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bookと政治に関するsizukanayoruのブックマーク (46)

  • 【読書感想】ビル・クリントン - 停滞するアメリカをいかに建て直したか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ビル・クリントン - 停滞するアメリカをいかに建て直したか (中公新書) 作者: 西川賢出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2016/07/20メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る Kindle版もあります。 ビル・クリントン - 停滞するアメリカをいかに建て直したか (中公新書) 作者: 西川賢出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2016/07/20メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る 内容紹介 1993年、45歳の若さで戦後生まれ初のアメリカ大統領に就任したビル・クリントン。 2期8年の任期中、民主党政権ながら福祉関連の切り捨てを厭わず中道主義を追求。 財政と貿易の「双子の赤字」を解決し好況に導く。 また国際紛争解決に積極的に関与し、冷戦後の新たな国家関係を模索、米国を繁栄に導いた。 書は、カネとセックスをめぐるスキャンダルに次々と

    【読書感想】ビル・クリントン - 停滞するアメリカをいかに建て直したか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】「右翼」の戦後史 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    「右翼」の戦後史 (講談社現代新書) 作者: 安田浩一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2018/07/19メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る Kindle版もあります。 「右翼」の戦後史 (講談社現代新書) 作者: 安田浩一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2018/07/18メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容紹介 戦前右翼、反米から親米への転換、政治や暴力組織との融合、新右翼、宗教右派、そしてネット右翼・・・。戦後右翼の変遷をたどる。 僕はこののタイトルと著者が安田浩一さんというのをみて、「左翼側からみた、右翼批判」なんだろうな、と思い込んでいたのです。 僕にとっての安田さんのイメージは、『ネットと愛国』『ネット私刑(リンチ)』など、「ネット右翼や在日差別と闘っている人」だったので。 fujipon.hatenadiary.com でも

  • 『戦後政治を終わらせる、永続敗戦のその先』 白井聡著  戦前の国体の現在への継続性について - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    客観評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★★4つ) 先日ラジオを聞いたら、めちゃくちゃ面白かったので、『永続敗戦論――戦後日の核心』が読みたかったのだけれども、kindleがなかったので泣く泣く、これを。読了。新書だと、2日かからないな。 やはり過去の分析が、当に秀逸。分かりやすい。 僕は、特に、ずっと敗戦直前の日の指導者たちが「国体」について延々議論するんだけれども、この中身がさっぱりわからなかった。うーん、うーんと、この20年唸っていたんだけど、この定義はやはりあいまいだが、これが、見事に1945年後もそのまま継続していることに、日社会の問題点があるという指摘は、おお!と唸るものがあった。連続性を考えると、戦後の政治が、すっきり整理されるからだ。GS的なるもの(GHQ民生局)とG2的なるもの(参謀第二部)の対立がそのまま継続しているという指摘も、戦後さえ維持を、きれいに整理でき

    『戦後政治を終わらせる、永続敗戦のその先』 白井聡著  戦前の国体の現在への継続性について - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
  • 【読書感想】悪と全体主義 ハンナ・アーレントから考える ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える (NHK出版新書 549) 作者: 仲正昌樹出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2018/04/06メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る Kindle版もあります。 悪と全体主義 ハンナ・アーレントから考える (NHK出版新書) 作者: 仲正昌樹出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2018/04/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容紹介 「安心したい」──その欲望がワナになる 世界を席巻する排外主義的思潮や強権的政治手法といかに向き合うべきか? ナチスによるユダヤ人大量虐殺の問題に取り組んだハンナ・アーレントの著作がヒントになる。トランプ政権下でベストセラーになった『全体主義の起原』、アーレント批判を巻き起こした問題の書『エルサレムのアイヒマン』を読み、疑似宗教的世界観に呑み込まれない思考法を解

    【読書感想】悪と全体主義 ハンナ・アーレントから考える ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱 (光文社新書) 作者: ブレイディみかこ出版社/メーカー: 光文社発売日: 2017/10/17メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る Kindle版もあります。 労働者階級の反乱?地べたから見た英国EU離脱? (光文社新書) 作者: ブレイディみかこ出版社/メーカー: 光文社発売日: 2017/10/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容紹介 2016年の英国EU離脱派の勝利。海外では「下層に広がる排外主義の現れ」とされたが、英国国内では「1945年以来のピープル(労働者階級)の革命」との声も多かった。世界で最初に産業革命、労働運動が起きたイギリスでは労働者こそが民主主義を守ってきた。ブレグジットは、グローバル主義と緊縮財政でアウトサイダーにされた彼らが投じた怒りの礫だったのだ――。英国在住の注目の著者

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  • 【読書感想】佐藤優の集中講義 民族問題 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    佐藤優の集中講義 民族問題 (文春新書) 作者: 佐藤優出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/10/20メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る Kindle版もあります。 佐藤優の集中講義 民族問題 (文春新書) 作者: 佐藤優出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/10/20メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 今も世界のあちこちで民族問題の炎が噴出し続けている! テロの国際的拡散、移民・難民の増大、労働者間の国際競争、スコットランド。カタルーニャなど地域による独立論争、トランプ後のアメリカで台頭する白人至上主義、中東からの入国規制――。“民族オンチ”の日人だからこそ知っておくべき、民族問題の現実と基礎理論をまとめた一冊。民族問題を理解するための推薦図書も提示。 これは、佐藤優さんが同志社大学東京サテライト・キャン

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  • 【読書感想】なぜ、世界は“右傾化”するのか? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    なぜ、世界は“右傾化"するのか? (ポプラ新書) 作者: 池上彰,増田ユリヤ出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2017/06/08メディア: 新書この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 なぜ、世界は“右傾化”するのか? (ポプラ新書) 作者: 池上彰,増田ユリヤ出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2017/09/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容紹介 あり得ないことだらけ! ニュースのプロは世界をどう見ているのか? 世界に「昔はよかった」という流れが生まれている一方で、くい止めようとする力も働いている。 イギリスのEU離脱やトランプ政権の混乱が続く中、仏大統領選では極右政党の代表が選ばれなかった。 先が読めない時代を私たちはどのように見ていけばよいのか。 現場取材をしながら独自の視点でニュースを解説する池上彰と増田ユリヤが、複雑化する世界を

    【読書感想】なぜ、世界は“右傾化”するのか? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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  • 【読書感想】ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊 作者: 塩野七生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/01/27メディア: 単行この商品を含むブログを見る 内容紹介 アテネに栄光をもたらした民主政の最大の敵は〝ポピュリズム〟だった―― 国内の力を結集することで大国ペルシアを打破した民主政アテネ。不世出の指導者ペリクレスの手腕により、エーゲ海の盟主として君臨し、その栄光は絶頂をむかえた。しかし、デマゴーグが煽動するポピュリズムが台頭すると、アテネはスパルタとの不毛きわまる泥沼の戦争へと突き進んでしまうのだった――。なぜ、かつてできたことができなくなってしまうのか。なぜ、輝かしい栄光はまたたくまに霧散してしまったのか。民主主義の質をえぐりだす歴史大作。 fujipon.hatenadiary.com この巻のサブタイトル「民主制の成熟と崩壊」というのをみて、なんてタイムリーなんだろう、と

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  • 『トランプがはじめた21世紀の南北戦争: アメリカ大統領選2016』 渡辺 由佳里著  2016年のアメリカ大統領選の導入の教科書ともいえる読みやすさ - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 2016年のアメリカ大統領選のCAKESの連載記事『アメリカ大統領選、やじうま観戦記!』をずって追っていたので、このを読みなおして、再度、大統領選を追体験した感じがして、非常に良かった。またこのは、歴史の経緯、大統領選の仕組み、各候補者の特徴と支持者が網羅されていて、しかもとても平易に書かれているのでアメリカ大統領選挙の導入として、とてもおすすめです。 アメリカ大統領選、やじうま観戦記! https://cakes.mu/series/3628 1年以上も長く継続的にその人のFacebookや記事を追うと、その人の思考の癖がわかるようになるもので、著者の渡辺由佳里さんは、明らかにリベラルな人で、民主党支持で、それも中道路線支持、そして女性としてのヒラリーさんにシンパシーを感じているのですが、はっきりとそういう好み、自分の思想がある

    『トランプがはじめた21世紀の南北戦争: アメリカ大統領選2016』 渡辺 由佳里著  2016年のアメリカ大統領選の導入の教科書ともいえる読みやすさ - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
  • 【読書感想】大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    大国の掟―「歴史×地理」で解きほぐす (NHK出版新書 502) 作者: 佐藤優出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/11/08メディア: 新書この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす (NHK出版新書) 作者: 佐藤優出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/11/10メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 大統領選後のアメリカはどうなるか?イギリス離脱後のEUのゆくえは?プーチンのユーラシア主義の質とは?英米からロシア、中東から中国まで。新旧政治家の比較考察から、各国に特有の論理を読み解く歴史的アプローチ。地理をふまえて各国の戦略に迫るアプローチ。双方の合わせ技で国際情勢の質を一気に把握する。「分析家・佐藤優」の集大成! 佐藤優さんが語る「大国を動かす掟」。

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  • 【読書感想】トランプ大統領の衝撃 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    トランプ大統領の衝撃 (幻冬舎新書) 作者: 冷泉彰彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2016/11/24メディア: 新書この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 トランプ大統領の衝撃 (幻冬舎新書) 作者: 冷泉彰彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2016/11/23メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容紹介 在米ジャーナリストが選挙後の最新情勢をもとに分析。 トランプ論の決定版! ドナルド・トランプが第45代アメリカ大統領に就任する。 ヒラリー・クリントンとの「史上最低の泥仕合」によって 国民が大きく分断されたアメリカ社会を、 「偉大なアメリカ」に再生できるのか? 屈指のアメリカ・ウォッチャーが、新政権のリスクとチャンスを見極め、 日の取るべき道を示す。 おお、こんなに早く「トランプ大統領」が出るのか、以前から「トランプネタ」が書かれていた

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  • 【読書感想】新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    新・リーダー論大格差時代のインテリジェンス (文春新書) 作者: 池上彰,佐藤優出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/10/20メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る Kindle版もあります。 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス (文春新書) 作者: 池上彰,佐藤優出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/10/21メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 累計50万部突破、『新・戦争論』『大世界史』に続くシリーズ第3弾!新自由主義と格差の拡大、トランプ現象と英国EU離脱をもたらしたポピュリズム…歴史の転換期を迎える今、必要なリーダーとは? 池上彰さんと佐藤優さんの対談。シリーズ第3弾です。 今回のテーマは「リーダー論」。 11月8日にアメリカ大統領選挙が行なわれるということもあり、「いま、世界

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  • 【読書感想】丸山眞男と田中角栄 「戦後民主主義」の逆襲 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    丸山眞男と田中角栄 「戦後民主主義」の逆襲 (集英社新書) 作者: 佐高信,早野透出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/07/17メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る Kindle版もあります。 丸山眞男と田中角栄 「戦後民主主義」の逆襲 (集英社新書) 作者: 佐高信,早野透出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/01/22メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 軍国ファシズムを告発した戦後民主主義の思想的支柱・丸山眞男と、憲法改正には目もくれず民衆の生活向上に邁進した“コンピューター付きブルドーザー”田中角栄。辺境の少数者や、共同体のはぐれ者まで含めた、庶民が担うデモクラシーこそ政治の根幹であるとし、戦争体験とその悔恨を原点に、戦後日を実践・体現した二人の足跡を振り返る。右傾化への道を暴走する安倍政権

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  • 【読書感想】ヒトラーとナチ・ドイツ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書) 作者: 石田勇治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/06/18メディア: 新書この商品を含むブログ (17件) を見る Kindle版もあります。 ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書) 作者: 石田勇治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/06/26メディア: Kindle版この商品を含むブログ (7件) を見る 内容紹介 「人類の歴史における闇」ともいえる、ヒトラー政権時代。 その数々の疑問に、最新研究をふまえ、答える。 当時の歴史やその背景を知るための入門書であり、決定版の書。 ・ヒトラーはいかにして国民を惹きつけ、独裁者に上りつめたのか? ・なぜ、文明国ドイツで、いつのまにか憲法は効力をなくし、議会制民主主義は葬り去られ、基的人権も失われたのか? ・ドイツ社会の「ナチ化」とは何だったのか? ・当時の普通の人びとはど

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  • 【読書感想】中曽根康弘 - 「大統領的首相」の軌跡 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    中曽根康弘 - 「大統領的首相」の軌跡 (中公新書) 作者: 服部龍二出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2015/12/18メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る Kindle版もあります。 メディア: この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 自主憲法制定を訴えるタカ派、主張を変える「風見鶏」、首相就任時も、田中角栄の影響下「田中曽根内閣」と批判された中曽根康弘。だが「戦後政治の総決算」を掲げた中曽根は、「大統領的」手法によって国鉄などの民営化を推進、レーガン米大統領や中韓と蜜月関係を築き、サミットを通じて、日の国際的地位を大きく上昇させる。書は中曽根の半生を辿り、日が敗戦から1980年代、戦後の頂点へと向かう軌跡を追う。 中曽根康弘元総理は現在も存命で、戦後政治の「ご意見番」として活躍されています。 中曽根さんは1918年(大正7

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  • 「ビスマルク ドイツ帝国を築いた政治外交術」飯田 洋介 著

    ビスマルクというと最近はすっかり第二次大戦中のドイツ海軍の戦艦、しかも美女ということになっているが、元々は鉄血宰相として知られた十九世紀プロイセンの政治家、ドイツ帝国建国の立役者で、芸術的な外交手腕で欧州にビスマルク体制として知られる勢力均衡を生み出したオットー・フォン・ビスマルク(1815~98)のことだ。彼の存在感は絶大で、日の明治維新の元勲たちもこぞって彼に憧れ、彼を範として近代国家建設に邁進した。 ビスマルクは確かにすごかった。十九世紀欧州政治に冠絶した存在であった。しかし、その手腕や影響力は実際どんなものだったのだろうか。ビスマルクの評価についてはその死後から、国民的英雄として神話化するものから後のヒトラーに繋がるナチズム的支配体制を築いたと断罪するものまで紆余曲折、激しい論争を経て、実証的なビスマルク像が形成されてきたのだそうだ。書は、近年の研究成果を踏まえて、等身大の政治

    「ビスマルク ドイツ帝国を築いた政治外交術」飯田 洋介 著
  • 【読書感想】民主主義ってなんだ? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    民主主義ってなんだ? 作者: 高橋源一郎,SEALDs出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/09/18メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (22件) を見る Kindle版もあります。 民主主義ってなんだ? 作者: 高橋源一郎,SEALDs出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/09/18メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 国会前デモで話題の学生団体SEALDsが、 単行、初登場。 特定秘密保護法の施行、 集団的自衛権の行使容認、 そして安全保障関連法案の強行採決…… 安倍政権の暴走に対して若者が立ち上がった。 この国の未来をあきらめないために。 『ぼくらの民主主義なんだぜ』がベストセラーとなっている作家・高橋源一郎と、 安保関連法案に反対する国会前抗議を毎週金曜日に主催し、 テレビ、新聞、雑誌他あらゆ

    【読書感想】民主主義ってなんだ? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 「幕末外交と開国」加藤 祐三 著

    黒船来航から日米和親条約に至るプロセスを「(1)無能な幕府が(2)強大なアメリカの軍事的圧力に屈し、(3)極端な不平等条約を結んだ」(P257)と理解する見方が強まったのは明治十年以降だという。明治政府は一連の条約改正を政治課題に掲げて前政権である幕府の無能無策を強く主張するキャンペーンを張り、これが通説として長く信じられるようになった。しかし、史料を丹念に追うと、このような幕府無能説、軍事的圧力説、日米和親条約の不平等条約説はどうにも当てはまらない。では黒船来航はどのような過程をたどったのかをコンパクトかつ丁寧に解説したのが書である。 まず、黒船来航は幕府にとって青天の霹靂、であったとはとても言えない。前々から幕府は周到な準備を行っていた。まず、前提としてアヘン戦争を契機に海軍をもたないことから諸外国より劣勢にあるという認識の下で、外国船に対し強硬に武力で追い払うとしていた文政令(18

    「幕末外交と開国」加藤 祐三 著
  • 【読書感想】ぼくらの民主主義なんだぜ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書) 作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2015/05/13メディア: 新書この商品を含むブログ (96件) を見る Kindle版もあります。 ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書) 作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2015/05/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る 内容紹介 日人に民主主義はムリなのか? 絶望しないための48か条。 「論壇時評」はくしくも3月11日の東日大震災直後からはじまり、震災と原発はこの国の民主主義に潜んでいる重大な欠陥を炙り出した。若者の就活、ヘイトスピーチ、特定秘密保護法、従軍慰安婦、表現の自由……さまざまな問題を取り上げながら、課題の解決に必要な柔らかい思考の根がとらえる、みんなで作る「ぼくらの民主主義」のためのエッセイ48。 大きな

    【読書感想】ぼくらの民主主義なんだぜ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言