米Yahooは、ハッカーによって不正にアクセスされたユーザーのアカウントが、過去2年間で3200万件に達することを明らかにした。ハッカーらは、パスワードなしで偽造クッキーを使ってログインしていたという。 米国時間3月1日、Yahooは米証券取引委員会(SEC)に提出した資料のなかで、今回のハッカーが、2014年の漏えい事件に関与したとみられる「国家の支援を受けた者」とつながりがある可能性が高いと報告した。この事件では、約5億名のユーザーの情報が盗まれていた。 「調査の結果により、われわれは第三者が不正にYahooの非公開のコードにアクセスし、特定のクッキーを偽造する方法を学習したと考えている」と、YahooはSECへの提出資料で説明している。また、アカウントのさらなる悪用を防ぐため、この偽造クッキーを無効にしたと伝えている。 Yahooは偽造クッキーの存在を2016年12月の段階で明らかに