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ブックマーク / bunshun.jp (60)

  • 「最も著名なアーティスト」だけどそれは日本限定…画家でありサーファーでもあるラッセンが生きる“二つの世界” | 文春オンライン

    『評伝クリスチャン・ラッセン 日に愛された画家』(原田裕規 著)中央公論新社 最も著名なアーティストはおそらくラッセンだろう。だけどそれは日限定のことだ。こんな奇妙な立ち位置にいるのはラッセンを除いて他にいない。実際、彼は1997年からの6年間だけで日全国の約150都市で原画展を開催し約15万人を動員した。ラッセンの名前ときらめく海を駆けるイルカたちを描いた象徴的な画面はどんな現代美術家よりもひろく知られており、お笑いのネタにすらなっている。 しかし批評や言説を好む美術業界があるにもかかわらず彼の活動の文脈づけはなされなかった。そんなラッセンにまつわる言葉の欠如を一気に埋めるかのように『評伝クリスチャン・ラッセン 日に愛された画家』は書かれている。彼の生い立ちから絵画制作のあり方、イルカやクジラの歴史的位置付け、そして同世代のアーティストや批評家たちの冷ややかな目線までを克明に描き

    「最も著名なアーティスト」だけどそれは日本限定…画家でありサーファーでもあるラッセンが生きる“二つの世界” | 文春オンライン
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    slm 2024/02/18
  • “ジャニーズ批判したらクビ”山下達郎事務所の言い分 | 週刊文春 電子版

    〈契約が中途で終了になりました。私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。(中略)山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です〉 7月1日、こうツイートしたのが音楽プロデューサーの松尾潔氏(55)だ。 多くの名曲を手掛けてきた松尾氏(SNSより) CHEMISTRYや平井堅らをプロデュースした松尾氏。2008年に手掛けたEXILEの『Ti Amo』は、日レコード大賞を受賞している。同年、山下達郎に誘われ、スマイルカンパニー(以下、スマイル)と業務提携を結んだ。

    “ジャニーズ批判したらクビ”山下達郎事務所の言い分 | 週刊文春 電子版
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    slm 2023/07/05
  • 情報弱者の貧困層をバカにする人、搾取する人 | 文春オンライン

    先日Twitterを見ていると、タイムラインに「お金に余裕がなくて困っているシングルマザーが、収入をアップするためにプログラミングのスクールに通おうとしたが、200万円の学費がすぐに用意できず、早くお金を貯めるために仮想通貨投資している」という話が流れてきました。 そのツイートのリプライ欄にはたくさんのコメントが付いていたのですが、驚いたのは、そのシングルマザーに対して「頭が悪い」「常識がない」「自己責任だ」などと批判する人が非常に多かったこと。確かにその部分だけ切り取ってみると、彼らの言うことは一見すると間違っていないように思えるかもしれませんが、当にそうなのでしょうか。 多重債務者ほど株式投資FXなどに手を出す これは、「情報弱者の貧困層がうまい儲け話に飛びついた。自業自得だ」なんて、そんな単純な話ではないのです。 実は、私も以前は似たようなケースを目の当たりにしたとき、「彼らが

    情報弱者の貧困層をバカにする人、搾取する人 | 文春オンライン
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    slm 2022/11/17
  • 「キモくて金のないおっさん」を救うために、本当の正義の話をしよう | 文春オンライン

    正義というものが、いまの日ではとても厄介になってしまっている。 以前、大手海外通信社の記者が「私達記者は正義。がんばる」とツイートして話題になったことがあった。 私達記者は正義。がんばる。 — Yuri Kageyama (@yurikageyama) 2016年2月22日 この記者の言う「正義」(私はこの日的な正義は来の正義と違うと思うので、区別するためカギカッコつきにしておく)は、善悪の善や正しさのようなものを意味しているのだろう。儒教でいう義(正しいこと)から転じた言葉なのではないだろうか。でもここで何が正しくて何が正しくないかという基準は、いったい誰に決めることができるのだろうか?

    「キモくて金のないおっさん」を救うために、本当の正義の話をしよう | 文春オンライン
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    slm 2022/11/17
  • 「貧困をバネに成功した」事例をロールモデルにしないために | 文春オンライン

    ジャーナリストの佐々木俊尚さんとライターの吉川ばんびさんは、ともに貧困家庭に育った。佐々木さんは高校時代に借金の連帯保証人になった親が夜逃げ。吉川さんは兄の家庭内暴力に苦しみ、母親は毎日のように「死にたい、死にたい」と言っている機能不全家庭だったという。 〈「キモくて金のないおっさん」と「見えない弱者」の話をしよう〉より続く ◆◆◆ 佐々木俊尚 僕の場合は大学に行ったあと新聞社に正規雇用で入れたから、それで救われたところはあるかもしれないですね。 吉川ばんび そこのハードルがすごく高く感じる人もいて、負のループに入る人もたくさんいると思うんですけど、そこで「いやいや、貧困は怠慢でしょ? あなたがちゃんと働けば儲かるのに、どうしてやらないの?」って言われるんです。私は実家から逃げて一人暮らしをしていたんですけど、それでも精神は良くならなくて、眠れないし、朝、電車に乗ると吐き気がして、お腹が痛

    「貧困をバネに成功した」事例をロールモデルにしないために | 文春オンライン
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    slm 2022/11/16
  • 「私は樺太で生を受け、今年で52歳になる無所属廃人ですが…」芸人・鳥肌実が語る「過激すぎる右翼芸」誕生秘話 | 文春オンライン

    ――毒炎会(講演会)で全国を回られてお忙しいなか、日は誠にありがとうございます。 鳥肌実(以下、鳥肌) このような機会を設けて頂き感謝しております。日は宜しくお頼み申します。 (ルノアールのメニューを眺めて)水出しアイスコーヒーをお願い致します。 ――かしこまりました。では、インタビューを始めさせていただきます。 鳥肌 その前に、ひとつ訊ねたいことがあるんですが、よろしいですか? ――なんでしょう。 鳥肌 水出しアイスコーヒーというのは? 通常のアイスコーヒーとは何がどう違うんですか?(とメニューの該当ページを見せる) ――コーヒーの粉にお湯を注いで淹れるのがドリップで、ポピュラーな淹れ方になります。水で抽出する方法が水出しで、専用器具に入れたコーヒーの粉に水を注ぎ、ゆっくり時間を掛けてポタポタと落ちてくるものを溜めていきます。口当たりに関しては、ドリップに比べると柔らかく感じられるの

    「私は樺太で生を受け、今年で52歳になる無所属廃人ですが…」芸人・鳥肌実が語る「過激すぎる右翼芸」誕生秘話 | 文春オンライン
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    slm 2022/09/11
  • 止まらない血、中学3年生の余命宣告…『涼宮ハルヒ』『ひだまりスケッチ』『コードギアス』声優・後藤邑子と“人気絶頂で姿を消した背景” | 文春オンライン

    ◆◆◆ 最初のきっかけは「中学3年生の夏、止まらなかった鼻血」 ――「全身性エリテマトーデス」とはどのような病気でしょうか? 後藤邑子さん(以下、後藤) 自己免疫疾患のひとつです。来、免疫というのは外から入ってきたウイルスなどの外敵と戦うものですが、それが自分の体の細胞を攻撃してしまう病気です。 血液だったり、臓器だったり、あるいは皮膚だったりと、どこを攻撃するのかわからないので、「全身性」といいます。原因は、まだハッキリとは突き止められていないようです。 ――病気が発覚したのはいつでしたか? 後藤 2012年に倒れて入院し、そのときに検査してわかりました。 もともと私は別の自己免疫疾患、特発性血小板減少性紫斑病(血小板に対する「自己抗体」がつくられることで、血小板が破壊され、出血の危険が高まる病気。国が指定する難病の対象)というのを長く患っていたので、その症状がひどくなったのかと思って

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    slm 2022/08/28
  • 東証プライム上場 IT企業「システナ」会長の“パパ活”記事削除仮処分の申立てを東京地裁が却下 | 文春オンライン

    A子さんの生活費に加え、カードの支払い分も振り込んでいた 「スクープ速報」記事は、〈東証プライム上場 IT企業「システナ」逸見愛親会長66歳の“パパ活”写真 29歳ネイルサロン経営者と……〉と題し、既婚者である逸見会長とネイルサロンを経営するA子さんの不貞関係を報じている。 「生活費に加え、ブランド品が好きなA子さんのカードの支払い分も振り込んでいます。二人は月数回の逢瀬を繰り返し、もう2年以上の付き合いになるそうです」というシステナ関係者の証言とともに、小誌が確認した逸見会長とA子さんの下記のLINEのやり取りを掲載。 〈はい、420万、日振り込みますね(^_^;)〉 〈いま振り込(ママ)ました!〉 〈逸見は愛してる〉 ペアルックで歩く逸見氏とA子さん ©文藝春秋 記事の削除を要求 プライバシー権の侵害を主張 また6月3日、逸見会長が自身の個人会社が所有する東京都中央区のタワーマンショ

    東証プライム上場 IT企業「システナ」会長の“パパ活”記事削除仮処分の申立てを東京地裁が却下 | 文春オンライン
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    slm 2022/08/25
  • 「良い子にはしないぞ、と決めて描いていました」『まじめな会社員』35歳になった主人公の“社会に対する唯一の抵抗”とは | 文春オンライン

    東京で働く30歳の契約社員、菊池あみ子。特別美人でもなく、特技があるわけでもない彼女の日常は、普通で、ありふれている。それなのに、彼女が主人公の漫画『まじめな会社員』をめくる手が止められないのは、些細な出来事が起こるたびに、あみ子が自分の願望や悲しみ、諦観を恐ろしい程の精度で言語化していくから。共感しながらも、冷や汗が出るような心地になる人も多いだろう。作はまさに、令和に生きる女性たちのための物語だ。 著者の冬野梅子さんは、初めて投稿した作品で「清野とおるエッセイ漫画大賞」期待賞を受賞。その後モーニング月例賞の奨励賞受賞を経て、コミックDAYSで『まじめな会社員』の連載を開始した。連載は今年5月に完結を迎え、現在は単行全4巻が発売中だ。 冬野梅子さん 「読み切りで描いた『普通の人でいいのに!』に反響があったので、連載では、それと地続きの世界線で、もうちょっと共感してもらえるような主人公

    「良い子にはしないぞ、と決めて描いていました」『まじめな会社員』35歳になった主人公の“社会に対する唯一の抵抗”とは | 文春オンライン
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    slm 2022/07/16
  • 《顔出し告発》「ファンと連絡を取ったら200万円以上の損害賠償」16歳新人アイドルが涙のSOS ライブアイドル大手事務所の“ブラック誓約書”とは | 文春オンライン

    ライブアイドル業界の最大手事務所として知られ、全国主要都市に支部を展開する「FreeK-Laboratory(フリークラボラトリー、以下フリーク)」。その社長をつとめる小口馨氏が、自社の未成年アイドルに対して、一方的な契約書・誓約書にサインをさせたうえで100万円を超える金銭を請求していたことが文春オンラインの取材でわかった。 「アイドルが事務所を辞めようと思っても、契約を解消することができないんです。足を骨折したり高熱が出てもイベントに出演させられ、父親の1周忌にもまともに参加できませんでした。高額な賠償金を払うまで辞められないと言われ、今も飼い殺しの状態です。早く自由になりたいです……」

    《顔出し告発》「ファンと連絡を取ったら200万円以上の損害賠償」16歳新人アイドルが涙のSOS ライブアイドル大手事務所の“ブラック誓約書”とは | 文春オンライン
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    slm 2022/06/26
    未成年が仕事するにあたって法律上の保護者の意思確認が入らないところは大体黒い。契約の段取りとか作例は業界としてオープンにすべきじゃないのかな?
  • 「女性がひとりで楽しく暮らすというと…」“アコムお姉さん”小野真弓(41)の“自称・木更津の動物ババア”生活 | 文春オンライン

    ――2019年に東京を離れ、木更津にお引越しされたそうですね。 小野真弓さん(以降、小野) 今日も木更津から運転してきました。都内まで車で1時間くらいですかね。いつも早めに家を出るので、今日は文春さんの近くに路駐して時間を潰してました。おかげで停めても大丈夫な場所を見つける嗅覚が発達してきてます(笑)。 ――木更津には地縁があったのでしょうか。 木更津で生活する小野さん(小野真弓さん提供) 小野 まったく知らない土地です。生まれは同じ千葉県ですが、木更津に知り合いもいませんでした。 田舎に引っ越したくて物件を探し始めたのですが、田舎暮しをしている知人は鎌倉などの湘南エリアが多かったので、私も最初はそのあたりで考えていたんです。でも、半年以上探してもピンとくるところが見つからない。それでなんとなく趣向を変えて木更津に行ってみたら、一瞬で「ここがいい!」と、ときめきました。

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    slm 2022/06/05
  • 「勝てるようにやっているとは思えない」専門家も戸惑うウクライナ侵攻…プーチンは“狂気の独裁者”になったのか | 文春オンライン

    ロシアウクライナへの全面侵攻を開始してから約1週間。刻々と変化する戦況や現地での痛ましい被害が伝えられるなか、未だに見えないのが「プーチン大統領の思惑」だ。プーチンは何を求め、どんなシナリオのもとでこの侵攻を行っているのか。 そこで、防衛省防衛研究所でロシアの安全保障について研究している山添博史氏(主任研究官)にインタビューを行った。全面侵攻が始まった2月24日、報道番組「news every.」(日テレビ系)に出演し、「ロシアの嘘を許してはならない」と強く語った山添氏は、現在の情勢をどう見ているのか――。(全2回の1回目/後編に続く) ※インタビューは3月1日夜に行いました ◆ ◆ ◆ ――ロシアウクライナに侵攻してから6日が経ちました。ロシアの安全保障を専門とされる山添さんにとっても、やはりこの事態は想定外のものだったのでしょうか。 山添 2月21日の夜にロシア連邦がウクライナ

    「勝てるようにやっているとは思えない」専門家も戸惑うウクライナ侵攻…プーチンは“狂気の独裁者”になったのか | 文春オンライン
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    slm 2022/03/02
  • 「プーチンは城に閉じ込められているようなものなんですよ」ロシアの未来と東アジア戦略《ついにウクライナ侵攻》 | 文春オンライン

    再三にわたる国際社会からの「ストップ」にもかかわらず、ついに起こってしまったこの事態。世界各国からロシアへの批判が巻き起こっているが、北方領土をはじめロシアと近接する日には、いま何が求められているのか。 軍事評論家で、東京大学先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠氏のインタビューを、ここに再公開する(初出:2019年11月24日 以下、年齢・肩書き等は公開時のまま)。 2019年7月にロシアによる領空侵犯の舞台となった竹島 ©共同通信社 〈あまりに特殊な18世紀並みの国家観をもつ大国、ロシア。2020年以降、ロシアはどこへ行くのか。小泉氏は展望を次のように語る。〉 ――日からすると、中国ロシアと囲んだトライアングルの関係がどうなるかを考えなければいけませんね。 中国ロシアは有事に協力し合う関係、例えば尖閣諸島をめぐる有事にロシアの太平洋艦隊が駆けつけてくるような関係ではない。けど

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    slm 2022/02/26
  • 「日本はどれぐらいですか?」「日本語上手ですね」…日本で生活する“外国人”が“善意の言葉”をかけられて感じる“複雑な気持ち”の正体 | 文春オンライン

    外国人や外国人のような見た目の人が流暢な日語を話した際に、そのすごさを称賛しようと「日語上手ですね」と言葉をかけることは決して珍しいことではないだろう。しかし、その言葉の裏には日語ネイティブとしての言語的な優位性が潜んでいるかもしれない。韓国出身・大阪府在住のラッパーMoment Joon氏は、自身のこれまでの経験をもとに指摘する。 ここでは、同氏の著書『日移民日記』(岩波書店)の一部を抜粋。これまでに何度もかけられた「日語上手ですね」という言葉に感じた“複雑な気持ち”の正体について紹介する。(全2回の1回目/後編を読む) ◆◆◆

    「日本はどれぐらいですか?」「日本語上手ですね」…日本で生活する“外国人”が“善意の言葉”をかけられて感じる“複雑な気持ち”の正体 | 文春オンライン
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    slm 2022/02/17
  • 「腕がズルッと抜けそうに痛い」「今日も一日痛いのかと思いながら目が覚める」ペンネームも作風も変えて“再出発”した漫画家が、指定難病と分かるまでの5年間 | 文春オンライン

    宝島社の「このマンガがすごい!2022」オンナ編で第8位にランクインした、『しあわせはべて寝て待て』(月刊『フォアミセス』で連載中)。難病にかかり、健康も仕事も、それまで通りにはいかなくなった38歳の独身女性が、薬膳とまわりの人々によって少しずつ元気をためていく物語です。作者の水凪トリさんは、以前は別名義で作品を描いていました。 なぜ絵柄も作風も変えて 、この作品を描くに至ったのか。また、ご自身も「治らない」と言われる難病と診断された水凪さんが、前を向けるようになるまでの葛藤や経緯を聞きました。(全2回の1回目。後編を読む) ◆◆◆ ペンネームも作風も変えて「再出発」したワケ ――宝島社の「このマンガがすごい!2022」オンナ編で第8位にランクインされ、『しあわせはべて寝て待て』の注目度が一気に上がりました。ご自身で何か変化など感じますか? 水凪トリ(以下、水凪) ありがとうございます

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    slm 2022/01/29
  • 「救急隊員の口からプーシキンの詩の引用を聞くこともある」生活の中に文学がある国・ロシアの人々を描く | 文春オンライン

    『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』(奈倉有里 著)イースト・プレス 「ロシアでは、生活の中に文学がある。文学とは直接かかわらない職業、たとえば救急隊員の人の口から、プーシキンの詩の引用を聞くこともあります。文学は自分の中にあって当然のもの、という空気があります」 奈倉有里さんは、日人として初めて、ロシア国立ゴーリキー文学大学を卒業した。全学年合わせても約250名という小規模大学だが、ロシアでは知らない人のいない特殊な大学だ。ロシア革命後、作家を人々の思想の根を作り上げる職業として重視したソ連政府によって創設されたのだ。 だが、奈倉さんが単身ロシアへ渡る前は、ロシアのことは文学作品を通じてしか知らなかったという。 「母が語学学習好きで、高校生の頃に自分も何か英語以外の言語をやりたいと思ったんです。その頃好きだった作家はゲーテとトルストイなのですが、ドイツ語は母の方ができる

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    slm 2021/12/02
  • 「本当は信じていないのに入信する人も…」川村元気が新興宗教を取材して驚いた“信仰の世界” | 文春オンライン

    『告白』『悪人』『モテキ』『君の名は。』など、数多くの映画を企画・プロデュースしてきた川村元気氏は、小説家としても読者の心を揺さぶる作品を世に送り出し続けている。そんな川村氏が2年半ぶりとなる長編小説『神曲』(新潮社)を刊行した。 『世界からが消えたなら』『億男』『四月になれば彼女は』『百花』に続く、5作目となる作のテーマは「宗教」だ。執筆に当たって、100人以上の宗教の信者・元信者へ取材を重ねたという川村氏。なぜ今、この物語を描こうと思ったのか。その真意と執筆の裏側について話を聞いた。(全2回の1回目。後編に続く) ――新作『神曲』で宗教をテーマに選んだ理由は何でしょうか? 川村 最近、目に見えないものに対する世の中の依存度が増していると感じるんです。宗教だけじゃなくて、占いとかパワースポット巡りとか……。インターネットを使えば一瞬で世界中のことがわかる時代になっているのに、逆に目に

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    slm 2021/11/28
  • マイノリティの“絶望”を語り直した先にあるのは…『説教したがる男たち』の著者による自伝的エッセイ集 | 文春オンライン

    『私のいない部屋』(レベッカ・ソルニット 著/東辻賢治郎 訳)左右社 夜道で人とすれ違うたび、いつも自分の死後を想像する。主にわずかな財産の分配先だ。パソコンはあの子へ、口座の預金はあの子へ……よく考えればおかしい。なぜたかだか暗がりにいるだけの他人に気で殺されるかもしれないと身構えねばならないのか? この日常を静かに支配する恐怖には根拠があり、決して「当たり前」の状況ではない。そう教えてくれたのはソルニットだった。 『私のいない部屋』は、ソルニットの自伝的エッセイ集として位置づけられているが、ソルニットの語る自己は常に社会の中にある。 「物書きや歴史家の仕事には意味がある。過去の物語が新たに書かれるとき、未来の物語もまた違ったものになるのだ」――ソルニットは書のなかでこのように語っている。われらは日々過去について言及し、その語りを未来の決定を左右するために参照するのだから、まさしく過

    マイノリティの“絶望”を語り直した先にあるのは…『説教したがる男たち』の著者による自伝的エッセイ集 | 文春オンライン
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    slm 2021/11/17
  • 牧島かれん新デジタル相もNTTから豪華接待を2回受けていた | 文春オンライン

    牧島かれん新デジタル担当相(44)が、NTTから2回にわたり、高額接待を受けていたことが「週刊文春」の取材でわかった。 デジタル庁を巡っては、平井卓也前デジタル担当相(63)や、ナンバー2の赤石浩一デジタル審議官がNTTから高額接待を受けていた問題が発覚。平井氏は閣僚給与1カ月分を自主返納し、赤石氏には減給10分の1(1カ月)の懲戒処分が下されている。

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    slm 2021/10/06
  • 《有名なアイドルです。希望10 セット15》指原プロデュース・佐竹のん乃(22)高級交際クラブで“パパ活”〈現場撮・証拠メール〉――2021上半期BEST5 | 文春オンライン

    2021年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。社会部門の第3位は、こちら!(初公開日 2021年3月9日)。 *  *  * 2021年2月25日18時頃、都内の高級ホテル「X」のロビーに若い女性が現れた。ニットのワンピースに白いブルゾンというカジュアルな装いは、高級ホテルの落ち着いた空間で一際目立つ。帽子を目深に被りマスクをしているが、モデルのようなスラリとしたスタイルが醸し出す“芸能人オーラ”は周囲の目を引いていた。

    《有名なアイドルです。希望10 セット15》指原プロデュース・佐竹のん乃(22)高級交際クラブで“パパ活”〈現場撮・証拠メール〉――2021上半期BEST5 | 文春オンライン
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    slm 2021/09/05