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ブックマーク / blog.tatsuru.com (12)

  • 人を見る目 - 内田樹の研究室

    山形浩生さんが少し前にノーベル賞について、「ノーベル賞受賞者数を政策目標に使うような発想は、ぼくはゆがんでいると思う」と書いている。 「それは自分では評価できませんという無能ぶりを告白しているに等しい。だからぼくは日に必要なのは、ノーベル賞受賞者そのものより、研究や業績を王立科学アカデミー並みの見識と主張をもって評価できる人や組織の育成じゃないかと思うのだ。日でも、何かノーベル賞に比肩するような世界的な賞を作ってみてはどうだろうか?(…) もちろん・・・おそらく無理だろう。日ではそんな賞はすべて地位と経歴と学閥内の力関係で決まり、下馬評は事前にだだ漏れとなり、受賞目当てのロビイングが横行し、結果としてだれも見向きもしないつまらない賞になりはてるだろう。それが日の問題なのだ。」(「論点」、毎日新聞、10月31日) 山形さんの言うとおりだと私も思う。 私たちの社会のたいへん深刻な問題の

    sota-k
    sota-k 2008/11/03
    あとで読む
  • リーダーシップは涵養できるか? - 内田樹の研究室

    ある新聞からの電話取材で「女子大の存在意義」について訊かれる。 東京でお茶の水女子大、奈良女子大、津田塾、東京女子大、日女子大の五大学の学長を集めて、女子大の存在意義についてのシンポジウムが先般あったそうで、それについてコメントを、ということである。 シンポジウムで学長さんたちはどういう結論になったんですかとお訊ねする。 女子大の存在意義は、「女子だけを集めると、男子に依存しない、リーダーシップのある女性を教育することができる」というのが合意点でした、と記者さんは言う。 伝聞であるから、これがそのままシンポジウムの結論だとは思わないが、そういう趣旨を含んでいたとすれば、ずいぶんと貧しい考え方だと言わねばならない。 当然ながら、私はそのようなロジックには同意することができない。 つねづね申し上げているように、私は「リーダーシップ」とか「エンパワーメント」とか「社会進出」とかいうことばで教育

    sota-k
    sota-k 2008/08/21
    仰るとおり。
  • 週末婚? - 内田樹の研究室

    ゼミのお題は「週末婚」。 「しゅうまつこん」と聴いて「終末婚」という文字を思い浮かべた人もいた(臨終間際に永遠の愛を誓い合う男女・・・シュールだ)。 週日はばらばらに暮らして、週末だけいっしょに過ごす。 自分らしいライフスタイルは仮に配偶者であっても邪魔されたくないという欲求が見出したソリューションである。 なるほど。 発表した学生によると、週末婚実践者たちのブログをチェックすると、GW明けは男女問わず「配偶者と長くいたので、疲れた」という愚痴が書かれていたそうである。 疲れる理由は「自分のペースで生活できない」。「家事負担が増える」などなど。 要するに配偶者が「自分の生活」に関与してくるのをどのように抑止するかにみなさん心を砕かれているわけである。 そうですか。 でも、それなら結婚しなけりゃいいじゃないですか、とゼミの学生たちが一様に言う。 そうだね。 まあ、先方にもいろいろご事情という

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    sota-k 2008/05/17
  • 麻布永坂茶事事始 - 内田樹の研究室

    日記の更新がままならない。 日記は朝起きて、朝ごはんをべる前にコーヒーを飲みながら書くか、朝ごはんをべ終わってからコーヒーを飲みながら書くことにしている。 だいたい毎日1時間から2時間をこの作業のために割く。 日記が更新されていないというのは、「朝ごはんの前後にコーヒーをのみながらディスプレイの前に座る」時間がないということである。 家にはいるのだが、ディスプレイの前にすわっている時間がないのか、その時刻に家にいないかのいずれかである。 そういう毎日が続いている。 家の中はかなり無秩序な状態になりつつある。 私はわりときれい好きなのであるが、夜遅くに家に戻ってからだと、掃除をしたり、アイロンかけをしたり、明日の朝ごはんの下ごしらえをしたりするような余力がないので、取り込んだ洗濯物がそのまま床に広がっているし、冷蔵庫の中ではゆっくり物が腐り始めている。 うう。 返信を求めるメールも毎日

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    sota-k 2008/03/27
    相変わらずいそがしそうだのお
  • 19回目の断筆宣言 - 内田樹の研究室

    12月は原稿締め切りが8、校正が2冊、講演が2つ、取材が4つ、舞台が1つ。そのあいだに週四日授業をやって、無数の会議があり、大学基準協会に提出する官僚的作文とそのチェックがあり、合気道、杖道、能楽のお稽古があり、宴会があり、甲南麻雀連盟の年間王者争奪戦があり、煤払いと年賀状300枚にネコマンガを描く年末行事も控えている。 そこに毎日のように新規の執筆依頼、講演依頼、出演依頼がある。 もちろんほとんどはお断りしているのであるが、どうしても断り切れない事情のものも散見(どころではない)される。 私が「このままでは死んでしまう」と思うのも当然であろう。 というわけで発作的に(「またかよ」)2007年度末までのすべての新規事業の停止をここに謹んで宣言することとした。 次の仕事は4月以降ということで、ひとつご勘弁を。 むろん、今でもものを書く時間がないわけではないし、講演したり、人と会ったりするく

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    sota-k 2007/12/13
    おもしろかった
  • 極楽スキーからの帰還 - 内田樹の研究室

    極楽スキーより生還。 1991年の3月に始まった大学の同僚とのスキー旅行も指折り数えて15回目(2002年、3年は膝痛のためお休み)。 膝が痛くて歩くのにも難渋していたときにはまさかふたたびスキーができる身体になるとは思っていなかったので、今こうして雪の上を滑走できる幸運を神と池上先生と三宅先生に感謝せねばならない。 3月6日の一日7会議(午前9時スタート、午後5時半終了)を終えて、ばたばたと荷造りをして、7日の朝大阪駅にてワルモノ先生、M杉先生、I田先生と合流。京都からU野先生が乗り込んでくる。 午前10時を過ぎたところで、ワルモノ先生がバッグからミネラルウォーターのボトルを取りだし、中身をアルミカップに注ぎ、それにミネラルウォーターを加えて飲んでいる。 「ミネラルウォーターのミネラルウォーター割り」とは奇怪な飲料である。 じっとみつめていると、ほんのり頬が上気して、微醺が風にのって漂っ

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    sota-k 2007/04/02
  • 内田樹の研究室 学習障害性ナショナリスト

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  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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  • 内田樹の研究室: アメリカの凋落

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    sota-k 2006/03/20
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    sota-k 2006/03/11
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    sota-k 2006/03/11
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    sota-k 2006/03/11
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