二階元幹事長は「終わったら必ずよかったと思うはず。日本人ならね」と発言していた。国葬に際して「日本人」を語った人はほかにも多い。しかし、安倍元首相の死を政治的に利用する試みは失敗した 安倍晋三元首相の国葬から少し時間がたち、報道各社が国葬後に実施した世論調査が出そろってきた。国葬後も否定的な評価が肯定のそれを大きく上回る状況はそのままで、岸田内閣の支持率も下がり続けている。 ●ひと目で分かる「統一教会」の歴史 これは自民党の二階俊博元幹事長の事前予想が外れたことを意味する。 二階氏は国葬について、「黙って手を合わせて見送ってあげたらいい」「議論すべきじゃない」と語りつつ、「終わったら、反対していた人たちも必ずよかったと思うはず。日本人ならね」と続けた。国葬の10日ほど前、テレビ番組での発言だ。 国葬当日は多くのテレビ局が中継をし、菅義偉前首相の弔辞が話題になった。インドのモディ首相ら諸外国