博覧会国際事務局(BIE、本部パリ)のディミトリ・ケルケンツェス事務局長が25日までに産経新聞の書面インタビューに応じた。詳細は以下の通り。 ◇ 私はIRの建設工事がもたらしうる影響に対し、懸念を持っている。私はIRの(本体)工事が(万博開幕と同じ)2025年4月に始まることを今年6月に奈良で開催された国際会議の場で初めて聞かされた。 万博開催期間中、その会場に隣接した土地で工事が行われることは、万博の安定的な運営に深刻な問題を突きつけると考えている。その問題とは粉塵、騒音、景観への阻害、物流網の逼迫などだ。これらはすべて来場者に不快な経験をさせ、出展者らのパビリオン運営などを阻害しかねないだろう。 万博も、夢洲における民間資本による将来的な開発も、ともに重要な意義を持つ計画だろう。ただ、来年4月から10月の6カ月間に、何百万人もの人々が訪れる万博というものの国際的な意義をかんがみれば、こ