東京都の小池百合子知事は、2月3日に行われた記者会見で、公募展「トーキョーワンダーウォール」の終了と、「トーキョーワンダーサイト」の方針転換を打ち出した。 「トーキョーワンダーウォール」は若手アーティスト育成のため、石原慎太郎元都知事が2000年に創設した現代美術の公募展で、過去10年間で約1万人の応募者を集めている。小池知事はこの「トーキョーワンダーウォール」に関して、「最近は民間団体の公募事業が増えており、一定の役割を果たした」とし、今年度で終了する方針を明らかにした。しかしながら、若手アーティスト支援策は継続的に行っていくとしており、2018年度をめどに、新たな現代美術の賞を創設する考えを明らかにした。 また都が、若手アーティストの発掘支援やアーティスト・イン・レジデンス、作品展示などを行う拠点として、都内3か所(渋谷区渋谷、文京区本郷、墨田区立川)に 構えている 「トーキョーワン