以下では常用漢字、及び人名用漢字において一般的に知られる人名訓について、字意の解説と類例を挙げる。一般的な訓読については言及していない(まこと→誠など)。 あかり・あかる 例(明・灯・照など) あがり・あがる・あぐ・あぐる 例(上・掲・揚など) あき・あきら 「明るいもの」「かがやくもの」という意味を持つ字が宛てられ、字義・字訓にならい「あきらか」とするものもある。また、「菊」などの様に比喩的な存在・形容の字に対しても宛てられていることがある。 なお、「秋」の様に人名訓のリストに「あきら」とありながら、字義的では全く無関係であることから人名に用いた事例が現状ではほぼ皆無という状況にあるものも存在する。 例(明・昭・彰・晶・章・輝・菊・暁・晃など) また、これとは別に「朗」は字訓「ほがらか」(「あきらか」の転用)から固有の人名訓「ほがら」が公式なものとして宛てられている。 あつ・あたる・あて