大和総研 / プラットフォーム競争の動向とモバイル端末の将来性【サマリー】 ◆07年1月のiPhoneの発売以来、携帯電話やスマートフォンのOSを含むプラットフォーム競争が活発化している。各社が主導権を握るべくアライアンス（提携）を組み、そのプラットフォームを利用した新しいモバイル端末を発表している。 ◆今後も携帯電話のプラットフォーム競争は続くと見られる。各プラットフォーム業者および団体は、オープン化に対する考え、参入時のバックグラウンド、得意とする分野、関連業界へのアプローチの方法、など異なる点が多い。どこがシェアを高めていくのか注目されるところである。 ◆他のモバイル端末にもプラットフォーム競争が広がることが予想される。携帯電話が他のモバイル端末と類似のことができるようになり、モバイル端末間のプラットフォームの垣根が急速に低くなる可能性がある。 ◆モバイルブロードバンド環境の進展は携帯電話やパソコンの普及台数の増加に加えて、それ以外のモバイル
