埼玉県春日部市議会で性的少数者(LGBTなど)への差別撤廃やパートナーシップ制度導入を求める請願書が出されたことを「左翼の作戦」と発言した井上英治市議が11日、市役所で記者団の取材に応じ「差別をしろとは言っていない」「議会は反社会的でない意見なら自由に賛否を述べる場だ」として発言の撤回や謝罪をしない考えを示した。 井上氏は9月議会で、市内の性的少数者が請願書を提出したことを左翼の作戦と主張し「いったん請願を通したら要求がどんどん出てくる」「狙いは憲法違反の実現だ」などと述べた。 性的少数者の支援団体が撤回を求めて抗議。市議会にも批判が寄せられた。