023年】本来の女性解放運動取り戻すとき/菊地 夏野|人民新聞

                  フェミニズム研究者 菊地 夏野 ここ数年は、日本のフェミニズムに大きな変化が続いた。世界の「#MeToo」運動に伴走するかのように、規模は小さかったものの性暴力の告発が続き、一定の反響を呼んだ。 これを取り囲むように、ネット上ではフェミニズムの言葉が飛び交い、書籍の刊行も続いた。これらによりフェミニズムは、それまでの「バッシングの対象」「時代遅れの思想」から、「おしゃれで意識の高い」ものへと変質し、日の目を見るようになった。メディアや知識人は、「ジェンダーやフェミニズムの流行」をもって、若い人が目覚めている証拠とみなし、希望の象徴のように語る。 だがそこをずっと現場に仕事し活動してきた者からすれば、既にブームは終わった実感があるし、華やかな表層とは別に、今のフェミニズムは差別と憎悪に取り巻かれている、と言わざるを得ない。 数年前からネット上で問題となってきたトランス差別は、徐々にリアルのフ

                    【フェミニズム試練の2023年】本来の女性解放運動取り戻すとき/菊地 夏野|人民新聞
                  • 誰からも等距離にある「女性解放」の学術書|ちくま学芸文庫|富永 京子|webちくま

                    1970~80年初頭の女性解放運動や理論における対立・批判から、それが抱えた数々の困難を示した論考集、江原由美子著『増補 女性解放という思想』。社会運動について考えるうえで本書がどのような意義を持つか、富永京子さんが評してくださいました。(PR誌『ちくま』6月号掲載原稿より。Web掲載に際して一部追記。) 数年前、調査会社の営業の方にこんなことを言われた経験が今でも心に残っている。「富永先生の場合、例えばフェミニズムとかジェンダー関連の調査とか……」。私は社会運動の研究者で、フェミニズムやジェンダー論は全く専門ではない。調査会社の方も深い意図はまったくなかったのだろうが、女の社会学者だから女性問題や女性運動に関心があるのだろうという想定に、自分が想像したよりも遥かに苛立った。 本書は、一九八〇年代当時のエコロジカル・フェミニズムやイリイチのヴァナキュラー・ジェンダー論、「性差」論の批判的検

                      誰からも等距離にある「女性解放」の学術書|ちくま学芸文庫|富永 京子|webちくま
                    • Shotaro TSUDA on Twitter: "遅ればせながら、江原由美子さんの「からかいの政治学」(『増補 女性解放という思想』ちくま学芸文庫に所収)を読んだ。初出は1981年とのことだが、昨日か一昨日ぐらいに書かれたんじゃないかと思うぐらいに現代性がある。(1)"

                      遅ればせながら、江原由美子さんの「からかいの政治学」(『増補 女性解放という思想』ちくま学芸文庫に所収)を読んだ。初出は1981年とのことだが、昨日か一昨日ぐらいに書かれたんじゃないかと思うぐらいに現代性がある。(1)

                        Shotaro TSUDA on Twitter: "遅ればせながら、江原由美子さんの「からかいの政治学」(『増補 女性解放という思想』ちくま学芸文庫に所収)を読んだ。初出は1981年とのことだが、昨日か一昨日ぐらいに書かれたんじゃないかと思うぐらいに現代性がある。(1)"
                      • 矢吹康夫『私がアルビノについて調べ考えて書いた本』発売中! on Twitter: "「冗談を本気にするな」は、差別やセクハラに対して怒っている人を揶揄しまじめな抗議を無効化する加害者側の常套手段ですので、覚えておきましょう。詳しくは、もはや古典とも言える、江原由美子「からかいの政治学」(『女性解放という思想』所収… https://t.co/Q5rdtkT0NN"

                        「冗談を本気にするな」は、差別やセクハラに対して怒っている人を揶揄しまじめな抗議を無効化する加害者側の常套手段ですので、覚えておきましょう。詳しくは、もはや古典とも言える、江原由美子「からかいの政治学」(『女性解放という思想』所収… https://t.co/Q5rdtkT0NN

                          矢吹康夫『私がアルビノについて調べ考えて書いた本』発売中! on Twitter: "「冗談を本気にするな」は、差別やセクハラに対して怒っている人を揶揄しまじめな抗議を無効化する加害者側の常套手段ですので、覚えておきましょう。詳しくは、もはや古典とも言える、江原由美子「からかいの政治学」(『女性解放という思想』所収… https://t.co/Q5rdtkT0NN"
                        • 韓国社会を引き裂く「Kフェミニズム旋風」の病理 フェミニズムを批判する女性活動家が分析する女性解放運動の実情 | JBpress (ジェイビープレス)

                          文在寅政権の発足と軌を一にして燃え上がる韓国のフェミニズム運動「Kフェミニズム」。だが、女性運動家の中心は「反米・反日・自主統一運動」を基調とするNL系であり、これとラディカルフェミニズムを結合したものが「Kフェミニズム」の本質だ。女性の生活向上ではなく、上層部のエリート女性の権力と権限を強化する手段に過ぎない。韓国の作家でコラムニストのオセラビ氏がKフェミニズムを斬る。 (オセラビ:作家・コラムニスト) 韓国社会にフェミニズム運動の旋風が巻き起こって約7年になる。まさしく革命といえるほどの勢いだ。「7年」とは、新進のフェミニスト勢力であるヤングフェミニスト(Young Feminist)が大挙登場してからの年数である。 ヤングフェミニストは韓国の女性運動の歴史において、かつてないほどラディカルなイデオロギーで武装し、男性を攻撃し続けてきた。若い女性たちは植物に水を注ぐがごとくフェミニスト

                            韓国社会を引き裂く「Kフェミニズム旋風」の病理 フェミニズムを批判する女性活動家が分析する女性解放運動の実情 | JBpress (ジェイビープレス)
                          • Aisa Kiyosue on Twitter: "女性の人権に言及するのなら、2001年の対アフガニスタン攻撃が女性解放の名の下で正当化されたことに加え、その後の20年間でどれだけ多くのアフガン女性がより大変な思いをさせられてきたのかをきちんと報じなかったら、それはアフガン攻撃をした側の論理に正当化を与えるようなもの。"

                            女性の人権に言及するのなら、2001年の対アフガニスタン攻撃が女性解放の名の下で正当化されたことに加え、その後の20年間でどれだけ多くのアフガン女性がより大変な思いをさせられてきたのかをきちんと報じなかったら、それはアフガン攻撃をした側の論理に正当化を与えるようなもの。

                              Aisa Kiyosue on Twitter: "女性の人権に言及するのなら、2001年の対アフガニスタン攻撃が女性解放の名の下で正当化されたことに加え、その後の20年間でどれだけ多くのアフガン女性がより大変な思いをさせられてきたのかをきちんと報じなかったら、それはアフガン攻撃をした側の論理に正当化を与えるようなもの。"
                            • 誰からも等距離にある「女性解放」の学術書 富永京子さんと社会運動について考える|じんぶん堂

                              記事:筑摩書房 「女性に限らず、すべての人に見える形で、解放への途を遠くから照らしてくれる書だ」 書籍情報はこちら 「女性運動嫌い」だった過去 数年前、調査会社の営業の方にこんなことを言われた経験が今でも心に残っている。「富永先生の場合、例えばフェミニズムとかジェンダー関連の調査とか……」。私は社会運動の研究者で、フェミニズムやジェンダー論は全く専門ではない。調査会社の方も深い意図はまったくなかったのだろうが、女の社会学者だから女性問題や女性運動に関心があるのだろうという想定に、自分が想像したよりも遥かに苛立った。 本書は、一九八〇年代当時のエコロジカル・フェミニズムやイリイチのヴァナキュラー・ジェンダー論、「性差」論の批判的検討に始まり、ウーマンリブ運動の軌跡やメディアに反映される女性像を通じ、女性解放を論じる。 なぜ私はあんなに女性解放の議論が嫌いだったのか。『女性解放という思想』は最

                                誰からも等距離にある「女性解放」の学術書 富永京子さんと社会運動について考える|じんぶん堂
                              • 「対テロ」戦争と女性の均質化――アフガニスタンにみる〈女性解放〉という陥穽

                                ▶ 研究成果の引用やURL保存にあたっては、個々のアイテムのページ右上に表示されている「Permalink : http://hdl.handle.net/10258/xxxx」をお使いください。

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