2月12日、アルジェリアの首都アルジェで、ブーテフリカ大統領の退陣などを求める反政府デモが行われ、多数が拘束されたとの情報も。写真は警官に連行される男性(2011年 ロイター/Zohra Bensemra) [アルジェ 12日 ロイター] アルジェリアの首都アルジェで12日、ブーテフリカ大統領の退陣などを求める反政府デモが行われた。これに対し、警察は数千人規模の機動隊を動員してデモ隊を鎮圧。約1000人が拘束されたという野党側の情報もある。 市内中心部の広場には反体制派の小規模なグループが集まり、エジプトのムバラク大統領辞任を報じる新聞を手に、「ブーテフリカは退陣しろ」などと叫んだ。その後は市内をデモ行進する予定だったが、機動隊が取り囲んで阻止。一部が警官に物を投げる姿も見られた。 この日のデモは、主要な労働組合や最大野党が支援するものではなく、1990年代に違法化されながら現在も影響