JR東日本は11日、東日本大震災の被災地復興に向け、帰省や見舞い、復興支援などの移動をサポートしようと、同社管内の新幹線、特急列車などの自由席が一日乗り降り自由となる「JR東日本パス」(1万円)を売り出した。利用期間は6月11〜20日と、7月9日から18日。利用日の1カ月前から前日まで販売する。 JR東日本によると、東北、上越、長野、秋田、山形の各新幹線や特急列車の自由席などのほか、事前に予約すれば、新型車両「はやぶさ」を含む普通車の指定席が2回まで利用できる。 パスを利用して日帰りで東京−仙台間を往復した場合、通常料金の半額以下となる。 JR東日本では大型連休中(4月28日〜5月8日)、4月29日に全線で運転を再開したばかりの東北新幹線の乗客数が昨年同期比33%減の110万9000人となり、大震災に伴う出控え傾向が顕著になっていた。