前回のエントリーで、いまのIT業界は、料理をほとんど作ったことのない人が味見もしないで書いたレシピに沿って料理をつくるようなもの、と書きました。 大手の仕事(下請)以外は、弊社の技術者はかなりアバウトな仕様(要望)で作り始めます。 新しいレシピの料理を味見しないで作れるなら、天才を超越した神か悪魔か、よほどの味音痴と考えているためで、お客様にも、都度、味見をお願いしながら進めたいと考えています。 ところが、一般的なIT業界の構造では、馬鹿げたことにユーザにレシピを見せてユーザがOKした時点で作り出すことが正しいとされています。 もちろん、レシピを見ただけで料理の味を完璧に想像できるそんな神のようなユーザが存在するわけもなく、この承認は仕様書の厚みであったり体裁であったり、で承認していると思われます。 当然、そんなユーザの承認を得たと言われる仕様書を見ても、何がしたいのか全く理解できな