「eclectic」のちゃんとしたレビューへの要望を、いくつか頂いた。 自分としては、別項できちんとカタをつけたつもりだったのだが、どうやらごまかしきれなかったようだ。(当たり前だ。) 正直に言うが、とても、書きづらい…。 まず、歌詞が頭の中に残っていない。断片しか残っていない。「ジャコ・オノ」、「ウーゴコ・ウー」、「ア・アールー」、「カーガミ」とかそんなのだ。もう呪文のようだ。まず歌詞を把握しなくてはいけない。だが、あの読みにくい歌詞カードだ。非常に面倒である。 また、「eclectic」の背景となる情報を、僕は小沢健二と全く共有していない。過去の作品の頃、少なくとも僕は小沢健二と同じ時代の東京、あるいは東京近郊の風景を共有していた。しかし、「Eclectic」はニューヨークで書かれている。そんな所には行ったこともない。 さらに、今回は小沢健二のメディアへの露出が極めて少ない。だから、小