本日(2016.3.1)、いわゆる認知症列車事故訴訟の最高裁判決が出た。最高裁は事故で死亡した認知症患者であった男性の妻の損賠賠償を認めた二審判決を取り消し、JRの訴えを退ける判決を言い渡した。これについて取り急ぎ思うところを書いてみようと思う。 *1 Photo credit: Marc Brüneke via Visualhunt / CC BY ※写真と記事内容は関係ありません。 事件の概要と一審・二審判決 *2 事件の概要 一審・二審判決 最高裁判決 これまでの世論の反応 私見 2016.3.1 20:00追記 事件の概要と一審・二審判決 *2 事件の概要 2007年、重度アルツハイマー型認知症に罹患していた高齢の男性が、家を抜け出して徘徊中、愛知県の東海道本線共和駅にあった無施錠のフェンスを乗り越え線路に侵入、列車にはねられ死亡した。 JR東海は、この事故によって生じた振替輸送等
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