大手ビールメーカー4社のことし12月期の中間決算は、ビールなど主力商品の売れ行きが好調だったことなどから、2社が中間決算としては過去最高の営業利益となるなど、いずれも増益となりました。 それによりますと本業のもうけを示す営業利益は、サントリーホールディングスが去年の同じ時期より14%増えて872億円に、またアサヒグループホールディングスも10.9%増えて524億円で、いずれも中間決算としては過去最高となりました。 キリンホールディングスは1.5%増えて588億円、サッポロホールディングスも、去年の赤字から30億円の黒字に転換しました。 これは各社が、ビールや第3のビールなどの主力商品の販売に改めて力を入れたことに加えて、消費者の節約志向が強まって自宅でビールなどを楽しむ人が増えていることが背景にあるとみられ、ビールメーカーでは引き続き、こうした需要を取り込んでいきたいとしています。