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ブックマーク / mag.executive.itmedia.co.jp (4)

  • 【第1回】投資銀行破たんから学ぶ2009年の経営

    米金融崩壊に端を発した経済危機は欧州や新興国をも飲み込み、世界を不況のどん底へと陥れた。目下、経営者は厳しいかじ取りを迫られているわけだが、企業を正しい方向へ導くためには、今起きている出来事の「質」を理解することが不可欠だ。新連載「石黒不二代のニュースの質」では、ネットイヤーグループ代表取締役社長兼CEOの石黒不二代氏が米国へのMBA留学経験などを踏まえて鋭い視点で時事問題を斬る。 企業の競争要因には、技術開発やオペレーションなど自社が調整可能なタイプと、環境や市場性という調整不可能なタイプがあります。世界的に信用経済が収縮し実体経済にも影響を及ぼした2008年は、前者で過ちを犯したウォール街を震源地として世界中のありとあらゆる業態で後者の競争要因を弱体化し始めた年でした。 米国では、この金融危機を招いた戦犯探しが人気のようですが、今回の金融危機は人事ではなく、どの企業でも犯しがちなミ

    【第1回】投資銀行破たんから学ぶ2009年の経営
  • 経営環境の変化に対応できないトップは埋没する

    企業を取り巻くビジネス環境の急変ぶりには目を見張るものがある。昨日売れたものが明日も売れる保証などない。大企業が必ず市場競争に勝ち残るわけでもない。今、経営者の助けとなるものは何であろう? 「間違いだらけのIT経営」バックナンバーはこちらから。 経営環境が激変している。例えば、(1)グローバル化に伴う変化(米国における金融問題、中近東などの石油をはじめとする原材料費の乱高下、新興国の景気減速など、グローバルな問題の影響を大企業のみでなく中小企業も強く受ける)、(2)顧客そのものの変化と、顧客と企業の関係における変化(顧客の低価格かつ良品質志向、顧客嗜好の多様化と商品の短命化、インターネットによる顧客情報の直接入手や直接取引)、(3)技術の変化(設計・生産技術、情報技術面での大きな進歩)などの経営環境の変化に、トップは果敢に対応していかなければならない。 その時こそITは大きな助けとなる。し

    経営環境の変化に対応できないトップは埋没する
  • 【第12回】一等級の働きをした「三等重役」――住友生命の事例

    戦後間もなくGHQによって断行された公職追放により、多くの日企業は経営トップを失った。その穴埋め役になったのが「三等重役」と呼ばれた若き実業家たちだった。 「ミドルが経営を変える」バックナンバーはこちらから。 「三等重役」あるいは源氏鶏太。懐かしい響きを覚える読者は数えるほどで、多くは初めて見聞きしたかもしれない。当連載ではミドルを軸とする従業員が経営者に「モノ言う」必要性や、その具体的な一手段として経営者の選任に彼らが関与すべきだという主張を展開してきた。 ミドルをはじめとする従業員が選任にかかわるなど夢物語だと思われるかもしれないが、日企業の経営の歴史を振り返ると、実はそうした事例が既に存在することが分かる。日では第二次大戦後、三等重役とやゆされた新しいタイプの経営者が登場した。この背景には従業員が深く関与していることがいくつかの事例から明らかになっている。 仕方なしに着任した「

    【第12回】一等級の働きをした「三等重役」――住友生命の事例
  • 社員がわくわくする組織のつくり方

    「ビジョン」「目標」「戦略」「ミッション」「価値観」「コミットメント」。これらは企業リーダーが部下をわくわくさせるような組織をつくるための重要なキーワードである。 「問われるコーチング力」バックナンバーはこちら 東京証券取引所第1部に上場している株式会社あさひという企業をご存知だろうか? 現在、環境への配慮から自転車の需要が伸びているが、この会社は「店舗販売」と「ネット販売」という2つの分野で従来の常識を打ち破った事業を展開し、日自転車小売業界でナンバー1の地位を確立しつつある企業である。 あさひの経営理念は明確である。 「わたしたちは、自転車を通じて世界の人々に貢献できる企業を目指します。そして、その企業目的に賛同し、参画するすべての人々が、豊かな人生が送れることを目指します」 あさひはこの理念を掲げ、「サイクルライフをサポートする」という使命の下、「店舗販売」と「ネット販売」という

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