グロナビ代表である長田邦博氏の著書『もし、アドラーが「しゅうかつ」をしたら』(幻冬舎ルネッサンス)より一部を抜粋し、アドラー心理学の基本的な考え方である、目的論、認知論、全体論、主体論(自己決定性)、人間関係論を解説していきます。 (1)仕事のタスク どのような仕事に就いて、仲間と協力しどのように共同体に貢献していくかが、仕事のタスクです。ここで言う仕事は、お金を稼ぐビジネスの仕事だけでなく、専業主婦の家事、育児や介護、学生の学業なども含みます。 (2)交友のタスク 友人たちと良好な人間関係を築き、共同体の中に居場所を見つけることができるかが、交友のタスクです。職場の上司、部下、同僚は、ここに含まれます。仲間や友情がキーワードになります。 (3)愛のタスク 人類の存続は、私たちの愛の生活に依拠しています。カップルを基本に親子を含めた家族関係のあり方が、愛のタスクです。 あらゆる悩みは人間関
