米ウォルマート・ストアーズは8-10月(第3四半期)の利益を控えめに予想していることを明らかにした。同社はアマゾン・ドット・コムや欧州の食品ディスカウント店の攻勢をかわそうとしているが、優位性を維持しようと多額の資金を投じたことが負担になりつつある兆候が示された。 ウォルマートが17日発表した第3四半期の利益見通しは1株当たり90-98セント。アナリスト予想は同レンジの上限だった。米国株式市場でウォルマート株は一時3%超下げた。 5-7月(第2四半期)の食品売上高はここ5年で最大の伸びとなったものの、第3四半期の見通しを受けて市場の期待は低下。食品事業はウォルマートの売上高全体の半分余りを占めるが、最近はこれまで経験しなかったような厳しい競争にさらされている。特に注目されるのはアマゾンによる自然食品スーパーマーケットチェーン、ホールフーズ・マーケットの買収だ。 第2四半期決算では米既存店売