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本と認知に関するsemisのブックマーク (2)

  • 『神経文字学』 岩田誠&河村満編 (医学書院) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 『神経文字学』という文字面からSF的な印象をもつかもしれないが、脳科学の視点から文字を考えようという最先端の論集である。 編者の岩田誠氏は1983年に仮名文字と漢字では脳の処理過程が異なるという「二重回路仮説」を提唱した人で、2004年に日神経学会の会長に就任したのを機に、長年追求してきた神経文字学のシンポジュウムを開き、その成果をまとめたのが書ということである。 脳における文字処理過程の研究は第二次大戦後にはじまっている。当時は脳の働きを画像化して見せてくれる MRIも PETもなかったが、脳卒中のような脳血管障害の後遺症としてあらわれる失読症や失書症を研究することで、文字の処理過程が推定できたのである。 この方面では山鳥重氏が先駆的な研究をおこない、「二重回路仮説」の先駆となる発見をされているが、一般向けのとしては海保博之編『漢字を科学する』(有斐閣、一九八

    『神経文字学』 岩田誠&河村満編 (医学書院) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  •  「心の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    心の起源―脳・認知・一般知能の進化 作者: D.C.ギアリー,David C. Geary,小田亮出版社/メーカー: 培風館発売日: 2007/11/01メディア: 単行購入: 3人 クリック: 62回この商品を含むブログ (2件) を見る 書は一般向けというより,もう少し専門的な端正な書物である.著述密度は高く,読み進むには結構体力が必要だ ヒトの心の進化的な成り立ちの解説としてはいろいろながあるが,これまでは領域特殊的ないわゆる「モジュール」部分が強調されて説明されることが多い.それはなんといっても,言語能力とか,心の理論とか,だまし検知モジュールとかは,あまりヒトの認知能力について考えたことのない人にとっては驚きの能力であり,その進化的な起源も単一の特定課題に対する適応として非常に興味深い仮説になるからだ. 書はモジュール的でない,いわゆる一般的な知能の進化的な考察についての

     「心の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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