石油生産がピークに達した後、どれほどの勢いで生産量が減少していくのか?この疑問に対して経験的予測をする者も中にはいるが、正確な答えを出すことは誰にもできない。 楽観的な見方では、石油生産は何十年も安定した状態を保ちながら、穏やかな減少曲線を描いていくと予測される。この場合、経済を見直したり、現在の私たちの生活様式を改めたりするのに十分な時間があると考えられる。 その一方で悲観的な見方もある。石油生産は急激に減少し、昨今の経済危機や不況がさほど深刻ではなかったと思えるほど、経済が大打撃を受けるという考え方だ。 いずれにしろ私たち人類には行動計画のようなものが必要なことは明らかだ。来るべき世界に対し、先を見越して対処せねばならない。石油価格の高騰と採取量の減退が起きることで、気候変動を気にせずに二酸化炭素を気軽に排出することができない世界が必ずやってくるのだ。 リーダーに従え 今月から始まった
欧州連合(EU)は、2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量を1990年のレベルから80%削減するという大胆な目標を掲げているが、その実現性を疑問視する声が多く上がっている。 しかし、2010年4月に発表されたある研究によると、現在ヨーロッパ諸国に住む人々が享受しているエネルギー関連サービスを損なわずにこの目標を達成することは可能だという。欧州気候基金(ECF)は、エネルギー関連企業、コンサルタント会社およびNGOの専門家らと協力して、「ロードマップ2050:ヨーロッパにおける繁栄と低炭素社会実現のための実用的ガイド」と題した報告書をまとめた。 「研究結果は驚くべきものでした」とECFの政策・運輸プログラム担当部長のマーティン・ロコール氏は述べている。先日ベルリンで開催した「大転換-環境保護経済へ」(Great Transformation – Greening the Economy
2017年には中国でも風力発電が原発を上回る――アースポリシー研究所所長 レスター・ブラウン(1) - 10/08/10 | 16:20 米メキシコ湾での石油流出事故は、チェルノブイリの原子力発電所事故と同様、エネルギー開発の安全性に警鐘を鳴らした。再生可能エネルギーへの転換や、注目されるEV(電気自動車)の普及などについて、アースポリシー研究所のレスター・ブラウン所長に聞いた。 ――実用化が進むEVの効率性をどうみていますか。 電力のモーターは既存のエンジンよりも燃費効率が高い。つまり、EVはガソリン自動車よりもエネルギーの消費量が少ないわけだ。電力源も風力発電などの再生可能エネルギーで動かすことができる。風力発電はまだピークを迎えていない。今の電力システムを拡張することなく、80%の運輸産業の自動車を動かすことができるとの推計もある。風力発電とEVを使うことで、エミッションフリー(C
イギリスで、「Norse for wave power」と命名された、まるで巨大な海蛇のような波力発電システム P2 ペラミス Pelamis が実証実験を開始します。 海は、自然エネルギーの宝庫! 世界有数の経済水域を誇る日本にとっても、鍵となる分野にやがてなっていかなくてはいけない技術の宝庫でもあります。 ・エーオン E.ON、イギリス初の波力発電システムP2 Pelamisを公開。まもなく試験稼動を開始-----ソフトエネルギー、2010/07/20 Pelamis 2 のスペックは、 定格出力が750kW-直径3.5mで長さが180m、重さは1500トン ・The Pelamis P2 machine successfully completes sea trials-----Pelamis Wave Power News,18 Jun 2010 その発電する姿は、まさに海蛇です。
東芝、沖縄電力が資源エネルギー庁の「平成21年度離島独立型系統新エネルギー導入実証事業」に採択された離島マイクログリッドシステム実証試験に関する設備を宮古島に一括納入へ。 沖縄電力は、宮古島を含め与那国島、北大東島、多良間島などでマイクログリッドの実証事業を実施するということです。今回東芝が宮古島プロジェクトに納品予定なのは、4MWの太陽光発電、4MWの蓄電池などで、既設の風力発電システムと合わせて、電力系統へ与える影響を把握するとともに系統安定化対策に関する検証するということです。 プレスリリース / 東芝、2010年1月18日 ・沖縄電力株式会社からマイクログリッドシステムの受注について -----image : 同リリースより "当社は、沖縄電力株式会社(以下、「沖縄電力」)が、宮古島で2010年秋から実施する離島マイクログリッドシステム実証試験に関する設備の一括納入の契約を締結しま
当社は、沖縄電力株式会社(以下、「沖縄電力」)が、宮古島で2010年秋から実施する離島マイクログリッドシステム実証試験に関する設備の一括納入の契約を締結しました。本設備は、マイクログリッド及びスマートグリッド技術で制御する電力量が国内最大規模の設備であり、当社として初の受注となります。 本実証試験は、経済産業省資源エネルギー庁が公募した「平成21年度離島独立型系統新エネルギー導入実証事業」に採択されたもので、宮古島の独立型電力系統に、出力変動が大きい太陽光発電等の再生可能エネルギーを大量導入して連系した場合の電力系統へ与える影響を把握するとともに系統安定化対策に関する検証を行うものです。 当社は、基本設計を含むエンジニアリング全般、監視制御システム・蓄電池等主要機器の納入、太陽光発電システムの建設を含めたプロジェクト全体を一括受注しました。今回受注したプロジェクトには、東芝グループで開発し
あわせて観たい14年の人生が詰まったブルマー(sm16612911)コロッケそば(sm6899470)コロッケそばの歌(sm18172406)困惑の茶碗(sm8963784)
人類が化石燃料から脱却したとき、新たな選択肢として海のさまざまな再生可能エネルギーが活用されることになるだろう。「マリン・エネルギー」とも呼ばれる海洋エネルギーとは、潮力や波力などの海洋の動きを発電に利用する工学技術である。 UK Renewablesが発行したWorld Offshore Renewable Energy Report 2002-2007(世界の海洋再生可能エネルギー2002-2007)によれば、波力には全世界の総電力消費量に相当する1,000-10,000ギガワットの電力を作り出す将来性がある。 しかし、海洋エネルギーの可能性は証明済みなのにもかかわらず、多くの国々はいまだに実績のない二酸化炭素と格闘する技術を追求しつづけている。中でもよく知られているのが、炭素隔離技術(CCS: 炭素回収貯留技術)だ。 盛衰の歴史 初代の海洋エネルギー技術は100年以上前に開発されてい
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