先に【世界の二酸化炭素排出量比率をグラフ化してみる(2009年版)】で国際エネルギー機関(The International Energy Agency (IEA))発行の[CO2 Emissions from Fuel Combustion 2011 - Highlights-]からのデータを元に、世界主要国の二酸化炭素排出量をいくつかの視点でグラフ化した。その際に用いた資料には2009年時点のものだけではなく、過去のいくつかの年代における同様の数字も記されている。そこで今回は2009年時点の排出量上位国における、直近20年ほどの推移を眺めてみることにした。 まずは主要国(中国、アメリカ、インド、ロシア、日本、ドイツ、イラン、カナダ、韓国)の経年二酸化炭素排出量推移。1990年以降、データがある年のもののみをプロットしている。またロシア・ドイツは1990年のものは多少のぶれが生じている(