流動性知能とは、新しいことを覚える、新たな環境に適応するといったことに必要な知能です。何らかの法則を発見する能力や図形処理能力、処理スピードなどもこれに該当します。個人差はありますが、これらは加齢によって低下する傾向にあり、物覚えが悪くなったり頑固になったりする可能性があります。 もう一方の結晶性知能は、蓄えられた知識や経験を活かして他の状況に応用するための知能です。具体的には、言語能力・理解力・コミュニケーション力などの能力が当てはまります。流動性知能に比べ、結晶性知能は加齢の影響を受けにくい傾向にあります。 ただし、加齢によって知能が低下するとはいっても、流動性知能と結晶性知能のいずれも、60歳代が25歳時点よりも高い水準にあるという研究結果があります。 それまで右肩上がりで上昇していた知能が60歳前後から衰えていく感覚になるため、「頭の働きが鈍くなった」という体感があるかもしれません
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