もうハラスメントを軽視できない 連日ハラスメント問題がテレビ等で報道されております。以前の私は、「ハラスメント」問題は重要であるとは思いながらも、個別の労働問題の一つの論点としか認識しておりませんでした。しかし近年、その様相が一変していることは、皆さんご存じのとおりです。マスコミでは毎日にように「パワハラ」「セクハラ」問題が報じられ、一般企業ばかりか、政界もスポーツ界も、その責任問題に揺れています。ここ数年で、ハラスメント問題に関する“社会の目”は、驚くほど厳しくなっていると言わざるを得ませんし、ハラスメント行為に対する国民の拒否反応は、年々強まるばかりです。 ハラスメントの定義~「イケメンであればセクハラにならない?おじさんであればセクハラになる?」~ まず初めに「ハラスメント」の意味を押さえておきたいと思いますが、端的に言えば「嫌がらせ」「いじめ」といった意味を一般的には指します。一般